出会った当初の続き、2018年の話へ
この回は、いつかさんとさおりさんが以前話した「出会った当初」の続きとして、2018年頃を振り返るところから始まります。2回にわたって話していく前半にあたります。
皆さんこんにちは。itsuka KIT DESIGNのさおりです。今日もよろしくお願い致します。
2018年について、さおりさんは「必死にやっていた」という記憶を語ります。当時は今よりも2人で話す時間があった、とも振り返ります。
2018年はもうとにかく必死に必死にやっていたっていう感じの記憶。目の前のことを、いつかさんと時間があれば何かできないかなってずっと話しとったような。
今なかなか一緒にお店おってもそんなに話す時間がなく、昨日もそんな感じだったし。その時は話す時間があったんだなっていうのを最近感じる。
今は仕事の幅が広がり、それぞれが自分で考える形になったといいます。当時はアナログで、一言報告の日記のようなものをずっと書いていたとのことです。
その頃はほんとアナログで、一言報告日記みたいなのもずっと書いてたし、それ今見ると結構面白いよね。
全部手書きだった予約管理を振り返る
当時は予約表もすべて手書きで、ネット予約も使わず電話で対応していました。その頃から通い続けているお客様も多く、ありがたいと2人は話します。
あれも今振り返ってみると、その時から来てくださってるお客様もたくさんいて、毎回ありがたいなって思うよね。
2017年から2018年ごろまではアナログで続けてきて、そこからネット予約のシステムや、手書きではないカルテの管理などをいろいろ試していったといいます。
2017年、18年ぐらいまではずっとアナログでかなりやってきて、そこからネット予約のシステムを使ってみたり、カルテも手書きじゃなくてシステムを使ってみたりって、いろいろ試してやってみたよね。
ネット予約への移行、怖さを乗り越えた
新しいシステムへの移行には、当初さおりさんが強い抵抗を感じていたといつかさんは振り返ります。導入初期は、ネット予約と手書きの両方でダブルチェックしていたそうです。
初めはネット予約しつつも、手書きのやつも書いて、ダブルでチェックしながらやっとって。それももう大変になったけん、もうネット予約で行くない?
Googleカレンダーで集金担当や休みを管理するなど、とにかくやってみようと始めたものの、最初はすべてが怖かったといいます。特にさおりさんが怖がっていたと、2人はやりとりします。
特に私が怖がるけん。
ちょっと嫌そうな感じもあるし、やりたくなさそうだし、さらに何か怖そうだし。
それでもいつかさんは、電話対応に時間がかかることや、お客様の立場に立てばネット予約の方が楽だと考え、どんどん変えていったといいます。
電話も結構対応に時間割れるし、お客様っていう立場に立った時にも絶対ネット予約の方が楽だし、LINEも使った方がいいし。
今振り返ると、なぜあんなに躊躇していたのかと思えるほど当たり前のことだった、と2人は笑います。一方で、手書きで書いていたものは記録として残り、2017年と2018年の思い出になっているとも話します。
本当にね。何をあんな躊躇しとったんかなみたいな。
後から見返すと「よくこれで予約管理できていた」と思うほどで、この10年で世の中も自分たちも変わったと2人は感じています。今から始めるなら、間違いなく手書きの予約表は作らないと口をそろえます。
この10年でやっぱりだいぶ変わっとるってことよね。世の中ももちろんそうだけど、自分たちもね。
辞めたかった?すれ違う2人の記憶
いつかさんは「2017年、さおりさんは絶対辞めたかったはず」と切り出しますが、さおりさんは意外な返答をします。ここで2人の記憶が食い違います。
2017年、さおりさんは絶対辞めたかったはずなんよ。
辞めたいと思ったことはないよ。今まで一回も。
さおりさんが感じていたのは「辞めたい」ではなく「寂しい」という気持ちで、それは仕事とはあまり関係のないことだったといいます。
どっちかというと寂しいとか、それがなんか寂しかった。
さおりさんが本当に怖かったのは、いつかさんのテンポの速さでした。守りに入る自分と、突き進んでいくいつかさんとの差に怖さを感じていた、と語ります。
あの時はいつかさんのテンポがこんなに早いんかっていう、自分の守りに入る感じと、いつかさんはもうとにかく突き進んでいく。そこの差が怖いはあった。また今日からやるって言いよるみたいな。
それでも一緒にいる時間が長くなるにつれ、「はい来ました」「また新しいことやります」という感覚に慣れていったといいます。
東京と広島、2年連続のポップアップ
2018年をひたすら走り続けたあと、2019年頃になると少し視野が広がった感覚があったといつかさんは振り返ります。この年の話題として挙がったのが、東京への出張です。
2019年はそれこそ、東京に出張行ったりとか。
東京の出張は2018年と2019年の2年連続で、パルコでのポップアップを行っていました。なかなかできない、ありがたい経験だったといいます。
あれも結構ありがたい経験だった。刺激的だったね、毎日。
2019年には広島のパルコでも2週間ほどポップアップを行いました。パルコとお店の両方を回すため、2人で交代しながら頑張ったといいます。
パルコも頑張るし、こっちも頑張るしみたいな。東京の時もそうだったよね。こっちも頑張るし、そっちも頑張ろうみたいな。
何かをやると記憶に残る、といつかさんは話します。パルコで出会った人がお店の入っているレクトに来てくれたり、逆のこともあったといいます。
吹っ切れたのはもっと後、まだもがいていた頃
さおりさんの心境の変化について尋ねると、吹っ切れて楽に生きられるようになったのはもっと後のことだったといいます。時期をたどると5年ほど前、2021年頃だと2人は振り返ります。
吹っ切れたみたいなのはもっと後だと思う。
2018年や2019年の時点では、まだ楽になったという感覚ではなく、もがいていた時期だったとさおりさんは語ります。
自分が楽に生きれてるって言ったら大げさだけど、そうなったのはもうちょっと後だと思う。まだその時はこう、もがいてるというか。
当時2人は30代前半で、がむしゃらにできる体力もあり、ずっと仕事をしていたといいます。他のことはあまり考えず、生活の中心が仕事とネイルだった時期です。
とにかく仕事、仕事、仕事みたいな。それが当たり前というか。
2年目はまだ新しいことばかりで、出会う人も新しい人ばかりだったため、毎日が新鮮だったのかもしれない、と2人は締めくくります。
今回は2017年にオープンしてからの2017年と2018年の話が中心でした。続きは次回に持ち越されます。
2017年から来てくださっている方も、2018年に来てくださっている方もいらっしゃるので、その時のことをまた一緒に振り返れたら嬉しいなと思います。
まとめ
開業2年目までのitsuka KIT DESIGNは、手書きの予約管理でがむしゃらに走り続けた時期でした。新しいシステムへの移行を怖がりながらも一歩ずつ変え、東京や広島でのポップアップを経験しながら、2人はそれぞれのペースで歩んできたことが振り返られています。
- 2017〜2018年は予約表もカルテもすべて手書きのアナログ運営で、必死に走り続けていた
- ネット予約やGoogleカレンダーへの移行は最初は怖かったが、お客様の利便性を考えて変えていった
- さおりさんは「辞めたい」ではなく、いつかさんのテンポの速さや寂しさを感じていた
- 2018〜2019年は東京・広島でポップアップを経験し、記憶に残る刺激的な時期だった
- 吹っ切れて楽になった感覚はもっと後で、当時2人は30代前半でまだもがいていた






