AIは、僕が大事にしたいところを省いてしまう
音声を聞いて、AIに文章を作ってもらうことがよくあります。今日の流れとか、自分が思ったこと、伝えたかったことを話しているんですけど、いざ文章にしてもらうと、そこが抜けている場合が多いんですよ。
そこが、AIと僕の気が合わないところなんですね。
僕はいつも『LISTEN』というところでRSS配信をしているので、全部の音声が要約されずに文字起こしされて出てきます。それをAIに預けて文章を作ってもらうんですけど、まずそこでズレが生じるんです。
整えてもらった文章を自分で読んで、自分が話した内容だなとは思う。でも、大事にしていた部分はどこだったんだと考えたときに、そこは拾わないんだなと気づくんですよ。
AIも気を使って、読んでもらえる記事を作ってくれます。この配信ではこういうことが言いたいんだろうな、という推論のもとで作るわけですよね。
でも、そこに「あれ、言いたいことが入ってないな」という違和感が残るんです。
違和感の部分こそ、自分が隠れている場所だった
なぜそれを拾わなかったんだと言って、もう一回貼り付ける。すると、今までAIが綺麗に整えてきた文章を見て、「あ、そういうことが言いたかったんですね」と気づくんですよ。
その自分の部分こそが、実は独自性であって、AIが消していく部分なんじゃないかと気づいたわけです。
優秀であればあるほど、AIは結論を急ぐんですよね。もちろん本来は、言いたいことと結論だけでいいんです。
でも、なぜ毎日のように十何分も話しているかというと、その結論に至るまでの思考のログや、迷いを残したいからなんです。今もこうやって、迷いながら喋ってますけど。
スタートとゴールだけがあって、中間の葛藤したことや、苦労したこと、どうやってゴールしていったかというのが、飛ばされる時代になっちゃったんじゃないかなと思っていて。
自分の言葉じゃないものに共感されても、嬉しくない
じゃあどう直すか、というタイトルで話そうと思ったんですけど、直しません。考えないで、もう一回AIに与えてみる。「違わないか」という一言を添えて。
AIが最初に選んだ答えは、おそらく一般的に、いい方だと思うんです。完成度的にはいいんですよ。この方が読まれるんじゃないか、拾いやすいんじゃないか、とAIが判断してるんで。
でもそこで思うのが、自分の言葉じゃないことに共感していただいても、僕は嬉しくないんですよ。
僕の言葉をうまく表現してもらって、いい文章やいい作品ができたとしても、多分自分のものだと思えない。そういう頑固な側面が、自分にはあります。
自分の精度が上がっていないと、続かない
いま『GPT』のイメージの新しいバージョンとか、いろいろ出てますよね。正直、名前もうまく読めないんですけど。
新しいモデルが出た、バージョンが上がった、と、どんどん揺らされている感じがします。でも無料では触れないものも多いですし、最高のモデルで最高のパフォーマンスを出せる人って、ほとんどいないと思うんですよ。
そんなに使わないというのが本音で、すぐに追いつきますしね。だから、あんまり時間をかけなくていいんじゃないかなと思っています。
いま自分がやっている発信の精度を上げると言ったって、自分の精度が上がっていないと続かないんですよね。一瞬で終わる、ラッキーパンチみたいになっちゃう。
だから、AIのスキルを追いかけるよりも、自分のスキルを上げながら、自分のやりたいことをつなげていく方がいいんじゃないかなと思います。
皆さんもぜひ、『LISTEN』を使って言葉を文字にして残しておくのがいいんじゃないかなと思います。過去の分も拾ってくれるので、思考のログが溜まっていきますよ。
昨日の違和感に続いて、その正体は自分だったという結論に行き着いて、じゃあそのズレをどう直すか。直さないでいきます。
最終的には、声で始まって一本でつなぐのがいいんじゃないかという仮説のもとで動いているので、よかったら一緒にやっていきましょう。
今日はこの辺で。ありがとうございました。さようなら。
まとめ
AIが整えてくれた文章に残る違和感は、結論に急ぐAIが省いてしまった「自分の部分」なんじゃないか。だからその違和感を直さずに、迷いや思考のログごと残していくことにしました。
- 音声を文章にすると、自分が大事にしたかった部分がAIに省かれることが多い
- 結論に至るまでの迷いや思考のログにこそ、その人らしさが残っている
- 自分の言葉じゃないものに共感されても嬉しくないので、違和感は直さない
- 新しいAIを追いかけるより、自分の精度を上げていく方が続く





