帰宅後にポストをなぞるリスナーの告白
今回のお便り会に届いたのは、ラジオネーム「チョコパイと牛乳」さんからの相談です。誰にも理解されないという帰宅後のルーティンが告白されました。
相談の内容は、家に帰ると玄関ドアを開ける前に、必ず郵便ポストの表面を指で横になぞる、というものです。中身を確認するわけではないと本人も断っています。
皆さんに、誰にも理解されない僕の帰宅後のルーティンを告白させてください。
家に帰ってくると、玄関ドアを開ける前に必ず郵便ポストの表面を指でさーっと横になぞるのがお決まりなんです。
理由は、金属や素材の冷たい感触を指でなぞると「今日1日が終わったな」とほっとできるからだといいます。これをやらないと落ち着いて家に入れないそうです。
忘れていた時には、わざわざ家を出て(ポストを)なぞりに行きます。
相談者は、自分でも理由はわからないけれどやらないと気が済まないルーティンが3人にもあるかを尋ね、「自分だけじゃないとわかれば少し救われます」と結んでいます。
一回忘れて、また(家を)出てやるっていうのはすごいですね。
その癖は「因果応報」なのか、ただの習慣なのか
樋上さんは、なぞらなかった日に何か悪いことがあったのか、と相談者の心理を推し量ります。しかしジンクスのようなものではなさそうだと話が進みます。
指でなぞらんかった日に、なんかあったことあるんですかね。
吉田さんは、これに関連して自分がよぎるのは「因果応報」だと語ります。ただし、それは癖ではなく心構えの話だと区別しています。
(ポストをなぞる癖と)これ結構無関係じゃないですか。これやったから何かあるとかないけど、ただ、悪いことしたら自分に悪いこと返ってくるかなみたいな感じは思うから。
3人は、相談者の癖について「理由がわかっていないからこそ、そこに何かある」のかもしれないと考えます。ただ結論は出ません。
でも理由がわかってないから、多分なんかある。
そもそもルーティンが好きじゃない樋上さん
相談に答える前に、樋上さん自身は「ルーティンが好きではない」と打ち明けます。毎日同じことを続けること自体ができないタイプだといいます。
まずルーティン好きじゃないんで。毎日同じとか、これずっとやってるとか、そういうのまずできない。
朝起きてからの動きも決まっていないそうで、樋上さんには相談者のような「やらないと気が済まない」癖は思い当たらないという流れになります。
(やらないと気が済まないルーティンは)もうないですね。デイの感覚で考えたら、あんまないですね。
中さんの枕スプレー、それは癖なのか
一方で中さんは、寝る前に枕にいい匂いのスプレーを吹く習慣があると話します。ただ、匂っているかどうかももはやわからないといいます。
(枕スプレーは)眠りにリラックス効果みたいな。それも別に、もはや匂ってるかどうかもわからんけど。
樋上さんは、スプレーをする前に寝てしまった時に、わざわざ起き上がってやるのかを尋ねます。中さんは、起き上がってでもやると認めます。
それ、シュシュってやる前に枕(に頭をつけて)寝ちゃってて、もうやってないわ、みたいなはないんですか?
(起き上がって)シュシュッてしてから、すぐ寝てもビチャビチャ冷たくなってくるぐらいの感じで。
樋上さんは、それは相談者がポストをなぞりに戻るのと同じだと指摘します。中さんも、やらなくてもいいのに癖になっている、と気づきます。
(起き上がってやるのは)一回もう一回外出てなぞるのと一緒だから。
まあ、だからもう癖みたいになってるってことかな、それが。確かにそう言われると。
「奇妙な癖」と「ただの習慣」の境目
話題は、相談が求めているのはただの習慣ではなく「奇妙な癖」だという点に移ります。中さんは、貧乏ゆすりのような無意識の癖を挙げてみます。
もっとあった方がいいんじゃないですか、奇妙な癖。私の奇妙な癖、何かありますか?
