大雨のダナンから、久しぶりのAIツールキャッチアップ
この回は2026年9月22日、雨季に入ったベトナム・ダナンからの収録です。ここ数日雨が続き、この日は冠水するほどの大雨だったと話されています。
Ryoma Maedaさんは、久しぶりに音楽制作でAIを使ったツールについて調べていたと切り出します。半年ほど前は積極的に調べていたものの、ACE Studio ── 歌声合成やボーカル生成に使われるAI音楽ツール。Maedaさんが普段の制作で使っているサービスとして語られていますを使い始めてからは、他のツールをあまり追わなくなっていたそうです。
それでも、他のツールについてもある程度は知っておいたほうがいいと考え、改めて最近のAI音楽ツール事情を調べ直したと話します。
最新情報を仕入れても、どうせどんどん進化していくのであまり意味はないと感じつつ、全体像を知るために定期的にキャッチアップするのは良いと考えているそうです。
調べる手段としては、日本のnoteに近いサービスであるMediumや、YouTubeを使っていたと説明されています。
そもそもMCPとは何か
この回の本題が、ACE StudioでリリースされたMCPの機能です。使い方自体はそれほど難しくないため、どういうことができるのかをいろいろ試していたと話されています。
MCPとは何かについて、Maedaさんは次のように説明します。
ChatGPTとかClaudeとか、そういういわゆるLLMと呼ばれるモデルから他のツールに接続して使えるようにする、プロトコルっていうのが正確なんですが。
簡単な言い方をすると、LLM(大規模言語モデル)から接続して他のツールを使う、手となるような感じですね。
つまりMCPは、LLMが外部ツールを操作するための「手」にあたる仕組みだと整理されています。
音楽制作で使われる機材の名前として広く知られる、サンプラーやシーケンサーを備えたハードウェア
LLMから他のツールへ接続して操作できるようにするためのプロトコル。この回の主題
ACE StudioやLogicが「会話しながら作れる」ようになる未来
Maedaさんは、MCPを使ったサービスは今後どんどん出ていくと見ています。ACE Studioも例に漏れず、最近MCPが使えるようになったため、それを試していたと話します。
MCPが発展していくと、Logic ── AppleのDAW(音楽制作ソフト)Logic Proを指しています。サードパーティのプラグインを使えばAI連携もできるとMaedaさんは話しています)のようなソフトも変わる可能性があると語られます。現状もサードパーティのプラグインを使えばできるものの、オフィシャルな機能としてMCPが使えるようになれば、状況が変わるという見立てです。
例えばChatGPTと会話しながらLogicを操作するみたいなことが、簡単にできるようになってくるかなと思います。
それができると何が違うのか。Maedaさんは、一般的な制作現場のあり方を引き合いに出します。
通常の制作現場では、何人か人がいて、あれこれ話しながら制作していきます。MCPが進めば、それと似たことがAIとの間でできるようになるという見立てです。
AIと喋りながらここをこうしてとか、ここからここまでちょっと再生してとか。
LLMにMCPが接続される
ChatGPTやClaudeが外部ツールを操作する「手」を持つ
DAWやAI音楽ツールが対応する
ACE Studioが対応。Logicもオフィシャル機能として使えるようになれば連携が広がる
会話しながら制作できる
「ここをこうして」「ここから再生して」とAIに話しながら作る、制作現場に近いやり方が可能になる
まとめ
この回は、久しぶりの音楽AIツールのキャッチアップから、名前の似たMPCではなくMCPという仕組みに注目した解説回でした。MCPはLLMが外部ツールを操作する「手」であり、これが広がればAedaさんはAIと会話しながら音楽制作を進められる未来が近づくと見ています。
- MCPはLLMから他のツールへ接続して操作するためのプロトコルで、楽器のMPCとは別物
- ACE StudioではすでにMCP機能がリリースされ、Maedaさんが試している段階
- Logicもオフィシャル機能としてMCPに対応すれば、ChatGPTと会話しながら操作できる可能性がある
- AIと喋りながら制作する形は、複数人であれこれ話しながら作る従来の制作現場に近づくとMaedaさんは期待している







