農園の娘とライター、二人の自己紹介
この回のハナウタさんは、かなえーるとまきおーるの2人です。番組は、ため息の中にあるポジティブな鼻歌を一緒に探すというコンセプトで進みます。
かなえーるは、長野県南信州で市田柿を生産する白木屋農園の娘です。まきおーるはこの回が2回目の出演で、副業フリーランスのライター兼広報として、東京都の下町で暮らしています。
夫のレストラン級の料理と、娘の折半エピソード
まきおーるの最近の「鼻歌」は、夫が作る料理でのパーティーでした。夫は料理が好きで、一般家庭にはないような機材を使って本格的な料理を作るといいます。
(まきおーるさんの家は)家庭とは思えない、レストランみたいな料理が出てくる。作ってるの旦那さんみたいな。
最近はコーヒーの焙煎にもハマっていて、夫はロースターを眺めながら時間をメモして焙煎しているそうです。
(夫は)ずっと眺めながら、「何分経ったかな」って言って、一生懸命メモを取りながら焙煎しております。
かなえーるの「鼻歌」は、小学2年生の娘とマルシェにしおり作りのお店を出したときのことでした。娘が主体で、かなえーるは手伝いという立場だったといいます。
その日の利益が出たあと、娘から思いがけない言葉が返ってきました。
そしたら娘が、「じゃあ半分はママの利益だから、半分ママにあげるね」って言われて。
教えたわけでも教養したわけでもないのに、二人で出したから折半する、という考えが自然に出てきたことが、かなえーるには嬉しかったといいます。
今回のお便り「SNSでフォロワーが伸びません」
ここから、ため息さんのお便り紹介に入ります。今回届いたのは「SNSでフォロワーが伸びません」という悩みでした。
SNSでフォロワーが伸びません。
企業のSNS運用代行もしているまきおーるも、この悩みには共感します。毎月いろいろな施策を試して振り返りをしながら進めているものの、簡単には伸びないといいます。
わかります。全然伸びないですー。毎月いろんな施策をしながら、振り返りをしながら、少しずつ(進めて)おります。
3年越しで始めた白木屋農園のアカウント
かなえーる自身も、8月に白木屋農園のInstagramアカウントを始めたばかりです。3年越しで重い腰を上げての開設でした。
始められた背景には、ブランディングで軸が決まり、発信したい内容が明確になったことがあります。さらに、柿の収穫や作業を手伝いに来てくれるミカちゃんが写真も撮れることが後押しになりました。
8月中はほぼ毎日更新できたものの、言いたいことがなくなったわけではないのに、1か月経つと失速して週1になってしまったといいます。
だけど、これは伸びないって。9月になったら、1か月経ったら失速しまして、週1になりました。
予約投稿もできますが、かなえーるは苦手だといいます。その場で投稿したいことを投稿したい、という気持ちが強いようです。
なんか、そん時投稿したいことを投稿したい。予約投稿すると、「これ誰が書いたんですか?」みたいな感じに自分がなっちゃって。
個人アカウントのフォロワーからは、リポストを見て「フォローしてる気になってました」と言われることも多いそうです。
まきおーるがよく見るレシピアカウント
話題は、二人がふだん見ているアカウントに移ります。まきおーるは、料理を作りたいときに単語で検索して出てきたレシピアカウントをよくチェックするそうです。
特に気に入っているのが「イラストレシピ」というアカウントです。イラストと実写の両方でレシピを紹介していて、ゆるキャラのようなメインキャラクターがいるといいます。
(イラストレシピは)めちゃくちゃ可愛くて見応えのあるアカウントなので、ちょっと見てもらいたいなっていう。
イラストがきっかけでアカウントを知り、実際のレシピを見て「すごいな」と思ったといいます。メインの料理からスイーツまで網羅されている点も好きな理由です。
好きになると人柄まで追いたくなる、かなえーるの見方
かなえーるがアカウントを見るときの軸は、まきおーるとは少し違います。好きになったら、その人のことをとことん知りたくなるといいます。
たとえば、伴走してきた「まるごとん」の上野純子さんのアカウントでは、レシピ投稿だけでなく、ふとした日常のストーリーを見るのが好きだといいます。
(純子さんが)今日は家に帰ったら、ばあばがご飯を作ってくれてあってもうマジで神だった、みたいなストーリーとか見るのが好き。
沖縄でやちむんを作る育陶園の園主の個人アカウントも、よく見るそうです。伝統的なものをやりながら新しいものを取り入れたいという葛藤や、家族のことが書かれている点に共感しているといいます。
まきおーるも、かなえーるの白木屋農園と個人アカウントを追っていると話します。
私はかなえるの白木屋のアカウントも個人アカウントも見てます。めっちゃ追ってる。
柿が有名人につながる、思わぬきっかけ
かなえーるがよく見るアカウントに「おやつ」というものがあります。食べ物についていろいろなゲストと対話するリールが上がっていて、「わかる」と共感しながら見てしまうそうです。
このアカウントを知ったきっかけも、柿でした。柿についてのリールが上がっていて、おしゃれで有名な人が柿の話をしていることに引かれて見たといいます。
今年の柿の話にもなりました。かなえーるが作る市田柿 ── 長野県南信州の伝統的な干し柿。むっちりとした食感が特徴で、11月頭から収穫が始まり、完成は12月ごろになりますは、今年は一つ一つが大きいそうです。原因はわからないものの、雨が多いことが関係しているかもしれないと話します。
どこの柿畑見ても今年大きいなっていう感じ。
