『キングダム』が仕事に通ずると感じた理由
この回は、家での過ごし方の雑談から始まります。吉田さんは最近、AmazonPrimeでアニメや映画を見ることにハマっていると話します。
その中で気になったのが、アニメ『キングダム』でした。漫画が先行しており、漫画で読んでいる人のほうが多いだろうと吉田さんは補足します。
いろんなものがPrimeの年会費だけでこんなに見れるのかっていうぐらい、びっくりするぐらい見れて。その中ですごく気になったアニメがあって。それがキングダムっていうアニメなんですね。
吉田さんは、このキングダムを見て「仕事に通ずるな」と思うところが結構あったと言います。中でも一つ挙げたのが、「論功行賞」という場面でした。
戦の後に武将をたたえる「論功行賞」とは
まず吉田さんは、キングダムがどういう話かを説明します。中国のとある国の王様が、中華統一を目指す物語だと言います。
周辺国と戦をくり返し、勝ったり負けたりしながら進んでいく、未完の物語だと吉田さんは補足します。
その戦が終わった後に、王様のもとにいる武将や兵隊をたたえるのが論功行賞だと吉田さんは説明します。目ぼしい活躍をした武将が前に呼ばれ、表彰されるのだと言います。
主人公の信は、強い武将を討ち取った。だからこれだけの報酬をあげる、これだけの武功をあげるみたいな、そういう形で表彰していくんですね。
安田さんは、この仕組みが今の働き方にそのまま持ってきても相違ないと感じたと話します。頑張って人前で表彰されたら嬉しいし、やる気も上がると共感します。
中小企業にこそ表彰制度が必要な理由
ここから話は現代の会社へと移ります。吉田さんによると、表彰制度は取り入れている会社もあれば、取り入れていない会社もあります。
特に中小企業で表彰制度を入れている会社は、実は少ないと吉田さんは指摘します。大企業がMVPを発表したり、スタートアップが忘年会などで表彰したりするのに対し、中小企業では意外と少ないと言います。
一方で吉田さんは、中小企業だからこそ、この表彰制度を取り入れた方がいいと考えています。その理由は、給与の水準にあると言います。
大企業と中小企業を比べると、単純な給与の金額では中小企業のほうが下がってしまうのが統計的にも現実だと吉田さんは話します。だからこそ、お金以外の報酬を意識して経営すべきだと言います。
皆さんの前で表彰されるっていうことは、会社はこの人を認めてるんですよっていうメッセージにもなるし、他のスタッフから見れば、あのスタッフは頑張ったんだっていうのがわかるわけです。それって一種の報酬じゃないですか。
安田さんは、SNSの普及で人が承認欲求を持っていることが明らかになったと話します。子供でも大人でも、褒められると嬉しいという単純なことを、大人になると忘れがちだと言います。
人数が少ない会社は「給与を上げた理由」を伝える
一方で、表彰制度をやるのが難しい会社もあります。スタッフが数人しかいない場合、表彰すると気まずくなり、選ばれなかった人が困るという問題が起きます。
そうした場合、吉田さんは表彰の代わりに、給与を上げたり賞与を出したりするときに、その理由を伝えることを勧めます。
なぜこの給与になったのか、なぜこの賞与になったのかっていうのを伝えて、そのスタッフの頑張りを認めた方がいい。この頑張りとか、なぜ賞与を出したのか、給与を上げたのかっていうのは、絶対に伝えてほしいんです。
理由を伝える大切さは、承認欲求だけの話ではありません。伝えていないと、場合によっては勘違いが生まれるからだと吉田さんは言います。
吉田さんは実例を挙げます。社長が期待を込めて、会社の水準からすると相当な額まで給与を上げたのに、その意図を伝えていませんでした。
結果、そのスタッフは「これだけ上がったなら自分は仕事ができるはずだ」と勘違いし始めました。俺は何をしてもいいんだという態度になり、他のスタッフにパワハラをし始めてしまったと言います。
吉田さんはこれをかなり珍しいケースだと断りつつ、給与を上げた意味を伝えておかないと、どう取られるかわからないリスクがあると話します。
人前で表彰し、会社がその人を認めていることをメッセージとして伝える
なぜ給与を上げたのか、賞与を出したのかを本人に必ず伝える
安田さんは、自分はこういうつもりだと心の中で思っていても、相手は意外と違うことを考えているものだと受け止めます。吉田さんも、それは珍しいことではないと応じます。
次回もキングダムから給与を語る
今回はキングダムの論功行賞を入り口に、給与以外の報酬について語られました。吉田さんは、来週もキングダムの話をすると予告します。
一番話したい話は、この来週あるので、楽しみに待っていていただけたらなと思います。
今週と次回の放送は、キングダムをテーマにした内容が続きます。
まとめ
吉田さんは、キングダムの論功行賞を手がかりに、給与額で大企業に及ばない中小企業こそ、お金以外の報酬を意識すべきだと語りました。表彰や、給与を上げた理由を伝えることが、その具体的な手段として示されました。
- 中小企業は給与額で大企業に及びにくく、お金以外の報酬を意識する必要がある
- 人前での表彰は「会社がこの人を認めている」というメッセージになり、一種の報酬になる
- 人数が少なく表彰が難しい会社は、給与や賞与を上げた理由を本人に必ず伝える
- 理由を伝えないと勘違いが生まれ、パワハラにつながった実例もある
- 次回もキングダムをテーマに給与の話が続く



