大雨続きの朝、車中から届けるドライブトーク
9月7日月曜日の『散歩と余白』は、散歩ではなく車の中からのドライブがてらのお届けです。番組は、何者でもない考察屋さんが、日頃触れた言葉や気になった話を思いつくままに話すというものです。
この週末も日本全国が大雨に見舞われていました。今年は夏はしっかり暑く、梅雨はしっかり雨が降り、夏が明けると秋雨前線で雨が降ると、季節らしい気候が続いていると話されています。
この週末今日もですけど、だいぶ大雨の予報というか、日本全国大雨に見舞われてますね。
原体験はいつ実を結ぶのか、という問い
今回のテーマは、子供たちのいろんな原体験みたいなものが、いつどのタイミングで実を結ぶかが予測不能で面白い、という話です。考察屋さん自身も「全然まとまってないタイトル」と前置きしながら切り出しています。
この話は、スティーブ・ジョブズの「コネクティングドッツ」にもつながるかもしれない、と考察屋さんは言います。
人生の中にはたくさんの点があり、ふとした瞬間にその点と点がつながって、思わぬ線や絵を描く。今回の会話は、その考え方に近い話になるかもしれないと語られています。
車中で見た大雨のニュースと、息子の問いかけ
つい先ほど、考察屋さんは幼児の長男をこども園へ送っていました。その車中でニュースを見ていると、朝の時間帯ということもあり大雨のニュースが流れていました。
千葉の方ではすごい雨が降っていて、先月には千葉豪雨とも言われた被害があったと紹介されます。道路が冠水して車が動けなくなるような被害がたくさんあったといいます。
この日も雨が強く、週明け月曜日ということで、みんな備えをしているというニュースでした。万が一帰れなくなった場合を考えて泊まれる準備をしている人もいたそうで、考察屋さんは「泊まらずに帰ればいいのに」とも感じたと率直に話しています。
中継先は、周りを田んぼに囲まれたコンビニでした。先月の千葉豪雨では、その田んぼに水がたくさん溜まり、はけることなく溢れ返ってしまったのだと説明されます。
長男は今たくさんのことに興味を持っていて、ニュースについても次々と質問してきました。考察屋さんは解説しながら、田んぼに水が溜まって流れず、道が水浸しになる冠水の話をしていました。
「これ、何のニュース?何を言ってるの?何が困ってるの?」っていうのをたくさん聞いてくれるんですね。
「それはいいことだね」息子が返した言葉
冠水の話を聞いた長男は、思いがけない反応を返しました。困っているニュースのはずなのに、「それはいいことだね」と言ったのです。
息子が「それはじゃあいいことだね」みたいなことを言ってて。「いいこと? どういう意味?」っていう風に聞いたら
理由を尋ねると、長男は「田んぼのものがたくさん育つ、たくさん伸びるじゃん」と答えました。雨がたくさん降り、田んぼが水を吸収することで作物が育つ、ということを言っていたのです。
もちろん物事には加減があり、ニュースで言われるような豪雨の降り方は過剰だと考察屋さんも補足しています。それでも、雨がもたらす被害ばかりが取り上げられる中で、息子は別の視点を持っていました。
大人はニュースを見ると「こんなに雨が降ると困る」という感想が先立ちがちです。しかし長男は、雨は田んぼの作物にとっては恵みの象徴でもあるという視点をちゃんと持っていました。それがあまりに自然にポロッと出てきたことに、考察屋さんは感動したと話しています。
1年前の田植え体験が、知識として結びついた瞬間
雨と作物の関係をよく知っている息子に、考察屋さんはシンプルに驚き、「なんか本で読んだりした?」と尋ねました。すると、その知識の出どころが見えてきました。
家の近所には田植え体験ができる場所があり、去年と今年の2回ほど、妻と息子が行っていました。考察屋さん自身はタイミングが合わず一緒に行けなかったそうですが、長男はその時の経験を覚えていたのです。
「田んぼにお米植えて、お水がたくさんあるから、こうやって作物が育つんだよ」っていうことを、まあその時に息子は学んだようなんですね。
考察屋さんは、こうした体験は大事なのだろうと感じています。田植えのほか、ジャガイモ掘りや芋を植えるといった体験も、行ける範囲でいろいろ行きたいと考えていると話します。
そして今回、その田植えの体験がまさに実を結んだ形になりました。一つ一つの小さい体験が、巡り巡って何かの知識や知恵に結びつくということを、わかりやすく感じた出来事だったと語られています。
体験
妻と息子が田植え体験に参加し、水と作物の関係を学ぶ
記憶
1年ほど前の体験を、息子が覚えている
結びつき
大雨のニュースを見て「田んぼの作物が育つ」と自分の言葉で語る
子供の目線が大人にくれる気づき
子供だからこそ、純粋な目線でそうした体験を覚えていられる、と考察屋さんは言います。雨が降ると田んぼの作物が育つ、それは恵みとしていいことだ、と認識していることに意味を見出しています。
身の回りにあるものの恵まれた環境を認識できることは、豊かな心につながっていく種になるのではないか、と話されています。そういう経験を息子にさせておいて良かった、と改めて感じたワンシーンだったといいます。
一方で、考察屋さんは両面性にも触れています。大雨で被害を受けている人もいるため、「大雨が降っていいことだね」という側面だけではない、大変な人もいるということを、息子には言葉で伝えたそうです。
どんな経験もいつか結びつくと信じて
話を締めくくりながら、考察屋さんは今回の学びを一般論へ広げていきます。どんな体験や経験が、いつどこでどう結びつくかはわからないので、いろんな経験をする場に意識的に体を向けていくことが大事だと考えています。
これは子供に限らず、仕事にも通じる話だと言います。「この作業がいつどこで結びつくんだ」と思うような場面は誰にでもありますが、結びつくかどうかは、その経験にちゃんと向き合ってやっているかどうか次第だと話されています。
どんな経験にも学ぶポイントがある。そう思いながら、一つ一つの目の前のことを大事にしていきたいという思いで日々を過ごしたい、と考察屋さんは語りました。少し無理やり壮大にしてしまったかもしれない、と笑いながら、この日の回は締めくくられています。
まとめ
大雨のニュースを見た長男の「田んぼの作物が育つね」という一言から、1年前の田植え体験が知識として結びついた瞬間を振り返る回でした。小さな原体験がいつ実を結ぶかは予測できないからこそ、目の前の経験に向き合うことの意味が語られています。
- 冠水を心配する大人をよそに、息子は雨を「作物の恵み」として捉えていた
- その視点の背景には、1年ほど前に妻と参加した田植え体験があった
- 小さな体験が巡り巡って知識や知恵に結びつく瞬間を、考察屋さんは実感した
- 大雨には被害の側面もあることを、息子には両面性として言葉で伝えた
- どんな経験も向き合ってこそ結びつく。目の前のことを大事にしたいと締めくくられた