インフルエンサーになっていた知り合いと、投稿への重い腰
まきおーるは、知り合いがいつの間にかレシピアカウントのインフルエンサーになっていたことにも触れます。友達のリポストで気づいたそうです。
友達がリポストしてて、「あれ?」と思って見たら、「すごいめっちゃフォロワーがいる、インフルエンサーになってる」みたいな。
見ているのは食関係のアカウントばかりだといいます。まきおーる自身も、夫の料理を紹介したい気持ちはあるものの、Instagramの投稿作りには重い腰が上がらないと打ち明けます。
いつか私もやりたいなと思いつつ、旦那の料理を紹介できたらいいなと思いつつ、やっぱインスタは重い腰が上がらないんですよ。
二人とも、ストーリーズなら気軽でも、1投稿を作るのは大変だという点で共感し合います。
Threads、TikTok、X、それぞれのプラットフォーム観
まきおーるは最近、投稿はnoteが一番多いといいます。ライターでもあるので、書く場が中心のようです。加えて、最近はThreads ── Meta社が運営する短文投稿型のSNS。Instagramと連携しやすく、テキスト中心でやり取りができますも始めたそうです。
かなえーるは、Threadsに手を出したら終わると身構えます。ずっと携帯を見てしまうから、というのが理由です。
いやもうさ、Threads手出したら私終わると思って。ずっと携帯見ちゃうと思って。
まきおーるの実感では、農家さんや生産者さんはXよりThreadsに多く、そこからInstagramへ流入させているイメージだといいます。ただ、自分のアルゴリズムの影響かもしれないと断っています。
かなえーるは、5、6年前にX上で農業関係の人とやり取りをしていた経験を振り返ります。当時とはSNSの状況が変わってきていることを実感します。
TikTokは二人とも見るのもやっていません。一方で、かなえーるの義理の母はTikTokで料理レシピをよく見ているそうです。
年齢層が高い人にもTikTokが広がっている、という話に二人は驚きます。
おじ様とかも結構TikTok見てるらしいっていうのを聞いて。「え?何を見るの?」みたいな。
つい癖になって読んでしまう投稿の正体
かなえーるがよく見るアカウントに、ポルトガル食堂などを手がける料理研究家の馬場さんの個人アカウントがあります。高校生の娘のために毎日作るお弁当が投稿されているそうです。
定番の生姜焼きや唐揚げでも、柚子胡椒を入れるなど、一般の人では思いつかない調味料でひと工夫されている点に引かれるといいます。
そして、キャプションは毎日たった3、4行ほど。「今日でテスト終わりなんだって」といった、ふとした一言がトロッと書いてあるだけなのに、つい読んでしまうといいます。
そう、つい癖になって、読んじゃうな。
この話から、かなえーるは、そういう投稿をできればフォロワーが増えるのか、と自分の運用に引きつけて考えます。ただ、キャプションを考えるのも大変だという点で二人はうなずき合います。
農園のアカウントとしては、料理ばかりが並ぶと違和感が出るため、農園・人・料理の順番を考えたほうがいいかもしれない、とかなえーるは話します。ただ、やり始めてからは最近続いていないそうです。
結局たどり着いた、写真とDMという地道な工夫
まきおーるは、お便りの「フォロワーが伸びません」という悩みを解決する話ではなかったな、と振り返りつつ、かなえーるが意識していることを尋ねます。
かなえーるが意識しているのは、世界観です。写真を撮ってくれるミカちゃんの写真が好きで、なるべくその写真を投稿したいといいます。
自分で撮った写真やもらった写真も、ミカちゃんの写真に合わせるように補正しているそうです。ここ2年で撮り溜めた写真というネタも十分にあります。
じゃあいっぱいネタはあるのね。いこうよー。
もう一つの工夫が、フォローしてくれた人へのDMです。かなえーるは、フォローしてくれた人にはほぼ全員DMを送っているといいます。
フォロワーさん増えてほしいから、単純にフォローしてくれたらほんとめちゃめちゃ嬉しいから、すごいテンション上がってDM毎回してる。
地元の人や、嫁いできた人、移住してきた人ともDMでやり取りができるのが楽しいといいます。南信州のいいところを聞けたりする点も、地域のアカウントらしい魅力です。
地域のアカウントって感じがしてめっちゃいいと思う。
答えは出なくても、また頑張って投稿しよう
フォロワーを伸ばす明確な答えは出ませんでしたが、二人の会話からは、地道な工夫や続けることの大切さがにじみます。
かなえーるは、撮り溜めた写真というネタがあることに背中を押され、また投稿を頑張ろうと話します。番組は、明日のかもしれないを面白がることで、ため息が鼻歌になるかも、という言葉で締めくくられました。
まとめ
この回は、ため息さんの「SNSでフォロワーが伸びません」という悩みを入り口に、二人の発信の実情と、ついつい見てしまうアカウントの魅力を語り合う雑談回でした。答えは出ませんでしたが、続けることや人柄が伝わる投稿の力が浮かび上がりました。
- かなえーるは3年越しで白木屋農園のInstagramを始めたが、1か月で毎日更新から週1に失速した
- 二人が追ってしまうのは、レシピや世界観だけでなく、その人の人柄や日常がにじむアカウントだった
- キャプションが3、4行でも、ふとした一言があるだけで癖になって読んでしまう投稿がある
- 農家や生産者はThreadsに多く、TikTokは年齢層が高い層にも広がっているという実感が語られた
- かなえーるの地道な工夫は、好きな写真で世界観をそろえることと、フォロワーへのDMだった





