取得率50.9%なのに、体感ゼロという矛盾
番組の冒頭で、ハイえなさんは男性の育児休暇取得率が昨年5割を超えたというニュースに触れます。
この「数字と体感のズレ」が、この回の出発点です。
ハイえなさん自身は現在1年ほど育児休暇を取得中で、まもなく社会復帰を予定しています。この番組では、育休を長めに取っているパパ目線での情報発信をしていくと話します。
ちなみに番組の音声は合成音声で、番組名も「AIやりくりチャンネル」から「100日後に社会復帰するワイ」に変えたと説明されています。
検診にはいるのに、児童館では消えるパパ
子どもが生まれてからの流れをたどると、パパの姿は序盤ほど濃く現れます。
産院では出産に立ち会い、1週間ほど毎日通うのが当たり前で、同じ時期に生まれた家庭のパパもほぼ付きっきりだったといいます。
その後の1ヶ月検診や3ヶ月検診、半年検診でも、夫婦揃って来ている家庭が多いと感じたそうです。しかもこれは東京での話だと強調します。
ところが、育休を取っている人のほとんどは取得期間が2ヶ月前後だとハイえなさんは指摘します。
首が座る3〜8ヶ月頃から参加できる児童館や読み聞かせ教室、習い事に子どもを連れて行くと、平日はもうママしかいない。この落差が、パパが「消える」ポイントになっています。
児童館に入ると一瞬シーンとなる、あの空気
ハイえなさんは、期待していたパパ友づくりが現実に打ち砕かれたと振り返ります。
児童館に入るたびに、その場のママたちの視線が自分に集まる。これが結構しんどいと語ります。
自身を「俗に言う非モテ」と表現し、女性から注目されると中学時代の嫌な記憶までよみがえって萎縮してしまうと打ち明けます。
日本で一番の街と呼べる東京でこれなのだから、実家のような田舎ではもっと厳しいだろうと想像しています。
習い事や児童館では、講師の指示どおりに子どもをあやしていれば無理に会話しなくて済むため、なんとか外見は取り繕えるといいます。それでも頭の中では別のことを考え続けています。
働きたくない自分でも折れそうな「ニワトリと卵」
ハイえなさんは、この居心地の悪さを「ニワトリと卵」の問題ではないかと捉えます。
パパがいないから目立つ、目立つからしんどい、しんどいから続かず復職する。その繰り返しが、平日の育児現場からパパを遠ざけているという見立てです。
自分はそもそも働きたくないタイプで、妻に早く復職してもらって育児にコミットするつもりだったと率直に語ります。
そのうえで、元々育休を1年取ろうと思っていたパパも、この思いをするなら復職するとなってしまうのではないかと分析します。
港区あたりの根が明るい商社マンなら爽やかにママ友を作れるのかもしれない、と冗談めかしつつ、一般的な男性がいきなり母親の集団に入って仲良くなるのは難しいだろうと話します。
それでも育休を取るべきだと思う3つの理由
肩身の狭さを語りながらも、ハイえなさんの結論は明快です。男性も育休を取るべきだと考えています。
1つ目は、序盤の育児が2人がかりを前提としている点です。最初の1〜2ヶ月は3時間のうちどちらかが寝てどちらかが子どもに付きっきりになるような回し方で、ワンオペでは成り立たないといいます。
突発的に実家へ帰る必要が出たときなども、2人いたほうが絶対にいいと話します。
2つ目は体力面です。男性目線だと前置きしつつ、夜勤や踏ん張りが必要な世話を担いやすい点を挙げます。
3つ目は、育児を楽にする便利グッズやガジェットのセットアップです。設定作業は手間がかかる一方で男性が得意なことも多く、これをやっておくと夫婦と子育ての負担が軽くなるといいます。
全てのパパに育休1年以上を、という発信計画
ハイえなさんは、これらの理由から男性の育休を後押しする発信を続けていきたいと語ります。
かつてYouTubeにあった「Apple信者1億人計画」になぞらえ、この番組を「全てのパパに育休1年以上取らせる計画」にしたいと話します。
今後は、男性が育休を取りやすくなる方法を軸に、ママ友の間で肩身が狭い体験談も交えていく予定です。
男性が育休を取れない理由の多くはお金かキャリアだとして、使える支援や公共サービスの節約術、1年ほど働いていなかった人が復職するとどうなるかの検証も発信したいといいます。
更新は週2〜3回を目指し、社会復帰までの残りはおよそ100日という区切りで進めていく構えです。
まとめ
育休取得率が5割を超えても、それは出産直後から2ヶ月前後に集中した数字で、児童館や習い事が始まる時期にはパパが消えてしまう。ハイえなさんは当事者としてその居心地の悪さを整理しつつ、それでも男性は育休を取るべきだと発信していく姿勢を示しました。
- 男性の育休取得率50.9%は、多くが2ヶ月前後で終わる序盤に偏っている
- 首が座る頃から始まる児童館や習い事の平日はママばかりで、パパは強い疎外感を感じやすい
- 目立つからしんどく、しんどいから続かないという「ニワトリと卵」がパパを遠ざけている
- 序盤の二人がかり、体力面、便利グッズのセットアップの3点から、育休取得には意味がある
- 番組は「全てのパパに育休1年以上」を掲げ、お金・キャリア・復職検証を発信していく






