最近の体調事情と、壊れたクーラーの話
皆さんこんにちは。さとととし広報の川島飛鳥です。
企画百貨代表の小林祐太です。よろしくお願いします。
いやー小林さん最近何かありましたか?
最近久しぶりに人間ドックを受けまして。独立して自分で会社やってると人から言われないんで、うちの会社は社員もいるので、ちゃんとその辺やらないといけないので。経営者だと健康を害した時の会社的なリスクが結構高いんで、一回人間ドックやってみようと。胃カメラ飲んだりとかもやってきました。
まだ結果は出てない?
結果待ちなんですけど、久々にあれやこれや検査して、半日ぐらいやって大変だったなとめっちゃ思いました。
でも大事ですよね。検査して数字とかで見ておくと安心しますもんね。
そうですね、僕も今年でそろそろ35になるんで、30代後半見えてきたぞということで、過信せずやっていきたいなと思ってます。
それでいうと、最近の体調事情とかは小林さんはどうなんですか?
でもちょっとやっぱ夏しんどいですよね。もう暑すぎて、空調がうまく効きづらいなみたいな時とか、一気にパフォーマンス下がる感じとかもすごいあるんで。基本屋内にいるんで、外回りしてますみたいな人からしたら何の話やねんっていう感じですけど。
でもそれでいうと、私が今茨城で携わってる旅行会社があるんですけど、この暑さにやられて会社のクーラーが壊れまして、2週間クーラーつかないっていうサウナ状態みたいなのがあったんですよね。本当に笑っちゃいました。
ちょっと避難した方がいいですね。
さすがに避難してカフェとか借りて2週間しのいだりしてたんですけど、壊れた当日に私も行く予定があって、行ったらついてなくて。クーラーも壊れるぐらい暑いよなっていうのは思いました。
今日のお題「BtoB製造業の広報は何からするべき?」
雑談を経て、この回の本題に入ります。地方に多いBtoBの製造業の広報について語られます。
今日はちょっと業界編というか、BtoBの製造業の広報って何をしたらいいんだろうっていうことについて話していけたらなと思ってます。地方だと割とそういう会社さんもすごくたくさんあるんじゃないのかなっていうのと、いわゆる一般向けの商品じゃなかったりすると、広報として何をしたらいいのかっていうのも結構迷いやすいだろうなと思うんで。
そうですよね。小林さんがご支援してる会社さんでも製造系だったりとかあったりされるんですか?
今はToCの会社が結構多いんですけど、ToBの要素の強い会社さんもいたりしますし、例えば今治とかだと造船業がかなり主要産業だったりして、そこに紐付いていろんな海事産業の会社さんとかも結構多いので、ToBの製造業とかっていうのは結構イメージすることは多いですかね。
確かに広報ってそういうところってどういう風に、どういう優先順位でとか、それを踏まえてどう組み立てていくのかっていうのも全然パッと浮かばなかったので、例えばどういうことから考えたりしていくのが良かったりするんでしょうか。
まずは「危機管理広報」から固める
小林さんは、BtoB製造業の広報で最初に考えたいのは危機管理広報だと話します。
会社ごとのフェーズとか規模はいろいろという前提ではあるんですけど、ToBの製造業で一番最初に考えておきたいのって、危機管理広報のところなんじゃないかなと思っていて。例えば工場で事故が発生しましたみたいなことであったりとか、何かリスクもしくはクライシスに当たるようなものが起きた時にどういう対応をしていくのかっていう領域なんですけど、攻めよりも守りのところをまず最初固めておくっていうのが重要かなと思いますね。
最近、地震があったりとか大雨とかがあって、ちょっと事故があって悲しいニュースとかもありましたけど、やっぱりそういう時とかっていうことですよね。
そうですね。さっきの暑いとかでいくと、例えば従業員の方がすごい暑いところで作業をしていて熱中症になったとか、最悪亡くなるケースとかも実際あったりすると思うので、そういう時の安全管理みたいなことって普段はあんまり騒がれないけど、何かが起きた時に一気に注目の的になるので、会社ごとにどういうリスクがあるのかっていうのと、起きた事象に対してどこまでの対応をするのかみたいなことは、専門の方々と詰めておくっていうのは必要かなとは思いますね。
そういうToBの製造業系とかって安全で当たり前みたいなところなので、もしそうなっちゃった時も考えとかないといけない大切なことってことですよね。
そうですね。PR会社とかだと、危機管理を専門にされてる部隊とかもいたりするので、そういった方と、まずは平時の時にどんな準備であったりとか、ガイドラインを作るであったりとか、そういったことをやっておくっていうのは必要かなと思います。
じゃあ広報チームがあったら、こういうどういうことが起きそうかっていうのを洗い出して、それがもし起きた時にどうするかっていうのをみんなで考えたりするワークショップやったりとか、そういうことなんですかね。
アイデアを出し合ってというよりは、結構基本的な型はあるので、こういう時に誰がメディアの対応をするのか、どこに情報を集約していくのか、どこの部門からどう情報を吸い上げていくのかみたいなことであったりとか、そういう基本的な情報がちゃんと集まるっていうところの設計と、それに応じてどういうグレードの事象でどういうことを話さなきゃいけないのかっていうジャッジが何か起きた時にしっかりできる枠組みをしっかり作っておくっていうところですかね。
なんか災害とか地震の時って避難訓練とかあると思うんですけど、もう避難訓練みたいな感じで訓練みたいなことも、この危機管理担当してる人とかはしたりするんですか?
