バックパック1つでLAへ。預け入れをしない理由は?
今回の収録の日、ガクさんはそのままLA出張に向かうため、大きなバックパックを背負ってスタジオに来ていました。キャリーケースではなく、バックパック1つでの渡航です。
このバックパックは、山登りをするULと呼ばれる人たちが使う道具です。アメリカのガレージブランド、ULAエクイップメントの「ウルトラカミノ」というモデルで、カミデリョウヘイさんに勧められたものだといいます。
あれめちゃくちゃ強くて軽いんですよ。
このバックパックはロールトップ式で、上部が伸びます。行きは荷物が少なくても、現地で買い物をした分を詰められる仕組みです。
ガクさんがバックパック1つにこだわるのは、飛行機で荷物を預けたくないからです。ロストバゲージの不安に加え、到着後に荷物を待つ時間も避けたいと話します。
なんで私は基本的にはもう預け入れなしで行くっていうのを、常に目標にしてるんですね。
その代わり、荷物は徹底的に削ぎ落とす必要があります。1つのものに2つの役割を担わせたり、捨てるものは捨てていったりする工夫をしているそうです。
機内で着て、着陸前に捨てる。真の空港ファッションは「行き」にある
この日のガクさんは、寝間着のようなゆるい格好でした。着ていたのはカルバン・クラインの3枚パックの肌着Tシャツです。
ガクさんによると、このTシャツは現地で着るためのものではありません。LAまでの10時間以上のフライトで着続け、汗を吸ったら着陸前に着替えて捨ててしまうのだといいます。
10時間経つじゃん。おじさんの匂いが染み込むじゃない。
靴下も同じ考え方です。機内で靴を履いているのも、裸足で歩くのも嫌なので、機内用の靴下を履き、降りる前に捨てて新しい靴下に履き替えます。
機内ではカルバン・クラインの肌着と機内用の靴下で10時間以上過ごす
着陸前に着替え、肌着と靴下は捨てて、新しい靴下で入国する
この話から、ガクさんは韓国アイドルなどの「空港ファッション」に触れます。韓国のアイドルもアメリカ公演に行くときは、降りる前に着替えているはずだという見立てです。
パパラッチが撮るのは降りる場面ですが、ガクさんは出発時の格好こそが本当の空港ファッションだと考えています。
最終面接はスナックでカラオケ?激務の1週間
ガクさんはこの1週間、激務が続いていました。TikTokのアワードの審査員を務め、前日もさまざまな仕事をこなしたうえで、最後に採用面接があったといいます。
ガクさんの会社の最終面接には、オフィスでの面接のあとに、別日でカラオケをする場があるそうです。食事でリラックスして人間性を見たあと、近くの行きつけのスナックに移ります。
カラオケとかにおけるスタンスを見ているんですけど。
面接で「カラオケ大好きです」と言っていた人が実際は違ったり、逆に控えめだった人がバリバリ歌ったりすることもあるといいます。なぜカラオケが大事なのかは「カラオケビクティムじゃないんで」と割愛されました。
このカラオケでは大量のテキーラを飲むことになり、ガクさんは二日酔いのまま収録に臨んでいました。それでもFVFが迫っているため、飛行機に乗る前に収録したかったのだと話します。
FVFの重大発表。フリマにジャンプ作家のカッピーさんが参戦
ここからは、10月10日開催のFashion Victim Festival(FVF)のお知らせです。ガクさんはグッズ、主題歌、そしてもう1つ「一番重要なこと」の3つがあるとして、フリマのスペシャルゲストの話から始めました。
1人目のゲストは、漫画家のカッピーさんです。Todayさんも読んで食らったという『左利きのエレン』の作者で、カッピーさん自身が広告業界の出身です。
ガクさんの説明では、『左利きのエレン』は広告業界の若手時代の苦しみなどを踏まえたWEB漫画として始まり、話題になってジャンプで作画担当がついて連載され、ドラマ化もされました。
広告業界の人はもう全員読んで涙してると思います。
