ピンクと赤のウミさん、緑と黄色の伏見さん
ラジオ「Sense of…」の今回のテーマは「好きな色を選ぶことは自分を選ぶことかもしれない」です。冒頭で伏見さんは、イトウウミさんに好きな色があるかを尋ねます。
ピンクとか赤とか、私は意外とパキッとした色が。
伏見さんは、ピンクには淡いピンク、パステル、ネオン系と幅があると話しつつ、知り合った頃のウミさんが冬によくパステルっぽいピンクのニットを着ていた印象を振り返ります。
一方の伏見さんは、服ではアースカラーが好きだと言いつつ、好きな色を聞かれたら緑や黄色だと答えます。自分の会社のロゴも黄色にしており、それは黄色とグレーの組み合わせが好きだからだといいます。
でもなんか今ちょっとデスクちょっとキョロっとしてもめっちゃ黄色とかやっぱあるな。
ポーチや社用携帯のケースは緑で、自分の携帯はグレー。伏見さんは、身の回りの物を「半分無意識半分意識」で好きな色から選んでいると気づきます。
イトウウミさんは、服でいちばん多いのは白で、その次に多いのが赤かもしれないと話します。赤は若い頃から好きな色だったようです。
ランドセルの色が決められていた時代
赤の話から、伏見さんは自分の子供の頃を思い出します。当時は男子は青か緑、女子は赤かピンクと、お道具箱やランドセルの色が性別で決められていました。
だから私赤があんまり得意じゃなかったの、子供の頃から。
伏見さんは色を決められること自体も嫌で、子供の頃から緑が好きだったため、緑を持てる男子が羨ましかったといいます。
なんか今の子供たちが、なんかほんと好きな色のランドセルみんな背負ってるの見ると、なんかすごい羨ましいっていうよりは、なんかいい時代でいいねみたいな。
イトウウミさんも、昔は属性によって色が決まっているような空気が確かにあったと同意します。
男子は青か緑、女子は赤かピンクと、性別で色が決められていた
今の子供たちは、それぞれ好きな色のランドセルを背負っている
黒を避けるようになった、気功の先生の一言
伏見さんが、気分によって色を選ぶことはあるかと聞くと、イトウウミさんは黒をあまり選ばないと答えます。黒の重いイメージに気分が引っ張られるからだといいます。
そのきっかけは、20代の頃に一度だけ訪ねた、著名人も多く通うという気功の先生の言葉でした。ウミさん自身は気功を強く信じているわけではないと前置きしています。
で、そのそこにその先生のところに行った日にたまたま黒い服を着てたの私。
で、そしたらその人が黒い服は着ない方がいいって言うんだよね。
先生は、黒は心や体を重い感じにするので明るい服を着なさいと話したそうです。真偽は個人の自由としつつも、ウミさんはそれ以来、黒を着ると少し重い気分になる気がするといいます。
伏見さんは、ウミさんが黒を着ているイメージは確かにないと応じ、強く信じていなくても誰かの一言が頭に残り、知らないうちに色を避けたり選んだりすることはあると共感します。「似合う」と言われた色を参考にしてしまうのも同じ仕組みだと話しています。
「黄色単体より黄色とグレー」組み合わせで好きになる色
伏見さんは、Sense of…の記事で取り上げてきた色の組み合わせの話を紹介します。白地に緑のチェックにときめく、といった配色の好みです。
なんか黄色は比較的好きな色ではあるんだけど、黄色単体よりも黄色とグレーが組み合わさるから好きみたいな。
最近流行しているブラウンと水色、あるいはピンクと緑のように、組み合わせだからこそ好きになる配色があることにも、伏見さんは共感を示します。
伏見さんはデスクチェアも黄色と白グレーの組み合わせで選んだそうです。仕事をする場所が黒い椅子では自分っぽくないと感じ、何色かある中から黄色を選んだといいます。
観葉植物のジャングルに差し色をどう入れる?
伏見さんの部屋は観葉植物でジャングルを目指しています。ただ観葉植物は大体が緑なので、単調にならないよう鉢や花瓶の色、ピンクの葉の植物などでリズムを出そうとしているそうです。
差し色したいって思ってるのに、なんでこういう同じのばっか選んじゃうんだろうみたいな。
鉢を選ぶとつい白っぽいものやグレーっぽいものばかりになってしまう。そこで伏見さんは最近、IKEA ── スウェーデン発祥の家具・インテリア用品チェーン。手頃な価格の雑貨も多く扱っていますでオレンジ色の花瓶を購入しました。
ほかにも黄色っぽいマーブル模様の鉢を入れており、伏見さんは黄色とオレンジをベースに、部屋をもう少しカラフルにしたいと考えています。
課題
観葉植物は緑ばかりで単調になりやすい
悩み
差し色したいのに白やグレーの鉢ばかり選んでしまう
工夫
オレンジの花瓶や黄色いマーブル模様の鉢を取り入れる
目標
黄色とオレンジをベースにもっとカラフルに
好きな色の理由は「中間でいたい」願望?
