話すことがない、それでもお便りから
この回は、近本光司さんが「最近なんか話せるもんない」と切り出すところから始まります。
いや、マジ最近なんか話せるもんないんですよね。
そこでRYUさんは、リスナーからのお便りをベースに進めることを提案します。近本さんが今のことに集中しているからこそ、話題が浮かびにくいのだろうと受け止めています。
それは今の(リハビリ)ことに集中されてるからですよね。
最初に読まれたのは、滋賀県のまさこさんからのお便りです。先日番組で子育ての話をしていたことに触れつつ、質問が寄せられました。
子育てをする上で何か大切にしていることはありますか。お子さんと一緒にいて一番楽しい瞬間っていつですか。
子供と過ごす「一番楽しい瞬間」はどれか
一番楽しい瞬間を問われた近本さんは、あえて1つに絞りませんでした。どの時間もかけがえのないものだという受け止め方です。
一番とかないですけどね。まあどれもね、かけがえのない瞬間なんで。
近本さんは、一緒に遊んでいる時間だけでなく、あとから写真を見返す瞬間も挙げます。子供と「これ覚えてる?」と会話することも、楽しい時間の1つだといいます。
さらに、遠征やキャンプで長く会えなかったあと、久しぶりに子供と会う瞬間についても語られました。そこで子供の成長を強く感じるのだそうです。
僕たちにとってはすぐ過ぎる一日でも、子供にとってはすごく長い一日だから。すごい成長してるんだなっていうのは思いますね。
家の中では大きく、街の中ではまだ小さい
RYUさんは、前回も子供が大人になっていく変化を感じると話していたことに触れ、別のエピソードがないか尋ねます。近本さんは、家の中と外での見え方の違いを挙げました。
近本さんによると、家の中にいると子供の大きさに見慣れてしまい、大きくなったと感じることが多いといいます。ところが、迎えに行って街の中で少し離れて見ると、印象が変わるそうです。
街の中で子供を見た時に、あれ、こんなちっちゃいの?って。
この見え方の違いを、近本さんは家族の中と社会の中の違いとして受け止めています。
家族の中では大きくなったかもしれないけど、社会の中ではまだまだ小さいな。まだまだ守ってあげないといけないなっていう感じかな。
RYUさんは、外で見たら意外と大きいと感じるほうかと思っていたと話し、近本さんらしい視点だと受け止めていました。
子育てで大切にしている「一緒に楽しむ」
子育てで大切にしていることを問われた近本さんは、まず、ダメなことや道徳的なことは伝えると答えます。そのうえで、遊びについては自分自身の姿勢を挙げました。
一緒に楽しむっていうところかな。
近本さんは、子供と遊ぶとき、むしろ僕が一番楽しもうと思ってますと話します。遊んでもらっているだけだと、子供も敏感に感じ取ってしまうという考えです。
パパ一緒にこっち来て遊ぼうっていうのは、はいはいはいはいってやってる時はなんか楽しそうじゃないですもんね。
この姿勢の背景には、近本さん自身の子供時代の記憶があります。父親と釣りやゴルフに行った経験を振り返りました。
親父が楽しんでた、親父がやってたことについて行ってたっていう感じだったんで。だから、まあそれで僕も楽しんでましたし。
父親が楽しんでいる姿について行くうちに、自分も楽しんでいた。近本さんは、それが今の自分の子育てにつながっているのかもしれないと、断定はせずに話しています。
一方で、この期間も子供と過ごす時間は限られています。帰宅後はお風呂に入って寝るだけで、あまり時間がないといいます。
時間はね、限りあるんで。より効率的に、時間かけれるところはしっかりかけるっていう感じですね。
話せないインプットと、リハビリの実験
続いて読まれたのは、福島県のペイちゃんさんからのお便りです。近本さんが以前「最近インプットない」と話していたことに、意外だという感想が寄せられました。
近本さんの場合は単純にインプット不足というより、リハビリやトレーニング再開に向けて必要な情報収集や準備に全振りしてる状態なのかなと勝手に想像しながら聞いてました。
近本さんは、このお便りの見立てをおおむね認めます。携帯やテレビを見る時間が少なく、アニメも見終わって今はあまり見ていないといいます。
そのうえで、今のインプットの中身について、こう表現しました。
あんまり話せないことのインプットが多いですね。
話せないインプットが多いと言いながらも、近本さんはその過程を楽しんでいるようです。前回の怪我との違いを問われると、期間の長さを挙げました。
今回はリハビリ期間が長いぶん、いろいろな取り組みを実験的に試しているといいます。うまくいく時もあれば、そうでない時もあるそうです。
いろんな取り組みして、実験的にやってみて。まあいい時もあれば悪い時もあるし。
トレーニングも段階を追って進めており、ある程度決まった内容をステップを踏みながら行っているとのことです。近本さんは、トレーナーとの対話も重視しています。
僕はこう思うとか、これは実際どういうメカニズムなのかとか。
RYUさんは、この状態を新しいプロジェクトに取り組み、それに自分が適応していくようなものだと言い換えていました。
気圧の変化と、ルーチン化された日々
リハビリ期間のメンタル面についても話が及びます。近本さんは、序盤の動き出しの時期には気持ちの起伏があったものの、今はあまり気にしていないと語ります。
今は痛みもなく、調子が悪い時があっても仕方がないと受け止めているそうです。その要因として、近本さんは天候を挙げました。
最近は雨とか台風で気圧が変化するから、それによって状態も変わってくるし。
気圧の変化で状態が変わることを気にしすぎないでいるうちに、気づけば日にちが経っていたといいます。やることがルーチン化され、内容だけが変わっていく日々です。
1日は早いっすよ。あ、もう収録かと思いながら。
新しいことに取り組んでいるからこそ、時間の経過も早いのかもしれません。RYUさんは、多くの人が近本さんの復帰を楽しみにしていると伝えます。
もっとも、近本さん自身は周りとあまり会わないため、その声を直接受け取る機会は少ないようです。最後は、RYUさんが野球観戦の心境をこぼす場面で締めくくられました。
俺は一体何を見たらいいんだって毎回思いながら。
まとめ
話すことがないと言いながらも、近本光司さんの子育て観とリハビリへの向き合い方がにじみ出た回でした。楽しむ姿を見せること、日々を実験として捉えること、そして気圧の変化を気にしすぎないことが、通底する姿勢として語られています。
- 子供と過ごす楽しい瞬間は1つに絞れず、遊ぶ時間も写真を見返す時間もかけがえがない
- 家の中では大きく見える子供も、街の中で見るとまだ小さく、守るべき存在だと感じる
- 子育てで大切にしているのは「一緒に楽しむ」こと。自分が一番楽しむ姿勢は父親の記憶につながる
- 長いリハビリ期間を実験の場として捉え、トレーナーとメカニズムを話しながら段階を踏んでいる
- 気圧の変化で状態が変わることを気にしすぎず、ルーチン化された日々を淡々と過ごしている