会社によっていろいろかなとは思いますけど、広く捉えるとその一環ではありますよね。平時のところっていうと、何かが起きた時にしっかり対応ができる、そのためにどういう対応をしないといけないのかっていうところがしっかり浸透しているかっていうのは、何か起きた時の責任問題としても問われる部分だったりはするかなと思いますね。
ちなみに小林さんはPR会社時代にその辺の危機管理周りに携わったりっていう経験はあるんですか?
ど真ん中っていうところではないんですけど、いわゆるメディアトレーニングって言ったりするんですけど、記者会見をすることになった時に、こういう記者の人たちが参加されて質問を投げますと、それに対してどう答えますかみたいなところのやりとりは、メディア出身のPR会社の社員の人たちが結構やったりはするんですけど、その場の全体の運営とかに少し関わったこととかはありますね。
でも本当に、いわゆるメディア露出を獲得してみたいな攻めの話とも全然毛色の違う領域ですね。
使うチャンネルが全然違いそう。でも備えておくのは大事。いざという時に準備してても動けなかったら意味ないんだろうなって聞いてて思ったので、そこを作っていざという時にできるようにしておくのが大事なんだろうなって思いました。
着手しやすいのは「採用広報」
危機管理を土台としたうえで、攻めの広報として着手しやすいのは採用目的の広報だと語られます。
危機管理のところが最初に出てきたんですけど、他にも何かあったりしますか?
危機管理は土台になる部分かなと思った上で、もう少し攻めの広報でいくと、みんな広報が大事だよねって言ってくれるものの、広報でどういう目的を達成したいのかみたいなことが結構ふわっとしているケースが多いなと思っていて。どういう成果であったり状態になりたいのかっていうことをしっかりすり合わせる必要がある前提で思った上で、一番取り組みやすいのは採用目的の広報。ゴールイメージを見ながらイメージしながらやっていける領域かなとは思っておりますね。
そうですよね。もう人手不足はこれから加速するばっかりなんで、どこもここはね、数年前と比べたら重要度とか緊急度が上がってそうな印象ですよね。業界とか関係なく。
人が減っていくっていうことは前提になってますし、いい人材を集められるかっていうのが会社の成長にすごく関わってくる時代になっているのかなと。昔だと技術優位で、そこに人をあてがって会社としても大きくなりますみたいなところだったのが、最近は簡単に競争優位性の高い技術を作っていくっていうことが難しさがある中で、人にどれだけ投資をしてその力を最大化するのかっていうのが、会社経営にすごく直結する時代になってきてるのかなと思いますね。
本当に大事ですよね。茨城にいると感じるのは、一人で結構変わったり、前職で何やってたかで新しいシナジーが生まれたりとかもしてたりするんで。こっちに来て一人一人の大切さと言いますか、より感じますね。
ちょっと昔の事例っぽいところあるんですけど、村田製作所さんとかって、帰省する時期、お盆とか年末年始に集中してテレビCMを投下してましたっていう話が有名なんですけど。それはサービス広報というよりは、採用候補者の家族とか親とかがテレビを見ているであろうタイミングに近い人数を取っていくみたいな、採用目的でやってたっていうのは結構有名な事例だったりもするかなと思います。
それこそ採用目的のテレビCM本当に増えましたよね。っていう印象ですね。
テレビだけじゃなくて、最近だとウェブ上での情報発信とか採用サイトとか、採用広報としてやる仕事ってめちゃくちゃ増えたなっていう感じですかね。
茨城でも、例えば茨城に新しく工場ができますっていうのだと、何千人規模の人がそこで来年から働くみたいな時に、電車だったり駅の柱とか、他の大学の広報とかもある中で、その企業のよく目にするなとか、この人たちに向けてしてもらいたいんだろうなっていうのがわかるぐらい、お金かけて見る頻度が増えたなって感じたりもするんで。動線のところと、ターゲットの人にちゃんと認知してもらうかっていうのをすごい考えてやってんだろうなって感じながら、逆にその会社も応援したくなってくるといいますか。
