見た目真面目、中身ゆるふわ。緊張して飛び込んだ5年前
第23回のゲストは、歴5年の橋本さん。まずは自己紹介から始まりました。
見た目真面目、名前硬め、中身ちょっとゆるふわの橋本です。よろしくお願いします。
橋本さんによると、この自己紹介は初対面の場で使う「鉄板トーク」で、特に女性に受けるのだそうです。番組冒頭から、名前どおりの真面目さと、ゆるさの同居する人柄がにじみます。
話は、初めてitsuka KIT DESIGNを訪れた日のことへ。橋本さんが真っ先に思い出したのは、緊張だったといいます。
男性がネイルサロンに行くっていう固定概念が、まあ行かないだろうっていう固定概念があったので、そこに何か女性のこの世界に飛び込んでいくみたいな感じがあったので、めちゃくちゃ緊張してました。
足が震えながら行きましたと橋本さんは振り返ります。それがおよそ5年前のことだと聞き、本人も「もう5年になりますか」と驚いていました。
上司の「爪磨いたら?」から始まったきっかけ
ネイルサロンに通い始めたきっかけは、施術担当者からの誘いと、会社での上司の一言が重なったタイミングだったといいます。
上司が橋本お前爪が綺麗なんで。爪をもうお客さん見せた方がいいよ、爪磨いたら?っていうのを言われたタイミングだったんですね。
その声かけと同じ時期に、施術担当者からも誘いがあり、橋本さんは「じゃあ行ってみようか」と足を運びました。
初回の施術後にサブスクを勧められ、定期的にメンテナンスするならと気軽に登録したのが、通い始めのきっかけです。しかもそれは、店がサブスクを始めた最初の登録者でした。
一番目ということで、もう辞めるに辞めれなくなりまして、もう早五年っていうことになってますね。
舩木さんによると、サブスクを始めたのは2021年。周囲からは「そんなの流行る?」という反応もあった中で、その第1号が橋本さんだったといいます。
自分でとんでもない切り方をしていた足の爪
舩木さんが「爪を綺麗にし始めてどうですか」と尋ねると、話は通う前の自己流の爪切りに及びました。
あの、とんでもない切り方を僕してたみたいで。これ健康に悪いよって言われたんですよね。
爪で健康が悪くなるのかと最初は半信半疑だった橋本さんですが、歩き方に出て体が歪んでくると説明され、素直に受け止めたといいます。
通い始めて5年、橋本さんは変化を実感していると話します。タコができる位置が変わり、歩き方も変わってきた感覚があるとのことでした。
確かに体は少し楽になったかなと。とは思ってます。
手の爪についても、営業という仕事柄、効果を感じているといいます。銀行の受付など、女性から爪を褒められる場面が多いのだそうです。
受付の方がパッと見て「爪磨かれてるんですか?」ってやっぱり言われるんですよ。悪い気はしないですよね、やっぱりね。
最初に「絶対磨いた方がいい」と勧めてくれた上司の見立ては、かなり当たっていたことになります。橋本さんはこの5年間、自分で爪を切っていないと話しました。
1日30回見る爪と、心を磨くこと
舩木さんは、爪を見る回数について調べたデータを紹介します。鏡で自分の顔を見るのは1日5回ほどなのに対し、爪はもっと多く目にしているといいます。
鏡って大体1日に五回ぐらいなんですって。でも爪は回以上見てる人が多いっていう、なんかデータが出てて。
食事のときや物を持ったときなど、無意識のうちに爪は目に入ります。その爪がキラキラと綺麗な状態だと、自己肯定感が上がるのではないかと舩木さんは話しました。
橋本さんも、綺麗にしているときとそうでないときでは気分が違うと同意します。そして、爪と心のつながりを口にしました。
心を磨くのと爪、なんかやっぱ繋がっとんかなとは思うんですよね。綺麗にしてるとやっぱり気分もいいですし、そういう意味では心を磨くのにもつながっていくのかなとは思いますよね。
仕事の合間に通う「オアシス」としての時間
