3部門に広がるJAPAN餃子大賞2026
JAPAN餃子大賞は、昨年から大人の週末の企画として始まったアワードです。昨年は1都3県の飲食店を対象としていました。
今年は、スーパーなどで販売される惣菜餃子を対象とした「惣菜餃子大賞」、通販で買えるお取り寄せ餃子を対象とした「通販餃子大賞」が加わります。
これにより、飲食店・通販・惣菜の大きく3部門のアワードとなります。
通販・惣菜部門を加えた2つの理由
新たに2部門を加えた理由は2つあると小野寺さんは話します。
1つは、飲食店だけが餃子の全てではないという考えです。地方にこそ、地元の新鮮な野菜や肉を使った美味しい餃子があるといいます。
ただし1都3県以外の地方まで審査に足を運ぶのは、体制的にまだ難しいのが現状です。そこで、まずは通販と惣菜の部門から始めることにしました。
もう1つは、競い合うことで餃子がもっと美味しくなってほしいという狙いです。
競い合ってもっと美味しい餃子になってほしいということですね。
通販餃子と惣菜餃子、それぞれの魅力
通販餃子について、小野寺さんは「美味しい餃子は通販の方にこそある」と考えています。
地元の美味しい新鮮な食材を使って急速冷凍して、それをご自宅まで冷凍でお届けをして、ご自宅で調理して一番美味しいタイミングで食べられる。
これはお店でもできないですし、スーパーの惣菜餃子でもできない。
さらに通販は受注生産もできるため、その時期しか入らない食材を使うような、個性的でチャレンジングな餃子が作れる点も強みだといいます。
一方で、せっかく美味しい餃子でも、調理の仕方で美味しさが100%引き出されないというデメリットもあると指摘します。
もう1つの惣菜餃子大賞は、小野寺さんにとって大きな新しいチャレンジだといいます。手軽に食べられる中で、どれだけ美味しいかが問われます。
モデルにした「からあげグランプリ」
今回のアワードは、日本唐揚協会が運営する「からあげグランプリ」をモデルにしています。
からあげグランプリの登場前と後では、からあげのレベルが大きく変わったと言われています。競い合って審査されることで、味が良くなっていったという考え方です。
餃子もからあげと同様に、競い合って美味しくなっていくってことを目指しております。
惣菜餃子の審査では、からあげグランプリと同じく、調理後に一定時間置いたものを試食する方式を検討しています。持ち帰るまでの時間を想定した審査です。
何分間置くかは現在検討中だといいます。
賞ができることには、消費者が手に取りやすくなる効果もあると小野寺さんは話します。それによって餃子のマーケット自体が広がることを期待しています。
3部門で「総合大賞」を決めない理由
3部門にはそれぞれ大賞がありますが、全体を通した「総合大賞」は決めないと小野寺さんは説明します。
理由は、3部門が違うルールで戦うものだからです。
飲食店部門は、審査員が話し合って候補店を選び、全員が実際に足を運んで食べて審査します。店側からの立候補は必要ありません。店の雰囲気や体験も審査に影響します。
一方、通販と惣菜の部門は、作る側がエントリーし、その中から1日でまとめて審査会を行う方式です。入り口そのものが異なります。
評価軸も部門ごとに違います。通販では購入時の安心感やわかりやすさ、惣菜では手軽さの中でどれだけ美味しいかが重視されます。
餃子をお店で食べるのか、家で食べるのか、調理してもらうのか、自分で調理するのか、やっぱりそこの違いが大きくありますので、同じ土俵で一つの賞を決めるっていうわけにはいかない。
さらに審査員ごとに評価の仕方も違うため、結果は各審査員の評価を平均したものになります。人によって違う考え方もあると小野寺さんは話します。
審査員が候補店を選び、全員が店に足を運んで食べる。店側の立候補は不要で、店の雰囲気や体験も審査に影響する。
作る側がエントリーし、1日でまとめて審査会を行う。通販は安心感やわかりやすさ、惣菜は手軽さの中の美味しさが問われる。
「ガチ審査」へのこだわりと審査員
小野寺さんは、審査員による「ガチ審査」にこだわっていると話します。
ベースにあるのは、講談社が運営するTRYラーメン大賞です。審査料を取らず、客観的に審査して賞を決めるところにこだわりがある賞だといいます。
JAPAN餃子大賞も同様に、飲食店・通販・惣菜のどこからもお金をもらわずに審査する形をとります。企業協賛はありますが、店側からは費用を受け取りません。
1都3県の飲食店を審査するのは、東京餃子通信編集長の塚田亮一さん、餃子芸人のくっきー!井上さん、餃子超人の小笠原岳さん、バイオリニストの松田理奈さん、そして小野寺さんの5人です。昨年と同じ顔ぶれです。
通販・惣菜の2部門には、この5人に加えて日本粉もん協会会長の熊谷眞奈さん、冷凍食品PR連盟会長の西川崇志さんが専門家として加わります。
審査基準は美味しさだけではありません。作り手の餃子愛、地域との関わり、持続可能性なども評価したいといいます。初めての取り組みのため、審査しながら調整していく方針です。
餃子産業を盛り上げるために
このアワードは、餃子に関わる産業の人たちと一緒に盛り上げ、もっと美味しい餃子を食べられるようにしたいという思いで企画されています。
餃子にもこんな違いがあるんだねとか、餃子作っている人にこんな情熱があったんだねっていうことを世の中に伝えていって、餃子の見え方、考え方を変えていきたい。
実現にあたっては、日本唐揚協会の八木宏武理事や、スーパーへの連絡など事務回りを担う{要確認: タカラ醤油}の那須部長からアドバイスや協力を得ていると小野寺さんは話します。
Jオイルミルズは審査会場の提供や調理を担当します。通販餃子大賞の審査では、同社の美味しさデザイン工房のインダストリアルシェフが出来立ての餃子を調理し、できるだけ美味しい状態で審査するといいます。
こうした思いをスーパー関係者に伝えるため、2月18日から20日まで幕張メッセで開催されるスーパーマーケット・トレードショー2026に、焼き餃子協会が出展します。ホール4冷凍ゾーンの304コマです。
なお、今週のお取り寄せ餃子は、前回のJAPAN餃子大賞で焼き餃子部門第1位だった赤坂珉珉です。店と同じ大きめの手作り餃子が1粒100円、成型機で仕上げた冷凍餃子が1粒50円で、いずれも冷凍発送となっています。
エントリーは3月末まで、表彰式は7月24日
通販餃子と惣菜餃子のエントリーは3月末までです。エントリーのURLは概要欄に掲載されています。
周りに餃子作っている方がいたらご紹介してください。
表彰式は7月24日の予定です。結果が出たら「聴く餃子」でも紹介するとのことです。
まとめ
JAPAN餃子大賞2026は、飲食店に通販・惣菜の2部門を加えた3部門で開催されます。競い合いを通じて餃子をもっと美味しくし、産業全体を盛り上げることを目指しています。
- 今年から通販餃子大賞と惣菜餃子大賞が新設され、大きく3部門のアワードになった。
- 新設の狙いは、飲食店以外の美味しい餃子に光を当てることと、競い合いで味を高めること。
- 3部門は入り口も評価軸も違うため、全体を通した総合大賞は決めない。
- 店側から費用を取らない「ガチ審査」にこだわり、専門家も加えて評価する。
- 通販・惣菜のエントリーは3月末まで、表彰式は7月24日の予定。

