そこまで好きじゃなかったのに爆裂ハマって帰ってきた
三宅は年始に、京都にある任天堂ミュージアムを訪れました。京都駅から電車で15分ほどという近さの施設です。
この場所は、もともと工場だったところです。少なくともファミコンや64などを作っていた工場の跡地に、任天堂ミュージアムが作られたといいます。
三宅自身は、もともと熱心な任天堂ファンというわけではなかったと話します。それでも、行ってみたら印象が大きく変わったそうです。
俺ね、そんな任天堂好きじゃなかったのに、爆裂任天堂好きになって帰ってきたから。
聞き手の吉田は、そのパターンの珍しさを指摘します。好きな人がわざわざ行くならわかるが、そうでない人が現地でハマるのは想像しにくい、という反応です。
任天堂があんまり好きじゃないやつが任天堂ミュージアム行って爆裂好きになるって珍しすぎる。
三宅は、任天堂作品は好き嫌いにかかわらず、子どもの頃にどこかで通ってきているものだと語ります。だからこそ、深いファンでなくても刺さる場所だと考えられます。
人数を絞る抽選制ににじむ任天堂らしさ
任天堂ミュージアムは、入場が抽選制になっていました。三宅は何度かチャレンジして外れ続け、ようやく当たって訪れたそうです。
人数を絞る理由について、三宅は、来場者がゆっくり見られるようにするためだと説明します。混雑させずに体験の質を保つ設計です。
任天堂っぽいわ。
三宅は、この人数制限そのものに、任天堂のもてなしの姿勢を感じたといいます。効率よりも一人ひとりの体験を優先する設計だと受け止めています。
吉田も、この年齢になると誰かのプロフェッショナリズムに触れると心が動く、と応じます。二人にとって、施設の作り込み自体が印象的な体験だったようです。
説明文のない展示フロアが「記憶」を呼び起こす
館内は基本的に2階建ての構成です。入るとまず2階から始まり、そこが展示フロアになっています。
2階には、任天堂がこれまで出してきたソフトやハードがひたすら並んでいます。特徴的なのは、そこに説明文がほとんどないことです。
並んでいるのはパッケージそのものです。たとえばポケモンなら、赤・緑・青・ピカチュウ版に加え、北米版やヨーロッパ版のパッケージがずらりと展示されているといいます。
三宅は、説明がなくても面白いと話します。パッケージを見るだけで、当時遊んだ記憶がよみがえってくるからです。
もう自分の記憶に紐付きすぎてて、それを楽しめる場所。
三宅は妻と一緒に訪れ、「こんなのやったな」という会話が弾んだといいます。友達と行っても、一人で行っても、それぞれに楽しめる空間だと語ります。
吉田は、これは博物館としてかなり新鮮な体験だと反応します。展示物そのものより、来場者自身の記憶と結びつく点が独特です。
同じシーンを横並びにしたマリカ進化比較展示
展示フロアでは、パッケージだけでなくゲーム画面も常に流れています。三宅は、この演出も面白いポイントだと話します。
特に印象的だったのが、ポケモンやマリオカートのように複数のナンバリングタイトルがあるシリーズの見せ方です。
同じシーンが横並びに展示されているといいます。たとえばマリオカートなら、スーファミ版・64版・DS版・3DS版・スイッチ版などのスタート画面だけが並べられている形です。
レインボーロードとかも含めて進化が一目でわかるっていうのも、これは超面白い。
三宅は、この並びを見ると、どこで技術の革新が起きたのかがわかると話します。
一方で、64の段階ですでに完成されていると感じる部分もあったそうです。マリオカートは特にそう思ったといいます。
スーファミだけやたらチープだけど、64になってからもうやってること変わらない。
花札DXや光線銃 現代風にした1階の体験コーナー
2階の展示を見たあと、そのまま1階へ降りると体験コーナーがあります。ここは、もともと任天堂が出していたゲームや遊びを現代風にブラッシュアップした内容です。
その一つが花札DXです。任天堂はもともと花札 ── 日本の伝統的なカードゲームの一種。任天堂は1889年に花札の製造販売を手がける会社として創業しましたを扱う会社でした。
