なぜ今更「ポッドキャスト」を語るのか
スキ研究ラジオは、今回でなんと99回目を迎えました。次回はいよいよ100回目です。
99回ってやばくない?数えることできますか、あなた。
二人は、ここまで続けられたこと、そして聴いてくれる人がいることへの感謝を口にします。
100回を前に選んだテーマは「ポッドキャスト」でした。今更に思えますが、そこには理由があります。
100回目前にして、99回続けてきて、このポッドキャストを通じて自分たちも学びもあったし、出会いもあった。他のYouTubeやインスタ、note、Xとの違いも感じてきた。それを改めて、実体験も踏まえて語れたらいいんじゃないか。
がんちゃんにとっても、ポッドキャストは人生を変えたものだと話します。最初に聴いたのはコテンラジオ歴史を深掘りして語る人気ポッドキャスト番組。番組内では歴史上の人物を題材にした回が多いでした。
一番最初に聞いたポッドキャストはコテンラジオですね。そこで聞いた吉田松陰の話が、いつの間にか好き研究ラジオ99回まで引き上げるということになってるわけですよ。
感情が最も伝わるメディア
がんちゃんが挙げるポッドキャストの魅力、その一つ目は「感情が最も伝わるメディア」であることです。
文字にする、映像に残すという行為は、情報の一部を切り取って伝えることだと言います。映像は編集が前提で、テキストは削ぎ落とすことで美しくなる表現です。
ポッドキャストっていうのはなんか感情をそのままダイレクトに切り取ってる気がしていて。声とかトーンとか感情表現、こういうものがダイレクトに届くっていうのがやっぱ強くて。
直接耳で聴くからこそ、対面で話すときのような「相手と話している感覚」が生まれるとも話します。
かべちゃんは、内容だけでなく話者の掛け合いや雰囲気そのものを聴きに行っていると言います。
内容もそうだけど、実際に話している人たちの掛け合いとか雰囲気が好きで、それを聞きに行きたい。ドライブ中とか料理しながら、ライトに聞ける。真面目なんだけど、ライトに情報を聞ける。その場を楽しんでいる感じ。
YouTubeでは得にくい「同じ場にいる感覚」も、ポッドキャストならではだと二人は話します。
ポッドキャストが大統領選を動かした?
二つ目の魅力は、数字にもポッドキャストの影響力が表れているという点です。
わかりやすい例が、2024年のアメリカ大統領選挙です。トランプ氏が再び大統領になったこの選挙は「ポッドキャストエレクション」とも呼ばれたと言います。
人気ポッドキャスターのジョー・ローガン氏とトランプ氏の対談は、24時間で2600万再生、3日間で4000万再生を記録したと紹介されます。
同じ日のテレビニュースの視聴世帯は、主要局を足しても4000万に届かなかったと言います。しかも対談は3時間ノーカットでした。
自分の国の大統領を選ぶってなった時に、3時間割いてもいい、映画一本分ぐらい割いていいよねって思う可能性は全然あるよね。
トランプ氏は主要な14のポッドキャストに出演し、対立候補のハリス氏よりも大幅に多かったと話されています。出演後、リスナーの支持率にも変化が見られたと言います。
話が及ぶと、二人は日本の状況も気にかけます。前回の選挙ではポッドキャストはあまり話題になっていなかったと振り返りつつ、日本はアメリカより遅れているものの、次はチャンスがあるかもしれないと話します。
実際に今回はビデオポッドキャストを撮る政治家もいて、小泉進次郎氏の発信は評判が良かったと紹介されます。切り取られにくく、文脈ごと聴いてもらえる性質が双方にとって良いのではないかと二人は考えています。
世界で6億人、ブルーオーシャンの日本市場
三つ目は、グローバルなトレンドとしての成長です。ポッドキャストのリスナーは、いまや世界で6億人弱にのぼると紹介されます。
ポッドキャストのリスナー、なんと6億人弱になったと。5.84億人って言われてるらしいですね。
広告市場も年率15パーセントほどで成長し、2035年には5兆円規模を超えると見込まれていると話されています。
経営者やCEOが発信する時代にもなり、消費者の7割以上がそうしたブランドに好感を持つという調査も紹介されます。
日本でも成長は続いており、月間利用率はNetflixやFacebookなどを上回る成長率だと言います。一方で市場規模はアメリカの100分の1程度で、伸びしろが大きいと話されています。
