「興味深い場所」が入り口、通い始めるまでの長い期間
番組は、ネイルを単なる装飾ではなく、その人の考えや今の状況が正直に出る場所として捉えています。パーソナリティの舩木いつかさんは、広島でネイルサロンを運営しながら、指先を通した対話を重ねてきたと話します。
舩木さんによると、ネイルのデザインを決める時間は「最近どうですか、今どんな気分ですか」という話から始まることが多いといいます。
その会話の中で私がずっと感じているのが、やっぱり指先にその人が出るなということです。
第3回のゲストは、広島在住のやすこさん。いつかさんとの出会いは2017年12月にさかのぼります。
やすこさんは「9年も経った自覚があまりない」と話しつつ、その間ずっと楽しく通ってきたと振り返ります。
サロンを選んだきっかけについて、やすこさんは「興味深い場所だった」ことが一番の入り口だったと話します。よく買い物に来ていたレクトの中に、これまでにない見た目のサロンができたことにワクワクしていたといいます。
すごく、洗練されたイメージもあり、やっぱ興味深い場所っていうのが一番の印象で。
一方で、実際に予約するまでには時間がかかったといいます。「行ってみたいけどどうしよう」という期間が長く続いたと、やすこさんは振り返ります。
外に開けた空間、それでも感じた居心地の良さ
itsuka KIT DESIGNは外に開けた空間にあります。いつかさんは、座ったときに落ち着かないと感じる人もいるのではないかと気にかけていました。
けれど、やすこさんにとっては、むしろ居心地が良い場所だったといいます。買い物をする場所とはエリアが少し区切られているため、違和感なく過ごせていると話します。
なんか居心地がいいというか、ひらけてはいるんですけど、なんかリラックスできるというか。
そこから9年。やすこさんの子どもたちも大きく成長し、会うたびに驚くほどだといつかさんは話します。
好みは変わらない、色とマットで広がる新しい発見
いろいろなアートや色を楽しんでいるやすこさんは、デザインの決め方について「一番好きな色を入れたい」「テンションが上がるもの」を大切にしていると話します。
やすこさんによると、9年で歳は重ねたものの、好みは変わらないといいます。好きなものを分かってくれているため、相談しやすく、好きなようにやりやすいと話します。
最近はマットな質感が好みだといいます。やすこさんは、カラージェルのバリエーションの豊富さから、新しい発見が多いと話します。
自分の中で、こんなに似合う色あるんだっていう新しい発見が多くて。
マットにしたりツヤを出したり、いろいろなパターンを試すうちに「これもやってみようかな」と欲が出てくると、やすこさんは話します。1回に使う色数は決めていないものの、だいたい3色ほど入ることが多いそうです。
一度で終えるのがもったいない「おかわりネイル」
この日のやすこさんのネイルは、さくらんぼのデザイン。同じデザインをもう一度楽しむ「おかわりネイル」の2回目だといいます。
やすこさんによると、前回はピンクのさくらんぼだったのを、今回は赤に変えたそうです。さらに、赤にマグネットを入れる提案を受け、よりツヤ感が出るデザインになったといいます。
一回でなんか終えるのがもったいなくて、何回もリピートしてもらうネイルが結構あって。
やすこさんは、気に入ったデザインを「もう一回やりたい」という希望を叶えてもらえることに満足していると話します。以前にはチェック柄をマットで仕上げた、落ち着いたデザインもあり、それはサロンのサンプルにもなっていたそうです。
「10年後もさくらんぼをしているのか」という舩木さんの問いに、やすこさんは「おばあちゃんになってもしたい」と答えます。好みは変わらない感じがしていると話します。
写真に映り込ませたい、インスタと指先の楽しみ方
いつかさんは、自分自身のネイルの好みはかなり変わってきたと振り返ります。かつては指に穴を開けてキーホルダーのように飾るギャル風のネイルもしていたものの、今はシンプルになったといいます。それでも、たまにつけると嬉しいと話します。
やすこさんは、ネイルを見るのは仕事中のふとした瞬間や、ペンを持つときだといいます。さらに、インスタに写真を上げるときには、あえて自分の爪が映り込むように撮っているそうです。
あえて自分の爪が映り込むように写真撮ったりしてます。
そのため、左の親指はいつも可愛いデザインにしてもらうといいます。この日のさくらんぼも、左の親指に入っているそうです。
これは(左親指のさくらんぼは)もう絶対写真に映り込ませて可愛いぞっていう。
いつかさんも、アイスクリームなどを撮るときによく親指を映り込ませると共感します。素の爪と、色やアートがあるのとでは印象が全然違うと2人は話します。
やすこさんによると、投稿を見た人から「ネイル可愛いですね」とコメントをもらうこともあり、記録として残る楽しみもあるといいます。
施術中の会話がもたらす、気持ちが整う時間
いつかさんは、ネイルの楽しみ方は人それぞれだと感じつつ、どの楽しみ方でも元気が出る点は共通していると話します。
やすこさんは、ネイルをすること自体で気持ちが上がるだけでなく、施術中の会話にも価値があると話します。
その時にやっぱなんかこう、気持ちが整ったりとか、やっぱ癒されたりとか、なんか元気が出たりとか。
施術中は普段の愚痴を言うこともあれば、美味しいお店の情報で盛り上がることもあるといいます。やすこさんにとって、サロンは外に出るきっかけにもなっていると話します。
家族の反応、9年で「目が肥えた」男の子たち
やすこさんの子どもたちも、ネイルに反応してくれるといいます。「ママ今日も可愛いね」と言ってくれることが、とても嬉しいと話します。
言ってくれるんで、なんかすごい嬉しいです。
男の子ながらネイルに興味があるようで、マットな質感を「いいね」と評価してくれるそうです。やすこさんは、9年通ううちに子どもたちの「目が肥えてきた」と笑います。
目が肥えてきました。
さくらんぼのデザインについては、柄そのものよりも「どんな風にやるの」という技術面が気になるようだと、やすこさんは話します。いつかさんは、興味を持ってもらえるだけで嬉しいと応じます。
指先を眺めることが、次のヒントになるかもしれない
いつかさんは、爪や指先には人それぞれの楽しみ方があると、この回を振り返ります。
番組の締めくくりとして、いつかさんはネイルをしている人もしていない人も、立ち止まったときに自分の指先を眺めてみてほしいと呼びかけます。自分の指先を眺めてみると次へのヒントがあるかもしれませんと話します。
来週の日曜日にどこかの指先でお会いしましょう。
まとめ
歴9年のやすこさんとの対話からは、好みが変わらないことの心地よさと、指先ならではの楽しみ方が浮かび上がりました。おかわりネイルや写真への映り込み、施術中の会話まで、ネイルは日常に小さな元気をもたらす存在として語られています。
- やすこさんは「興味深い場所」という第一印象からitsuka KIT DESIGNに通い始め、9年が経った
- 好みは変わらず、気に入ったデザインを繰り返す「おかわりネイル」を楽しんでいる
- 左の親指を可愛くして、インスタの写真に映り込ませる楽しみ方をしている
- 施術中の会話が、気持ちが整い元気が出る時間になっている
- 「指先は年を取らない」という言葉に、変わらず楽しめるネイルの魅力が表れている







