1万回突破記念で改めて語る「社労士の価値」
今回のエピソードは、番組の再生回数が1万回を突破した節目の回として始まります。以前にも似たテーマを扱いましたが、改めて社労士の活用タイミングと価値を取り上げるとしています。
吉田さん自身の1年間の変化も背景にあります。運営する社会保険労務士法人ONE HEARTはスタッフ数もお客さんも増え、いろいろな相談に乗る中で、社労士の価値について新たに感じたことがあったといいます。
その気づきを踏まえ、社労士がどういう時に役に立つのか、どこで活躍できるのかを整理していく構成になっています。
経営者が「自信を持って対峙できる」という価値
最初に挙げられた社労士の価値は、経営者や人事部門の人が、スタッフと自信を持って向き合えるようになることです。これはこの1年間で気づいた点だと話されています。
一昔前は、社労士への相談に「どうやったら労働基準法を回避できるか」といった内容も一定あったといいます。しかし最近は、しっかり成長できるいい会社を作りたいから相談したい、という人が大きく増えていると感じているそうです。
吉田さんによれば、スタッフから疑問やクレームに近い話が出た時に、会社の制度はこうなっているとはっきり話せることが経営者にとって重要だといいます。
社労士であれば法的な側面も踏まえた正しい制度設計を提案できるため、この点で会社の役に立てるというのが1つ目の価値です。
どうやったらしっかりした成長できるいい会社を作れるのか。だから社労士に相談したいんだっていう人がものすごい増えていると感じています。
手続きから解放され、トラブルを未然に防ぐ
2つ目の価値として、社会保険の手続きや給与計算といった面倒な業務から解放される点が挙げられています。これは以前から言われてきたことだといいます。
社会保険の手続きは事業会社にとって毎日行うものではなく、時々発生するものです。1年前の入社手続きはどうだったか、法律改正はないかと考えながら進める必要があり、抜け漏れの不安もつきまといます。
社労士に依頼していれば、こうした手続きを網羅的に案内してもらえ、抜け漏れのない形で進められると説明されています。
3つ目の価値は、トラブルを未然に防げることです。吉田さんは、トラブルになると本当に大変だと繰り返し話しています。
特に大変な例として挙げられたのが、スタッフが労働組合に駆け込んでしまったケースです。顧問弁護士とともに団体交渉に出た経験があるといいます。
団体交渉は通常、就業時間の後に行われ、平日の夜に2時間ほど話し合うこともあります。さらにその2時間に向けた想定問答を考えたり、交渉後の解決策を練ったりする必要があり、精神的な負担が大きいと語られています。
これってものすごく精神的に大変なんですね。
退職勧奨でのトラブルなど他のケースもありますが、共通するのは、それまで一緒にやってきた仲間と敵対関係のようになるつらさです。会社を大きくする業務に使いたい時間をトラブル解決に割くこと自体もストレスになるといいます。
社労士がいれば、すべてではないものの、こうしたトラブルの発生確率を相当下げられるというのが3つ目の価値です。
自信を持てる
制度やルールを、法的側面を踏まえて設計し、経営者が自信を持ってスタッフと対峙できる
手続きから解放
社会保険手続きや給与計算を、抜け漏れなく網羅的に任せられる
トラブルを予防
労働組合対応や退職勧奨などのトラブル発生確率を下げられる
社労士を検討するのは「社員5名」から
続いて、いつから社労士を検討すべきかというテーマに移ります。吉田さんの結論は、雇用する社員が5名ぐらいになったら顧問契約を検討した方がいいというものです。
その理由として、会社の悩みは段階によって変わっていく点が挙げられています。起業直後の悩みはお金に関するものだといいます。
売り上げが立たない、資金繰りが厳しいといった悩みは、税理士に相談する内容です。会社が発展してスタッフを雇うようになると、お金の悩みは消えないものの、人の悩みが増えてくると説明されています。
どういう人を雇うべきか、会社の考え方と違う行動をする人にどう注意指導するか、といった悩みが出てきた時に相談相手として役立つのが社会保険労務士だといいます。
さらに従業員が10人になると、まず社労士をつけた方がいいと話されています。就業規則の作成義務が出てくるためです。
吉田さんは、10人という数字を、法律の世界でもルールで管理しないと会社経営できないというラインとして捉えています。マネジメント上も部下の最適人数は5〜10名程度と言われることに触れ、このラインに来たら社労士との契約をぜひ検討してほしいと語られています。
ONE HEARTの独自性――成長志向とリモートワーク
最後に、社会保険労務士法人ONE HEARTの独自性が語られます。社労士は国家資格であり、どの社労士に依頼してもある程度一定の品質はあるという前提の上での話です。
ONE HEARTの特徴として、成長志向のスタートアップ企業の手伝いをすることが多い点が挙げられています。未来を見据えた制度設計や給与設計を、実績・事例として多く手がけてきたといいます。
今日明日だけよい制度ではなく、従業員が30人、55人、100人と増えた時にも対応できる制度設計ができる点が強みだと説明されています。
さらに、DXやIT、デジタルにも強いといいます。KingofTimeやマネーフォワードクラウド給与、SmartHRといったツールを組み込み、ITで効率化しながら人数増加にも耐えられる制度設計をするのが得意だと語られています。
もう一つの強みが、リモートワークの推進です。収録時点で吉田さんを含めて5名の会社で、基本的にリモートで仕事をしているといいます。
フルリモートのスタッフもいれば定期的に出社するスタッフもいますが、基本は自宅などリモートでの勤務が多いそうです。リモートワークは人気があるため、その中で優秀なスタッフを採用できているのが強みだと話されています。
吉田さんは、このリモートワークの進め方のノウハウ自体が、お客さんにとってもプラスになると考えています。自社の制度設計をそのまま伝えられるため、リモートワークが可能な会社には特に役立つとしています。
当社でこういうふうにリモートワーク推進してますよ、こういう制度設計やってますよっていうのをそのままお伝えできる。
成長させていきたい会社や、リモートワークを推進していきたい会社であれば、ぜひ相談してほしいと呼びかけて回はまとめられています。
まとめ
社労士の価値を「自信を持って対峙できること」「手続きからの解放」「トラブルの予防」の3つに整理し、社員5名から契約を検討し、10人でつけるべきという目安が示された回でした。ONE HEARTの独自性として、成長志向の制度設計とリモートワーク推進が語られています。
- 社労士の価値は、制度に自信を持てること、手続きから解放されること、トラブルを未然に防げることの3つ
- 最近は「いい会社を作りたいから相談したい」という経営者が増えている
- 会社の悩みは、起業直後のお金の悩みから、人を雇うにつれ人の悩みへと変わっていく
- 社労士の契約検討は社員5名から、就業規則の作成義務が出る10人ではぜひつけたい
- ONE HEARTは成長志向の制度設計、ITツールの活用、リモートワーク推進を強みとしている