イトウウミさんから黄色が好きな理由を聞かれ、伏見さんは言葉に詰まります。ウミさんも、赤が好きな理由を聞かれると特にないかもしれないと気づいたといいます。
それでも伏見さんは、自分の好みを紐解き始めます。緑や黄色は、青や赤のような強い色ではなく、中間的な雰囲気を感じる色だといいます。
結構物事はっきりしてるよねって言われることもあるから。
なんだけど、自分ではなんかそういう中間とかバランス的なところにいたいみたいな。
伏見さんにとって赤は強すぎる色で、緑や黄色のほうが自分になじむ感覚がある。そう話したうえで、好きな色の出発点についてこうまとめます。
伏見さんは、好きな色を選ぶときには「自分が選べている」という感覚があり、ちゃんと自分の意思がある気がする嬉しさが今もあると話しています。
ピンクのジャンパーとネオンカラー、記事に見る色の物語
話題はSense of…に掲載された、ライターたちが好きな色を語る記事に移ります。最初に紹介されたのは杉浦さんの記事です。
杉浦さんの記事は、3歳の息子さんが「ピンクのジャンパーを着たい」と言ったときの話です。性別で好きな色を決めなくていいと理解しているつもりでも、いろいろなことを思ったという気持ちが書かれています。
息子さんの理由は「可愛くて面白いから」。その気持ちを大事にしようとする母親の思いが表れた記事で、杉浦さん自身の好きな色は白だと書かれているそうです。
ほかにも、水色が好きなのはセーラームーンの好きなキャラクターの色だったから、という記事もあり、二人は好きになった理由は人それぞれだと話します。
トウジョシオリさんの記事「ネオンカラーを、愛してる」では、ネオンカラーのネイルやアクセサリー、ターコイズブルーの時計などが紹介されています。
なんかちょっと派手な色とかでも、なんかね、場所、場所っていうか、ちっちゃいところに収められるから。
伏見さんも、ネイルは好きな色を投影しやすく、ジェルネイルの付け替えまでの約1ヶ月間、手を見るだけで毎日テンションが上がると共感します。今はネイビーとブラウンの秋っぽい組み合わせにしているそうです。
「好き×好き」の配色を点ではなく線で見る
伏見さんは、1色だと主張が強すぎても、好きな2色の組み合わせならまとまりとして見られると話します。そこで紹介されたのが、オリエナツハさんの記事です。
オリエナツハさんの記事は、緑とピンクの組み合わせに海外風リゾートのような可愛さがあるというもので、記事内のマーカー強調も緑とピンクにしてあるそうです。
なんかこれこうやってみると、ああなんか緑とピンクって可愛いんだなみたいなね。
伏見さんは、もともと好きな色同士を合わせると「好き×好きでもっと好き」になると話し、そこに暮らしを楽しくするヒントを見出します。
色は気持ちを底上げし、贈り物のメッセージにもなる
伏見さんは、赤い下着しか着けないという人がいるように、色から元気をもらう人もいると話します。自分の気持ちを底上げするアイテムとして色を上手に取り入れられるといい、というのが伏見さんの考えです。
プレゼント選びでも、相手の好きな色が手がかりになります。伏見さんは、自分の好きな色で選んでくれたとわかるプレゼントをもらったこともあるといいます。
なんか渡した時にもイメージして選んだんだよっていうメッセージを交換できるみたいな感じもあるしね。
最後に二人は、なぜその色が好きなのかを掘り下げると新しい自分に気づくきっかけになるかもしれないとリスナーに呼びかけます。イトウウミさんは、身の回りにどんな色が多いかを一度見てみると面白いかもしれないと提案しています。
まとめ
好きな色の理由はすぐには言葉にならないものの、たどっていくと子供の頃の経験や誰かの一言、なりたい自分の姿が見えてきます。伏見さんとイトウウミさんの会話は、色を選ぶことが自分の意思や感性を確かめる行為でもあることを示しています。
- 伏見さんは緑と黄色、イトウウミさんはピンクと赤が好きで、身の回りの物にも無意識に好きな色を選んでいる
- 色の好みは、性別で色が決められていた子供時代や、気功の先生の一言など過去の経験にも影響されている
- 黄色とグレー、緑とピンクのように、組み合わせだから好きになる配色もある
- 伏見さんは、緑や黄色を好む背景に「中間やバランスのところにいたい」という願望があると紐解いた
- 色は気持ちを底上げするアイテムになり、プレゼントでは相手を思うメッセージにもなる






