漢方セミナーで気づいた薬局の強み
たいぞーさんは、毎月続く8ヶ月間の漢方セミナーを受講しています。
この回は5回目の受講で、漢方そのものだけでなく、患者さんの見立て方や変わり方など、さまざまな学びが得られる場だと話されています。
その中で今回、特に大事だと感じた視点があったといいます。それは、薬局には「物が目の前にある」という大きな強みがあるという気づきでした。
薬局の一つ大きな強みとして、商品が目の前にあるっていうのが、すごく大きな強みになるんだなということを、このセミナーの話の中で感じました。
「物を渡す」ことの本当の意味
薬局では、医療用医薬品もOTC医薬品も、その場で患者さんに手渡すことになります。
目の前で物を渡せること。ここに薬局ならではの強みがあるとたいぞーさんは考えます。
ただし、目的は物を売ることそのものではありません。その物を通して、患者さんが今抱えている不調や困りごとを解決することが目的だと話されています。
僕らが届けたいのは、商品を売って物を渡したいっていうわけではなくて、その物を通して、その人が今抱えている不調や困りごとを解決していきたいっていうのが、大きな目的になるんじゃないかなと思います。
その場で回復を体感してもらう関わり
たとえば漢方薬であれば、販売した薬をその場で服用してもらい、効果を見てもらうことができます。
熱中症のような症状であれば、経口補水液を販売して終わりにせず、待合で少し休んでもらいながら飲んでもらう関わりが考えられます。
軽度の脱水であれば、数分休んで水分補給をしてもらうことで、体調がすぐに回復していくといいます。
処方箋調剤でも、頓服薬が出ている方なら、その場で服用してもらい、服薬指導の間に症状が和らぐのを体感してもらえる場合があります。
来局
熱や熱中症などの不調で薬局を訪れる
提供
漢方薬や経口補水液、頓服薬などをその場で服用してもらう
体感
待合で休みながら症状が和らぐのを実感する
体験価値
「薬局に来て治った」という経験を持ち帰る
「治った」体験が生む患者さんとの関係
薬剤師が関わって体調が良くなったという経験を、目の前でしてもらう。これが薬局にできる大きな関わりの強みだとたいぞーさんは話します。
届けたいのは商品ではなく、患者さんの健康だという視点を持つことで、こうした関わり方が見えてくるといいます。
さらに、その場で良くなった体験をした患者さんは「ここに来て良かった」と感じ、次に処方箋を持つときや不調があったときにも、また薬局を利用してくれるようになります。
それが、かかりつけ薬局として患者さんとの強い関係性を築くことにもつながっていくと考えられます。
まとめ
薬局には「物がその場にある」という強みがあり、それを健康を届ける関わりに活かせるという気づきを共有した回でした。目的は物を売ることではなく、患者さんの不調を解決することだと語られています。
- 薬局の強みは、医薬品を目の前でその場で渡せること
- 目的は商品の販売ではなく、患者さんの困りごとの解決
- 漢方薬や経口補水液、頓服薬をその場で使い、回復を体感してもらえる
- 「薬局に来て治った」という体験価値が、次の来局につながる
- その積み重ねが、かかりつけ薬局としての強い関係性を生む



