4年半待ちになった善通寺の「クロワッサン餃子」
今週のお取り寄せコーナーで紹介されたのは、香川県善通寺市にある「たれ屋」のクロワッサン餃子です。かつて最大4年半待ちになったという人気の餃子だと語られています。
2006年創業で、初期には野外販売に150人が並び、テレビでも紹介されて人気が加速しました。2013年ごろに4年半待ちが記録されたそうです。
現在は工場が増設されて生産能力が上がり、以前よりは早く買えるようになっています。
名前の由来は、皮の由来にあります。薄皮を重ねて伸ばし、クロワッサンのようなパリパリした食感が感じられることからこの名前がついたそうです。
この店の面白い点は、通販サイトですべてが買えるわけではないところです。会員登録してメールマガジンを受け取ることで、初めて買える商品が出てくる仕組みになっています。
通販サイト上では冷蔵生餃子しか見えませんが、メールマガジンでは冷凍生餃子も販売されていました。基本的には、以前に購入したリピーターを手厚くする姿勢が感じられると小野寺さんは話します。
ただし数量限定のため、メールを見てクリックしても完売していることが結構あるそうで、幻感のある餃子だと語られています。
餃子としては冷蔵生餃子が比較的人気だといいます。野菜多めで丸岡に近い印象ながら、もう少し薄皮のパリパリ感があり、餡はコクを感じるタイプだそうです。
冷蔵生餃子は賞味期限が短いため、届く前に連絡が入ります。注文から半年後などに「そろそろお送りします」という連絡があり、そこから数日後に届く流れです。
善通寺市からの電話を気にしながら生活していただくという感じでご注文いただければと思います。
老舗ラーメン店の手包み餃子「木蘭」
本編は高松市の餃子店の紹介です。まずはランチで営業している「拉麺木蘭」から取り上げられました。木蘭は昭和42年創業の店です。
かつては注文を受けてから手打ちするラーメンで人気を博していましたが、店主が高齢のため現在は手打ちをしていないそうです。ただし餃子は手で包んだものが出てきます。
この店に案内してくれたのは、後で登場する「包トラトラ」のオーナー、桂昌さんという方です。店は2階にあり、階段を上がってのれんをくぐると、昔ながらのラーメン屋の渋い雰囲気が広がっています。
焼き餃子は8粒800円。1粒が大きめで皮もやや厚めのしっかりした餃子です。すべて手包みで、肉をしっかり感じる食べ応えのある餃子だと語られています。
8粒で結構ボリュームがあるため、1人だとお腹いっぱいになりそうで、何人かでシェアするのがちょうどいいかもしれないとのことです。
全国レベルと評される専門店「包トラトラ」
高松市の餃子専門店は夜のみ営業の店が多く、その中でまず勧めたい店として「包トラトラ」が挙げられました。「包」は包むの意味で、「トラトラ」はカタカナ表記です。
店名の虎は、店主の桂翔さんが虎徹翔君だからだといいます。虎は一日に千里行って千里戻るということわざの通り、桂翔さんは行動力が高く、国内を駆け回って餃子を研究している人物だと紹介されています。
餃子は焼き餃子2種類、釜揚げ餃子4種類、揚げ餃子3種類で、皮から手作りされています。
焼き餃子は豚肉と鶏肉の2種類。肉は店内でミンチし、それぞれの肉の旨味を引き出す下味の工夫がされているそうです。皮は手打ちでもちもち感が素晴らしく、焼き目はパリパリだと語られています。
焼き餃子はベーシックな豚肉と鶏肉、それぞれ2種類の餃子があるんですけども、それだけで勝負するというところが、いさぎよい餃子屋さんです。
王道の餃子への自信が感じられる一品で、全国でも屈指のレベルだと評しています。
一方で、個人的には釜揚げ餃子も非常においしかったと小野寺さんは話します。釜揚げ餃子は要するに水餃子ですが、うどんを連想させる「釜揚げ」という呼び方が香川らしくていいとのことです。
釜揚げ餃子は4種類あります。それぞれ卓上の調味料で勧められた食べ方に従うのがよいそうです。
茹でた皮はプルンプルンとした食感で、皮を食べるだけでもおいしいそうです。外側にパウダーやタレがかかっているものもあります。
個人的にはエビと貝柱が特に印象に残ったといいます。旨味が複雑で食感もあり、外側にかかったタレがエビの旨さをブーストしていたそうです。