伸びしろだらけですね。
さらに、専門性の高い領域や教育・コーチングの分野では、YouTubeよりも成果につながりやすいとも言われていると紹介されます。
99回やってみて実感した、自分たちにとっての価値
マクロな話のあとは、二人自身の実体験に話が移ります。
かべちゃんは、普段話さないことを第三者と話せる点が大きかったと振り返ります。
このマイクとヘッドホンつけて喋る時って、独特の新しい普段話さないような深い話とか、人生とか、そういうことについて自然と話せる感じがめっちゃ貴重だった。それがすごい楽しかった。
がんちゃんは当初、マイクを前にすると恥ずかしくて情報が減るのではと思っていたと言います。ところが実際は逆でした。
誰かに聞いてもらえるかもって思いながら話すだけで、脳の使われ方が違って、なんか違う話をしてくれる気がするんだよね。それがゲスト回とかはめちゃくちゃ面白くて。
体験を言語化し、記録として積み上がっていくこと自体が、日常だけでは得られない豊かさになっていると二人は話します。
いつでも聞き直せるっていうか、流れていかない、記録に残るっていうのがすごいいい気がする。
99回分の歩みを一気に振り返る
せっかくの節目ということで、二人は第1回からの歩みをざっくり振り返ります。
第1回はラジオの紹介、そして「好きの定義」や「好きの持続可能性」といった真面目なテーマから始まりました。1回目は2024年9月5日、気づけば1年半以上続けてきたことになります。
バンライフや猫、ゲスト回など、話題は多彩に広がっていきました。ゲストが何度も繰り返し登場してくれたことも、二人にとって印象的だったようです。
2回3回出てくれる人がいるっていうのもまたね、ありがたいよね。なんかあんまないからね、他のポッドキャストだと。
抽象的なテーマを深掘りした回もあれば、循環的時間概念やシンギュラリティ、量子力学を即興で語った回もありました。がんちゃんは、自分の思いが込もった回は「面白くない回」だと自嘲気味に振り返ります。
第27回では「東京がいまいち好きになれない理由」を話し、その約1年後の第77回で福岡移住を報告したと振り返ります。
2024年10月3日に話した、その一年後には移住してますね。言葉はね、現実になるんですね。
かべちゃんは、ゲスト回で見えてくる「好きの裏側のストーリー」が純粋に楽しかったと言います。また、一つのワードを分解して深掘れるようになった変化も感じているようです。
始める時はとりあえず機材だけ買って、誰にも聞かれなくても楽しく話せる時間があればいいなと思ってたけど。結果、結構いろんな人に聞いてもらえて。ゲストに出てくれたり「聞きました」みたいなのがあり、やりがいの一つになってる。
100回、そして新章へ
ずっと「好き」について語り続けてきたからこそ、次のステップが見えてきたと言います。
次はね、これを形にしていこうということを思っていて。次回はそういう次の展開に向けてということを話したい。
99回という節目は、終わりではなく新章の入り口だと二人は語ります。
最初は何気なく古民家で始めた好き研究ラジオが、いろんなゲストとの会話やコミュニケーション、応援のおかげで、気づけたこと、トライしたいと思えることが出てきました。
最後は、いつもの掛け合いで締めくくられました。
今日もかべちゃんの猪突猛進を。
絶対言われると思った。
まとめ
ポッドキャストは、感情がダイレクトに伝わり、切り取られにくいメディアとして世界的に成長を続けています。スキ研究ラジオの二人は、99回続ける中でその価値を実体験として感じ取り、次の新章へと歩みを進めようとしています。
- ポッドキャストは声やトーン、掛け合いを通じて感情がそのまま伝わるメディアだと語られています。
- 2024年の米大統領選は「ポッドキャストエレクション」と呼ばれ、その影響力の大きさが数字に表れています。
- 世界のリスナーは6億人弱、広告市場も成長を続け、日本市場は伸びしろが大きいと紹介されています。
- 二人にとってポッドキャストは、普段話さない深い話を言語化し、記録として積み上げられる貴重な場になっています。
- 99回は終わりではなく、これまでの積み重ねを「形にする」新章の入り口だと語られています。
