最近の「鼻歌」、新しいトートバッグと夕方の光
番組冒頭、もとかさんはさゆさんに「最近鼻歌したことってありますか?」と尋ねます。
さゆさんが挙げたのは、漁網でバッグを作るアムさん ── 漁網(漁業で使われる網)を素材にバッグを作るブランド。使われなくなった網を製品に生まれ変わらせているのトートバッグでした。全国を渡り歩いていく企画に参加していて、そのバッグがちょうど届いたばかりだといいます。
白地に、船からテープを下ろす様子を描いたカラフルなイラスト。そのバッグを持って地元の海岸へ出かけ、写真を撮って楽しんだそうです。
新しいものってやっぱりちょっとテンション上がりますよね。
もとかさんも、エピソードのあるものを身につけられるワクワクに共感します。
一方のもとかさんは、休日にひたすらダラダラしてお昼寝をしていたと話します。ふと目に入ったのは、夕方の日の光が壁に映る景色でした。
何にも今日は進捗があったわけじゃないけど、いい休日だったなって。
さゆさんは、日の当たり方や日の加減に癒されると応じます。季節によって光が変わることに気づける時間そのものが、鼻歌の時間なのかもしれません。
確かに今日ダラダラしたっていうのも、なんかそういうことに気づく時間だったのかもしれない。
大崎上島のお出かけ、温泉から見えた瀬戸内海
ここからは「お出かけノート」のコーナーです。ポッドキャストを飛び出して、二人で出かけた記録を紹介します。
今回訪れたのは、広島県豊田郡の大崎上島にあるレモン農家Shiki Farm ── 広島県大崎上島でレモンやみかんの栽培を行う農家。二人で運営しており、草木染めのワークショップも開いているです。収録の1週間前に、もとかさんとさゆさんの二人で出かけてきました。
もとかさんがまず挙げたのは景色の良さです。Shiki Farmを訪ねる前に立ち寄った温泉から、瀬戸内海が見えたといいます。
大崎上島からはこういう景色が見れるんだなっていうのを一つ知れる場所だったなって。始まりから最高でした。
もとかさんは、広島や愛媛のあたりは島の数が多いように感じると話します。岡山や香川の側から見るよりも島が近く、コンパクトな海に、一つひとつ人が住み、歴史があるのだろうと想像したそうです。
さゆさんは以前、取材で一度Shiki Farmを訪れていて、今回が二回目でした。
一回目はレモンの時期で、レモンやみかんの栽培風景を見せてもらったといいます。今回は温泉に加えて、山に登って島を見渡しました。
大崎上島って確かにいろんな島の中の一つだけど、すごくなんか、こんなに魅力的な、見どころのある町なんだなっていうのを改めて再発見した時間でした。
もとかさんは、さゆさんたちが取材に行った様子を見て「行きたい」とつぶやいたところ、今回誘ってもらえたそうです。
ご縁を作っていただいたり、夢を叶えてもらったなっていうので、すごくいい時間でした。
草木染め体験、最後までわからない模様のおもしろさ
Shiki Farmでは、二人が楽しみにしていた草木染めも体験しました。運営するお二人が草木染めのワークショップを開いていて、1〜2時間ほど体験させてもらったといいます。
今回染めたのは手ぬぐい。輪ゴムで好きなところを絞り、模様を出すやり方です。
押さえ方一つでなんか草木染めの模様が違うというか、どんな柄になるのか最後までわからないっていうのが面白いなって。
もとかさんによると、輪ゴムを小さめに絞るか大きめに絞るかで柄が変わります。一箇所止めただけなのに丸が3つできたり、さゆさんの手ぬぐいはお花のような丸になっていたそうです。
すごく、なんか一期一会って感じがしました。
運営する志乃さんによると、絞り方は人によってさまざまだといいます。過去には馬の形にする人や、恐竜の形にする男の子もいたそうです。
絞る過程を楽しみ、何ができるかを味わう。思いどおりにならないことが、そのまま草木染めのたのしさになっているようです。
ミントから黄色、枝から薄いピンク。自然の色は思いどおりにならない
草木染めのもう一つのおもしろさは、染めるものによって出てくる色が意外なところにあると二人は話します。
今回はミントで染めた部分がありました。ミントと聞くと緑や青っぽい色を思い浮かべますが、出てきたのは鮮やかな黄色でした。
私たちがイメージする色と、草木染めで出てくる色が全然違うから、植物が持ってる色って深いというか、一色だけじゃないのかなって。
さゆさんが染めたのはミントとブルーベリーです。ブルーベリーは紫になると思っていたら、実ではなく枝で染めると教わり、出てきたのは薄いピンクでした。
今でもその手ぬぐいをお家で眺めたりとかして、思い出に浸ってます。
もとかさんは、もう一色をイチジクで染めました。イチジクの皮を煮て出てきたのは、綺麗な黄緑だったといいます。
想像した緑や青ではなく、鮮やかな黄色に
実ではなく枝で染め、薄いピンクに
皮を煮ると、綺麗な黄緑に
さらに、植物を煮て染める液を作る過程では、ほんのりと香りも楽しめたといいます。もとかさんは、ジャムを遠くで嗅いでいるような果物の香りだったと振り返ります。
部屋の中だけど、自然に触れられたり、植物のことを考える機会になったり、今まで経験したことがない、すごくゆったりした感覚になれた時間だった。
さゆさんも、大崎上島で過ごした時間そのものが穏やかで豊かだったと話し、また行きたいねと言葉を交わしました。
まとめ
新しいトートバッグや夕方の光、そして大崎上島でのお出かけ。二人が見つけた鼻歌は、思いどおりにならないことのなかにあるたのしさでした。草木染めの模様や自然の色は最後までわからないからこそ、一期一会のおもしろさが生まれるようです。
- さゆさんはアムさんのトートバッグ、もとかさんは夕方の光に、それぞれ最近の鼻歌を見つけた
- 収録の1週間前、二人は広島県大崎上島のレモン農家Shiki Farmを訪ねた
- 温泉や山から見た瀬戸内海の景色に、島一つひとつの魅力を再発見した
- 草木染めは絞り方で柄が変わり、どんな模様になるかは最後までわからない一期一会の体験
- ミントは黄色、ブルーベリーの枝は薄いピンク、イチジクの皮は黄緑と、自然の色は想像とは違う意外さがあった