舩木さんは、いつも真面目に仕事をしている橋本さんにとって、爪を磨きに来る時間がどんな時間になっているのかを尋ねました。
オアシス。
張り詰めた仕事の合間、面談と面談の間に空いた時間や週末に来て、スタッフと話しながら爪を磨いてもらうことで、少しリラックスできると橋本さんは話します。
会話が苦手な人でも大丈夫だと橋本さんは言います。舩木さんは、店側が話すというより聞いている時間が多いのだと補足しました。
私たちでも実は自分たちが喋るっていうよりかは、実は聞いてるんですよ。結構やっぱみんななんか聞いてもらいたい話ってまああったりもするじゃないですか。
橋本さんは月4回、週1回を目安に通っていますが、「元を取ってやろう」という気持ちもあると笑いながら明かします。それでも、それだけではない価値を感じているといいます。
ただ爪を綺麗にして磨いていくだけの価値じゃないと僕は思ってるので。コミュニケーション取るとか、話すことによって、リラックスできたり、ちょっと気分転換になったりとか。
itsuka KIT DESIGNはオープンスペースで、視線が気になった時期もあったといいます。今では慣れ、椅子に王様のように座る自分に向けられる視線を、羨望の眼差しだと感じるようになったと語りました。
「いつかきっとを今日にする」と失敗しない考え方
番組の終盤、舩木さんは会社の考え方に触れました。社名にある「いつかきっと」を「今日」にするという姿勢です。
ネイルケアに緊張しながらも一歩を踏み出した橋本さんに、なかなか一歩を踏み出せない人へのメッセージを求めました。舩木さんは、橋本さんが急にブラジルへ行くような行動力の持ち主だとも紹介します。
初めてからに何かをするっていうのは、もういくらになってもやっぱり勇気いるんですよね。でもその時僕言い聞かせてるのは(何もしないと)何も生まないので。
橋本さんは、行動をゼロのままにしないことを大切にしていると話します。0にマイナスかプラスをかければ結果は出るが、0のままでは何も生まれないという考え方です。
マイナスの結果が出ても、それを次にどう生かすかを考える思考になる。だから失敗を恐れず行動に移すのだと橋本さんは説明しました。
チャンスがあればとりあえず行ってみる。ブラジルも、地球の裏側に行く機会はそうないからと踏み出したといいます。それでも踏み出せないときは、この店で勇気をもらうのだと語りました。
それでも踏み出せないっていうのもたまにあるんで、そういう時はいつかきっとデザインに行ってですね、ちょっと勇気もらって(またやると)。
舩木さんが「マイナスゼロをやめるってことですね」とまとめると、橋本さんは数字にたとえて答えました。
ゼロはね、いくら数字をかけてもゼロなんですよ。だから何も生まないんですよ。何か行動すると結果は出るので。
「いつかきっと」が今日になる、という店の考え方に、橋本さんは「いいなと思いましたね」と共感を寄せました。舩木さんは、これからもよろしくお願いしますと締めくくり、番組は終わりました。
まとめ
上司の「爪磨いたら?」という一言から始まった橋本さんのネイルケアは、5年を経て歩き方や体調、気分、そして一歩を踏み出す姿勢にまで広がっていました。指先の変化が、その人の日々や考え方に静かにつながっていく回でした。
- 自己流の爪切りをやめたことで、歩き方やタコの位置が変わり、体が少し楽になったと橋本さんは感じている
- 爪は無意識のうちに1日に何度も目に入り、綺麗な状態は気分や自己肯定感につながると2人は語る
- 店に通う時間は、爪を磨くだけでなく会話でリラックスできる「オアシス」になっている
- 橋本さんは「0のままでは何も生まない」と考え、失敗を次に生かす材料と捉えて行動に移している
- 「いつかきっとを今日にする」という店の姿勢に、一歩を踏み出しにくい人へのヒントがある







