音声配信も講演もこなす今の姿
たいぞーさんは薬局の薬剤師として在宅医療や外来患者対応に取り組みながら、社内の新人育成や研修の企画、社内研修の講師も務めています。
さらに勉強会やセミナーを自ら開催したり、外部の講演会で話をしたりもしています。最近は「薬学で患者を語る」ことを現場で本気で取り組みたい薬剤師が集まるオンラインサロンの運営も始めているそうです。
この音声配信では、日々の現場で感じたことや薬剤師という仕事の面白さを共有しています。今回は、そうして人前で話す活動をしているたいぞーさんが、昔からそれが得意だったのかという昔話がテーマです。
プレゼンで目の前がグラッとした学生時代
結論から言うと、たいぞーさんは昔から人前で話すのが得意だったわけではありません。むしろ全然そんなことはなかったと振り返ります。
大学の授業では発表の時間がある科目もありました。舞台に立ってプレゼンを始めようとしたとき、一気に目の前がグラッとして、フラフラしてきたといいます。
立ってるのもやっとというような緊張で、もう壇上に立って話をし続けるのも難しいんじゃないかと思うぐらい、フラフラになりながら人前に立って話をしていた
そんな状況だったため、正直あまり人前で話すのは好きではありませんでした。
苦手を克服したのは「特別な技術」ではなかった
では、苦手だったことが得意になっていったのは、特別な勉強をしたり技術を磨いたからなのでしょうか。たいぞーさんは、勉強はもちろんしたと前置きしつつ、それが克服に直接つながった気はしないと語ります。
今でも人前で話すことがものすごく好きというわけではないものの、伝えたいことがあるという気持ちが勝って、話したいという気持ちは強くなっているそうです。
落ち着いて人前で話せるようになった要因として、たいぞーさんが一番に挙げたのが「数をこなしたこと」でした。
1年目から積み重ねた「話す機会」
たいぞーさんは、話す機会に恵まれたことも大きかったと振り返ります。社内研修の講師として、1年目の時から会社に話す機会をもらっていました。
会社の事業のタイミングもあり、地域の高齢者サロンや老人会などの勉強会・講演会で薬の話をしてほしいという公民館での依頼も、年間で多くいただいたそうです。それらを全部回って話をしていく機会があったといいます。
それ以外にも、薬剤師会の研修会や学会のシンポジウムに招かれて話す機会もありました。さまざまな場で、多くの人に話す機会を重ねていったのです。
聞き手は「敵」ではなく「一緒に前へ進みたい人」
数を重ねるうちに、人前で話すことが苦ではなくなり、苦手意識がだんだんなくなっていきました。そしてもう一つ、たいぞーさんが気づいたことがあります。
聞き手が自分を品定めするように、対極にいる敵のような立場で話を聞いていると考えると、とても不安でしんどくなります。しかし何度も話す中で、たいぞーさんはそうではないと気づいたといいます。
聞いてくださっている方は、こちらに対して敵意があって聞いている方というのはまず持っていなくて、多くの方は話を聞いて何か学ぼう、何か得たいと、こちら側にむしろ寄っている
そう思えると、友達や仲間に話しているのと何ら変わらないと感じられたそうです。違いは、こちらが伝える情報量が多いという点だけだと考えると、とても気が楽になったといいます。
音声配信を毎日続けているのも、聞いてくれる人が放送から学びを得て日々に生かしたいと前向きな気持ちで聞いてくれているはずだと、イメージしながら話しているからだと語られています。
数をこなすことがマインドを変える
今回の学びのポイントとして、たいぞーさんは苦手を克服する手段を整理しています。技術を磨くことももちろん大切ですが、それだけではないといいます。
何より、数をこなすことで解決できることもある。そして数をこなす中で自分のマインドセットが変わり、苦手が得意になることもあるというのが、この回の中心です。
とにかく数をこなす
1年目から社内研修や地域講演など、話す機会を積み重ねる
聞き手への見方が変わる
聞き手は敵ではなく、一緒に前へ進みたい人だと気づく
マインドセットが変わる
友達に話すのと変わらないと思え、緊張がやわらぐ
苦手が得意になる
人前で話すことへの苦手意識がなくなっていく
まずはやっぱり数をやるということは何においても結構大事なことだというのが、たいぞーさんの実感です。技術より先に、まず場数を踏むことの意味を語る回でした。
まとめ
プレゼンで目の前がグラッとするほど緊張していた薬剤師が、1年目からの場数を重ねて人前で話せるようになった回想です。技術だけでなく、数をこなすこととそれによるマインドの変化が、苦手克服の鍵として語られました。
- たいぞーさんは学生時代、プレゼンでフラフラになるほど人前で話すのが苦手だった
- 苦手が得意になった一番の要因は、特別な技術ではなく「数をこなしたこと」だった
- 1年目からの社内研修や地域講演など、話す機会を積み重ねたことが大きかった
- 数を重ねる中で、聞き手は敵ではなく一緒に前へ進みたい人だと気づいた
- 数をこなすことでマインドセットが変わり、苦手が得意になることもある