花札DXでは、地面に巨大な花札が映し出されます。来場者はスマホを見ながら体を動かして、その札を取っていく体験になっているそうです。
ほかにも、昔任天堂が出していたという室内用バッティングセンターのような遊びを、現代風にアップデートした体験があります。ボールが出てきて、実際に球を打てる形です。
光線銃を使って的を撃つ体験もあります。三宅は、これらの体験コーナーを「USJやディズニーランドぐらい」と表現しました。
なんか体験、結構がっつり体験だね。体動かして。
追加購入なしのポイント制に感じた「また来てね」
体験コーナーは、遊び放題ではありません。ポイント制になっており、来場者は10ポイントだけを受け取ります。
体験ごとに消費ポイントが決まっています。大きいものは4ポイント、小さいものは2ポイントといった具合で、1回の来場では全部は体験できないようになっています。
吉田がポイントの追加購入について尋ねると、三宅は「ない」と答えます。お金を払えば遊べる仕組みではないのです。
だからまた来てねっていう。
三宅は、この制限に嫌な感じがまったくないと話します。むしろ、金儲けに走っている印象を受けないといいます。
入場料は2000円ほどで、それで1日遊べます。三宅は、来場者を楽しませようとする任天堂の気持ちを強く感じたと語ります。
いつ開館?関西旅行との組み合わせ方
任天堂ミュージアムは、比較的新しい施設です。三宅は正確な時期はうろ覚えとしつつ、去年の初め頃、1〜2年前くらいにできたレベルだと話します。
できて間もないこともあり、行きたい人が集中して過熱している状況です。抽選制になっているのも、この人気を反映していると考えられます。
三宅は、大阪にあるスーパーニンテンドーワールド ── 大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン内にある任天堂の世界を再現したエリア。ミュージアムとは別の施設ですとハシゴすることも可能だと話します。ただし、さすがに疲れそうで今回は行かなかったそうです。
京都駅からすぐの立地なので、大阪まで移動して「任天堂尽くしの関西旅行」を組むこともできる、というのが二人の見立てです。
グッズ2.5万円 起動音ガチャまで買った理由
三宅は、グッズに2万5000円分を使いました。吉田はその金額に驚き、それだけ買うなら元から任天堂好きだろうと突っ込みます。
買ったものの一つが、スーファミと64の大きなコントローラー型クッションです。三宅は両方を悩んだ末に、2個とも買ったといいます。
すごいよね。押し心地が本物。
三宅が着ているマリオTシャツも、ミュージアムで購入したものです。限定品ではないものの、旅の記念になっています。
ガチャガチャも数多く回したそうです。64やゲームキューブのミニコントローラーが出るガチャや、Wiiやゲームボーイアドバンスなどのハードのボックスがあります。
後者は、起動音が鳴る仕掛けです。三宅は、ゲームキューブの起動音などを聞くと「やったわ」「聞いたわ」という感覚になると話します。
吉田から「ゲームキューブのイメージがない」と言われた三宅は、自分もそこまでではないと認めます。それでもこれだけ楽しめたと強調しました。
三宅は、子ども連れや、外国人の友達がいる人にも強くおすすめしています。任天堂作品に触れたことがあれば、記憶と結びついて楽しめる場所だと締めくくりました。
まとめ
任天堂ミュージアムは、説明文のない展示や体験コーナー、追加購入なしのポイント制など、随所に任天堂らしい設計がにじむ施設です。そこまでのファンではなかった三宅が、グッズ2.5万円を使うほどハマった体験が語られました。
- 京都駅から電車15分の元工場跡地にある、抽選・人数限定の施設
- 2階は説明文の少ない展示フロアで、パッケージが記憶を呼び起こす
- マリオカートなど同じシーンの横並び展示で進化が一目でわかる
- 1階は花札DXや光線銃など、昔の遊びを現代風にした体験コーナー
- ポイント制や約2000円の入場料に「また来てね」という姿勢を感じたと話す







