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S1-5 80年代、絶望は踊りに変わった。――レーガン、サッチャー、Joy Division、New Order、そしてハシエンダへ
2026年9月7日 06:00·36分46秒
80年代、世界は明るくなったのか。いや、むしろ結構めちゃくちゃでした。
アメリカではレーガン、イギリスではサッチャー。規制緩和と市場主義が進む一方で、工業都市では失業が増え、格差が広がり、コミュニティが崩れていく。
そんな時代に、音楽はどう変わったのか。
パンクが外側にぶつけていた怒りは、やがて内側へ向かい、Joy Divisionの暗く冷たいポストパンクへ。
1980年、イアン・カーティスの死。残されたメンバーはNew Orderとして再出発し、ギターだけではなくシンセサイザーやドラムマシンを鳴らし始める。
そして、その音楽から生まれた金は、マンチェスターの巨大クラブHaçienda(ハシエンダ)へ。
ところが、客は踊る。踊り続ける。でも酒を飲まない。水しか売れない。
パンクの絶望は、いつしかクラブのビートへ。工業都市の荒廃は、マッドチェスター、レイヴ、そしてその先のクラブカルチャーへつながっていきます。
一方、日本ではYMO、坂本龍一、THE BLUE HEARTS、バンドブーム。欧米との「約10年のタイムラグ」はなぜ生まれ、MTVや音楽雑誌などのメディアは、その距離をどう縮めていったのか。
そして今回も部室は脱線多め。
「池袋で売ってたのはクラック?」「それ偽造テレホンカードだろ!」90年代の“謎のしめじ”、炭鉱労働者を助けるために町へ“突っ込む”LGBTQの若者たち、そして水しか売れずに経営が苦しくなる伝説のクラブまで。
社会が壊れたとき、人は怒るだけじゃない。踊ることもある。
なぜ80年代に、ロックの外側から新しい音楽が一気に生まれ始めたのか。
今回も、音楽を知っている人も知らない人も一緒に考える、大人の軽音部です。
そして次回、いよいよ――ヒップホップが80年代に花開く。
あの音楽は、偶然じゃなかった。
※シカゴハウスとデトロイトテクノは割愛しましたけど、きっとやります!!
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