薬局DXがテーマの学術大会、その全体像
第19回日本在宅薬学会学術大会は、大阪のグランキューブ大阪を会場に、海の日の連休にあたる2日間で開催されます。
今回のテーマは「薬局DXで実現する外来・在宅・OTC これからの薬局の三本柱」です。在宅医療への薬剤師の介入がメインテーマになっています。
ただし在宅だけの話にとどまりません。在宅での経験や視点は、外来やOTC販売にも生きてくるとされ、薬局と薬剤師のこれからを広く考える内容になっていると話されています。
本編のシンポジウムはすでに前回までで紹介済みで、今回は本編とは少し軸をずらした2つの見どころに焦点が当てられています。
前夜祭のテーマはまさかの「しくじり」
学術大会には毎年、前日の夜に開かれる前夜祭があります。前泊して会場入りする参加者が多いことから、前日から催しを行い参加を募っているそうです。
今年の前夜祭は、前半が講演会、後半が懇親会という構成です。参加費は無料で、学術大会の事前参加登録をした人が参加できます。
注目の講演テーマは「しくじり」です。学術大会に関わる先生方の失敗体験を語る、バラエティ番組の「しくじり先生」を思わせる企画になっています。
人の失敗体験っていうのは、とても学びが多いものでもあるということもあって
現場や業界でよく見かける著名な先生が、薬剤師として歩む中で「しくじったな」と思う経験と、そこから得た学びを語ります。登壇する先生は6名と多く、内容の詰まった催しになっています。
懇親会もあるため、晩ご飯がてら参加するのも一つの選択肢だとすすめられています。
無料で参加できる仕組みと、埋まりつつある枠
この前夜祭が無料で開催できるのは、株式会社ゆやまと株式会社グッドサイクルシステムが協賛しているためだと説明されています。
せっかく用意された機会なので、学術大会への参加を考えている人はぜひ申し込んで、前日から盛り上がってほしいと呼びかけられています。
ただし前夜祭は120名限定です。収録時点ですでに80名近くが申し込んでおり、5月いっぱいから6月頭には枠が埋まる可能性もあると見られています。
参加を考えている人は、早めの登録が呼びかけられています。
模擬薬局で得られる「販売の視点」
もう一つの見どころが、昨年から開かれている模擬薬局です。OTC販売をしているメーカーがブースを作り、サンプル品を提供しながら商品をプロモーションする場所です。
サンプルがもらえるため、実際の商品を触った感触や大きさを体感できる点はもちろんメリットです。ただ、たいぞーさんが強調するのはそこではありません。
保険調剤薬局で働いていると、OTC商品を取り扱っていても、どういうポイントで、どんな患者に勧めればよいかまでは見えにくいと言います。
薬の特性から考えることは薬剤師にできても、販売の視点やセールストークは別物です。それを開発や営業の担当者から直接聞ける点に価値があると話されています。
実際にたいぞーさんも昨年、「こういう患者さんがいるのですが」と相談したところ、「それならこちらの商品もあります」といった提案を受けたそうです。そこから商品の取り扱いを検討したこともあったといいます。
OTC販売が薬局の大きな役割の軸になる中で、ただ置くのではなく地域のニーズに応えるOTC販売を考えるきっかけになると位置づけられています。
参加登録の呼びかけと、現地での再会
学術大会は現在、事前参加登録を募集中です。前夜祭の枠も埋まりつつあるため、あわせて申し込みが呼びかけられています。
たいぞーさん自身も実行委員として、前夜祭からの3日間、会場のどこかにいると話しています。
ぜひ直接お会いして、いろんな現場のお話などして、これからの薬剤師について一緒に考える時間を過ごすことができたらな
まとめ
第19回日本在宅薬学会学術大会は、シンポジウムだけでなく、前夜祭と模擬薬局という「本編の軸から少しずれた見どころ」も楽しめる大会として紹介されました。前日から現場に足を運び、学びと交流の機会を広げてほしいという呼びかけで締めくくられています。
- 学術大会は大阪のグランキューブ大阪で、海の日連休の2日間に開催される
- 前夜祭は「しくじり」がテーマで、6名の先生が失敗体験と学びを語る
- 前夜祭は無料だが120名限定で、収録時点ですでに80名近くが申し込み済み
- 模擬薬局では、担当者から販売の視点やセールストークを直接聞ける
- OTCは「ただ置く」のではなく、地域のニーズに応える視点で考える機会になる