樋上さんは、洗濯物をすべてネットに入れるといった行動を挙げますが、それは癖というより習慣に近いと3人で確認します。
(洗濯物は)何でも、どんなもんでもネットに入れるんですよ、全て。
中さんは、歯間ブラシのような毎日やっていることも挙げますが、それも習慣と被ってしまうと整理されます。奇妙な癖と習慣の線引きは、思ったより難しいようです。
それってなんか習慣とか、と何かちょっと(被ってるよね)。
理由がはっきりせず、やらないと気が済まない。相談者のポストなぞりや中さんの枕スプレーが近い
目的があって毎日続けている行動。洗濯物をネットに入れる、歯間ブラシなどが該当
山では8時間ラジオを聴き続ける吉田さん
吉田さんは、奇妙とは言えないかもしれないと前置きしつつ、自分の変わった習慣を明かします。ラジオが好きで、登山中はずっとラジオを聴いているそうです。
ラジオ好きやから、登山、長く何日も山登る時とか、ラジオ片っ端から録音していって、ずっと聞いてる。
山の上は電波が来ないため、あらかじめネットラジオなどをすべてスマホに録音していくといいます。長い時は8時間ずっと絶え間なく聴き続けるそうです。
(山を登る時)8時間とか、8時間ずっと聞いてる。山の上は電波来ないから、あらかじめ全部スマホに録音していって。
中さんは音楽ではなくラジオだという点に驚きます。吉田さんは、山は視覚で楽しむものなので、耳が空いている分そちらに集中できると説明します。
(山は)音ですごい楽しむもんじゃないから、耳全開なんで、耳から入ってくるものはすごいそっちも集中してる。
この「耳が暇」という感覚は、樋上さんには共感しにくいものでした。樋上さんは電車の移動中などはラジオを聴かず、スマホを触っているといいます。
(移動中は)全然聞いてないですもん。電車とか移動とかの時。スマホ触ってる。
妊娠前からずっと続く「子供の名前を考える」癖
話が尽きかけたところで、樋上さんが自分の癖に思い当たります。それは、暇があるとずっと子供の名前を考えているというものでした。
あれはなんか、ずっと子供の名前考えてるとかは、変なルーティンじゃない?
驚くべきことに、これは子供ができる妊娠の前から続いていたといいます。いつか子供ができたら、と想定して名前の候補を溜め続けていたそうです。
これ子供できる、妊娠する前からなんですけど、ずっと子供の名前考えてたり。
候補は常に更新され続けます。そのため、実際に1人目の子供に付けた名前は、それまで溜めてきた候補の中にはない名前だったといいます。
結局、1人目の子供が生まれるのにつけた名前は、今まで散々溜めた候補の中にはない名前を(つけた)。
樋上さんは、名前を考え続けるあまり「私、ゴールできんのかな」と思っていたほどだと振り返ります。今も2人目を想定して考え続けているそうです。
ずっと考え続けてたから、1人目(の)子供の名前、ゴールできんのかなって思ってたぐらい溜めた。
盆踊りの掛け声も名前候補に、樋上さんの発想源
樋上さんの名前を考える癖は、日常のあらゆる場面が発想源になります。ネットやテレビで見た響き、可愛い名前やかっこいい名前が耳に入ると、そこから候補づくりが始まるそうです。
テレビとか何か見てても、変わった名前とか、可愛いって思う名前とか、かっこいいって思う名前とか、そういう響きが入ったら、それを名前に。
その一例として、盆踊りの掛け声すら候補になると明かします。「よーいとせ」という掛け声から「よいと」という響きがいいと感じたそうです。
盆踊りでちょっと掛け声みたいなので、よーいとせみたいなのがあるんですよ。「よいと」っていう名前とかいいなとか。
中さんは、橋の名前や町丁目の表示を見ても候補が浮かぶのか、と面白がります。休み時間にスマホを見ている姿も、実は名前を調べているのではと冗談を言います。
(休み時間に)スマホ見てるあの姿見たら、まだ子供の名前、まだ調べてんちゃう、とか(なる)。
結果的に、この告白で相談者を救えたのではないかという流れで回は締めくくられます。自分たちにも奇妙な癖はある、と樋上さん自身が身をもって示す形になりました。
救われたんじゃないですか、チョコパイと牛乳さんも。「やば、変なやつおった」とか。
まとめ
リスナーの「ポストをなぞる」という奇妙な癖への相談から始まり、3人が自分の癖を掘り起こしていくお便り回でした。最後は樋上さんの「妊娠前から子供の名前を考え続ける」という告白で、相談者を救えたのではという着地になりました。
- 相談者の癖は、帰宅時にポストの表面を指でなぞらないと家に落ち着いて入れない、というもの
- 中さんの枕スプレーのように、目的があって続ける「習慣」と、理由が曖昧な「奇妙な癖」は線引きが難しい
- 吉田さんは登山中、電波の来ない山で8時間ラジオを録音して聴き続けるという習慣を持つ
- 樋上さんは妊娠前からずっと子供の名前を考え続け、候補は常に更新されるため実際に付けた名前は候補になかった
- 盆踊りの掛け声や橋の名前など、日常の響きが名前候補の発想源になっている