競争優位のある特徴的な技術を持っている会社さんとかも結構あって、ニッチだけど業界内シェアがありますっていう会社さんも結構あったりするので、そういったところを活かしつつ、そこで働くと専門性を身につけられるし、会社的な安定性みたいなところでの価値を伝えていくとか、いろんな側面をどうやって出していくのかっていうところと、やっぱり自社で発信してることっていうのはある種自慢話的な言い方がするので、いかに第三者に語ってもらえるかっていうところをどう作っていくのかっていうのは、しっかりやるべき領域かなと思いますね。
精密機器やネジを「生活との紐付き」でどう語るか
自社製品を生活の中で目にすることがないBtoB製造業では、仕事と生活のつながりをどう語るかが問われると話が展開します。
それで言うと、私も今後採用につながってくるよなって思ってることがありまして。今茨城で旅行会社の広報を携わらせてもらってるんですけど、そこが教育旅行っていって、その中で職場体験で中学2年生とかに小林さんとかってやったりしましたかね。
急に20年前ぐらいの記憶が蘇りましたけど、スーパーとかに職業体験した記憶はうっすらあります。
今でいうとキッザニアとかもあったりしますし。中学2年生が職場体験行くのがあって、それのところも手伝ってるような形で、茨城の子たちが茨城の企業に、誇りを持って熱い思いを持って働いている大人たちのところに、第一次産業もあったり宇宙系のこともあったり結構幅広いんですけど、自分で選択していくっていうプログラムをやってるんですけど。中学2年生の時に、やらされたっていうよりは、自分で行くところを決めて、その大人たちと体験するだけじゃなく会話もして考え方に触れたりするみたいなのをやってると、そこから接点も持って、ゆくゆくはふとその行った時のことを思い出したりして、もしかしたら就職の候補にも上がってきたり選択肢にもなるのかなって思ったら、採用も早期化って言ってると思うんで。
地元の子たちが地元のことを知っておくみたいなのも一個すごいいいきっかけになるし、茨城の働いてる人たちも中学生にどう自分の仕事を伝えようかなっていうところで、ちょっと訓練じゃないですけれども、席があったりもするって話も聞くんで。早期化っていうところだからこそ、子供の頃から知っておくっていうのも、採用候補っていう括りでいうと、そういうのもつながってきそうだなって最近感じているといいますか。
会社によってはその精密機器で、それ自体を生活の中で見ることはまずないです。例えばロケットの実はここの部分のパーツを作ってますみたいな世界とかがあったりする中で、会社としての発信だけじゃなくて、そこで働いている方々が自分たちの仕事内容をどれだけ生活に紐付いているものとして語れるかっていうところはすごく問われる気はしますよね。
一般のメーカーとかだと、スーパー行ったら売ってるこれですみたいな世界観がある中で、うちの会社は極端ですけどネジを作ってますみたいな話になった時に、それだけだと生活との紐付きっていうところとかは説明しきれなかったりするし、すごそうに見えないと言ったらちょっとあれですけど。大学生とかですら見覚えのあるものに就職する傾向は全然あるなと思った時に、生活との紐付きをどれだけ語れるのかっていうのは、採用の関心を作っていくところをめちゃくちゃ左右する気はしますよね。
本当に。知ってる世界でしかこれになりたいかもっていうのって出てこないじゃないですか。この前話聞いてて、将来ディズニーランドのキャストになりたいって言ってた子が、梨農園に行ったら、これの方がすごい自分に合ってるかもみたいな感じで夢が変わった。そういうことあるんだみたいな。まだまだ地域の事業者さんとか企業さん、もっと中学生とか小学生とかにも自分たちの思いとか伝えて、こういう近しい会社があるんだよって知ってほしいなって思うので、そういう会社が増えると子供たちの選択肢とか機会も増えそうだなって。
例えば農園とかがあったりすると、ここで使われる肥料みたいなこととか、その裏側に知られざる仕事って言ったらちょっとあれですけど、そういう人たちがいて世の中の産業って実は成り立ってるよっていうところを紐解いていくっていうのはすごく必要ですよね。