平日でもかなり混んでいたため、予約して行くのがよいと勧められています。
食べログ百名店の「ぎょうざ屋」と牛乳の相性
次に紹介されたのは、食べログ百名店にも選ばれている「ぎょうざ屋」です。カウンターと小さなテーブルがある小さな店ですが、回転が早いので少し待てば入れそうだといいます。
メニューは餃子と塩ダレキュウリのみ。餃子は7粒で1皿500円で、非常に軽い餃子です。サクッとして中はとろっと溶けるようで、2軒目にぴったりだと語られています。
食感は高知の餃子に似ているといいます。注文を受けてから包み、鉄鍋で揚げ焼き風に焼く薄皮の餃子です。
理由を尋ねると、先代の主人が高知の餃子屋で修業してから高松で開業したためだそうです。先代の似顔絵が店の外に描かれています。
ここで小野寺さんが強く勧めるのが牛乳です。餃子と牛乳の組み合わせが大好物だといいます。
牛乳と小麦粉と餡が一体となって胃に入っていく感覚で、7粒では足りないので2皿と牛乳がちょうどいいそうです。胃に膜ができて、次の店へ行くコンディションが整うと語られています。
種類豊富な「ギョーザベース」と締めの「餃子寺岡」
続いて紹介されたのは「ギョーザベース」です。焼き餃子が19種類、揚げ餃子4種類、水餃子4種類と種類が豊富です。
紅生姜餃子、梅餃子、おろししそ餃子、しそ味噌餃子など気になるものが多く、今回は焼き餃子と紅生姜餃子を注文したそうです。
ベーシックな焼き餃子は6粒480円。小粒を油多めで焼き、ザクッとした食感の焼き目です。手包みで肉とニラがしっかり入ったバランスの良い餃子だといいます。
紅生姜餃子は皮の外からもわかるほど餡が紅色で、生姜のピリッとした食感がハイボールに合いそうだとのことです。おすすめの餃子があれば教えてほしいと呼びかけています。
今回の締めは「餃子寺岡」です。丸亀にある人気店「寺岡商店」の支店にあたります。
元々大手造船メーカーに勤めていた創業者の寺岡さんが、駐在先のフィリピンでの経験から、餃子が世界へのコミュニケーションツールになるかもしれないと感じ、1998年に丸亀で開いた餃子専門店だと紹介されています。
餃子はすだち付きが6粒380円、大根おろし付きニンニク餃子が6粒420円。どちらも小粒でひだ一つのシンプルな包み方です。鉄鍋で油たっぷりに揚げ焼きするスタイルで、皮は先ほどの店より少しモチモチ感があるといいます。
名物のすだち餃子は、半分に切ったすだちを小皿に絞り、その果汁に絡めて食べます。さっぱりして脂っぽさも抑えめの軽やかな餃子だそうです。
ニンニク餃子は大根おろしをのせて食べると、わずかな脂っぽさが中和されて爽やかになり、無限に食べられそうだと語られています。ドリンクには寺岡すだち生搾りサワーなど独自メニューもあります。
四国の餃子文化が熟成する高松
今回は高松の餃子5店舗が紹介されました。前回の讃岐餃子とあわせ、高松には多様な餃子があると小野寺さんは振り返ります。
高知の餃子からの影響を受けた店もいくつかあり、四国の餃子文化が高松で熟成している印象だといいます。包トラトラのように全国から見てもレベルの高い独自の餃子もあります。
小野寺さんは今回、うどんを一口も食べず餃子だけで一泊二日を過ごしたそうですが、うどんもおいしいので両方食べてほしいと話します。
高松ってうどんだけじゃないんだぞということを、ぜひ多くの方に知っていただきたいなと思います。
まだ調べきれていない店もありそうだといい、香川のおすすめ餃子情報を募っています。感想は特設ページ「gyoza.fm」のフォームやSNSから受け付けています。
まとめ
讃岐餃子だけでは終わらない高松の餃子文化を、老舗から全国レベルの専門店まで5店舗をめぐって紹介する回でした。高知の影響も受けながら独自に熟成した四国の餃子の奥深さが語られています。
- お取り寄せのクロワッサン餃子(たれ屋)は、薄皮のパリパリ感が特徴でメールマガジン限定商品もある人気店。
- 木蘭は昭和42年創業の老舗ラーメン店で、大きめの手包み餃子はシェア向き。
- 包トラトラは皮から手作りする専門店で、焼き餃子と4種類の釜揚げ餃子が全国レベルと評される。
- ぎょうざ屋は高知仕込みの軽い薄皮餃子で、牛乳との相性が勧められている。
- 寺岡はすだちや大根おろしで食べる軽やかな餃子が名物で、高松の餃子文化の熟成が語られた。