子供たちにとっては、教科書で学んでることが、これってこうでそこにつながってるんだってことは、みたいな感じで紐付いていくっていう。普通に生きてたらそこまで考えないですけど、大人になると紐付く経験って私あったなと思ってて。そういうふうになってくと、学びも面白くなったりするんじゃないかなと思ってたんで。大人になって知ると楽しいですもんね。
自社だけでなく「業界全体」で考える視点
話は、一社単位ではなく業界全体で志望者を増やす視点へと広がっていきます。
あとちょっと一個最近すごく思ってることがあって。採用の話って、自分の会社が自分の会社がっていう目線にすごくなりやすいかなと思っていて。競合他社と比較していかに自分の会社に入ってもらうのかっていう観点がすごい強いと思うんですけど、そもそもその業界に志望する人のパイ自体が、これからもっとどんどん減っていく。
少し前ですけど、IT産業とかがすごい出てきた時に、そこに人が集まる分、他の業界は志望する人が減ったみたいなことが、これからどんどん起こっていくんじゃないかなと思った時に、一社一社の単位で戦い続けることの限界はもしかするとあるのかなと。例えば医療とか介護とか看護師とか介護職の人たちって、社会において絶対的に必要なんだけれども、そもそもそこに携われる人を増やしていくっていうことも絶対的に必要だったりするので、各社の垣根を越えた、いかにその業界に関心を持ったり志望してくれる人を増やしていくのかっていうところも、広報観点だと重要性っていうのはすごく高いのかなっていうのは考えたりはしますね。
だから、まずはそういう業界の中で、似たような会社さんの広報の方と仲良くなるっていうところも一個大事な動きかもしれないですね。
どうしても一社だと、うちの会社はこの部品ですみたいな話だけというよりは、そういう会社がいくつも集まると、実はもっと奥深いものとかを表現できたりとか、そういったところはあるんだろうなと思うので。
そういう確かに合同で合同説明会も。
説明会というよりは、そういう領域の面白さをいかに対外的に広報していくかっていうイメージですかね。
でもありますよね。メディアリレーションするときも、その業界で数字を意識して出しましょうだったりとか、こういう施策やってるって抱き合わせで提案してみましょうとかあったりすると思うんで、それも生かせるってことですよね。
メディアリレーション的な視点で考えると、あまり自分の会社にめちゃくちゃ興味を持ってもらえるわけではないというか。こういうところもあるし、こういうことをやってる会社もあるし、そこを自分の会社も含めると、世の中って今こういうトレンドがあるよねとか、こういう面白さが今あるんですっていう、そこに興味を持ってもらって、出口としては自分の会社にみたいな。
そうですよね。だって最初まず業界調べみたいなところから入っていくから、確かにその方がいいんですよね。
業界をリードしていくのっていうのは、業界の大手であったりとか、リーダーとして引っ張っていける力のある人たちではあるんだろうなとは思いつつ、それを地域の単位で絞っていくと、自分たちでもっとできることあるよなとか、思える部分はあるんじゃないかなとは思いますね。
面白い。いろいろできることはいっぱいありますね。だからこそ優先順位と目的とかが大事だと思うんですけど。いやー、いっぱい喋りました。ありがとうございます。割と色々派生して話ができて面白かったです。
まとめ
BtoB製造業の広報は、まず危機管理広報という守りを固めることから始めるのがよいと語られました。攻めの広報では、まず広報の目的をすり合わせたうえで、着手しやすい採用広報が入り口になります。精密機器やネジのように生活で目にしない製品ほど、生活との紐付きをどう語るかが採用の関心を左右します。さらに、一社単位だけでなく業界全体で志望者を増やす視点も重要だと話されました。
- BtoB製造業では、平時から危機管理広報の型と枠組みを固めておく
- 攻めの広報は目的をすり合わせ、着手しやすい採用広報から始める
- 生活で見えない製品ほど、生活との紐付きを語れるかが採用の関心を左右する
- 自社だけでなく、業界全体で志望者を増やす視点も広報の重要な役割になる