カッピーさんは現在、ジャンプで『大人賽銭』を連載中で、6巻まで出ており、次にくるマンガ大賞で4位になったと紹介されました。
カッピーさんは洋服が大好きで、かつてはSupremeなどのストリートウェアを、いつからかジル・サンダーの上質な服を着るようになったといいます。古いSupremeは過去のフリマで放出済みと思われる一方、ジル・サンダー期になってからはフリマをしていないので期待できるそうです。極度のスニーカーマニアでもあります。
サインの販売は趣旨が変わるので予定していません。ただ、ガクさんによると過去のフリマでは、買った人にはサインをしていたそうです。
美容師・小谷秀近さんが持ち込むマルジェラとジャンヌレ
2人目は、ガクさんの担当美容師である小谷秀近さんです。Todayさんは最初「トレンド発信の人」と紹介しましたが、ガクさんが「ちゃんと話しますね」と言い直しました。
小谷さんは、島原宿と並ぶ店舗だった島青山 ── 美容室SHIMAの青山店。SHIMAは原宿を中心に人気を集め、雑誌などでカリスマ美容師ブームを支えた美容室の一つですのトップスタイリストだった人物です。ガクさんは、ワンレンのロン毛のため年に1回しか切ってもらわないものの、インナーカラーなども手がけてもらっていると話します。
そして小谷さんはヴィンテージマニアです。フリマに何を持っていけばいいかという問い合わせで、すでに驚くような候補が挙がっています。
- マルジェラ本人着の名作やマルジェラH&Mなどのヴィンテージ
- マルコム・マクラーレンの商品やマウンテンハット
- オールドステューシーやデニム
さらに候補には、家具のジャンヌレ ── 建築家ピエール・ジャンヌレのこと。インドの都市チャンディーガルの建設で手がけた椅子などが知られ、オリジナルは高値で取引され、複製品も多く出回っていますのオリジナルの椅子2脚もあります。Todayさんによると、数年前の時点で3桁万円の値段がついていたといいます。
ガクさんは一度「さすがに買う人いないと思います」と返したそうですが、本気で探している人がいればコメントしてほしいと呼びかけました。
Todayさんは、ガクさんから「ギャップのジージャンがすごい」といった次のヴィンテージの話を聞いていて、その出どころが小谷さんだったと補足しています。
世界最高額のリーバイス506XXを持つ佐久間正幸さん
3人目は佐久間正幸さんです。リーバイスの506XX ── リーバイスの初期のデニムジャケット(ファーストモデル)。1930〜50年代ごろのヴィンテージで、状態のよいものは非常に高額で取引されますで世界最高額のアイテムを保有するワールドレコードホルダーで、取得価格は5500万円だとガクさんは紹介しました。
ガクさんと佐久間さんの出会いは、ビジネスイベントのパーティーでした。遠目にも「やばいジージャン」と金のロレックス、金のエルメスを身につけた人がいて、ガクさんから声をかけたといいます。
「ガクさん声かけてくれると思ってましたよ」って。「あ、俺釣られた?」みたいな。
その後、ガクさんは佐久間さんのYouTubeチャンネルにも出演しています。佐久間さんはインスタグラムの質問スタンプで、フリマの価格帯を「1〜10万円」から「100〜1000万円」まで聞いていて、ガクさんは思わずツッコミを入れたくなったそうです。
ガクさんによると、佐久間さんはこれまで自分のアイテムをほとんど放出したことがなく、FVFが初めてかもしれません。そのため、番組と関係なく佐久間さんのデニム目当てに来る「デニムおじ」も多そうだと話しています。
| ゲスト | 紹介された肩書き | 期待できるもの |
|---|---|---|
| カッピーさん | 『左利きのエレン』の漫画家 | ジル・サンダー、スニーカー |
| 小谷秀近さん | 元島青山のトップスタイリスト | マルジェラ、マルコム・マクラーレン、ジャンヌレ |
| 佐久間正幸さん | 世界最高額の506XXの保有者 | 本人のデニムコレクション |
チケット購入者は先行で買える。フリマのルールと「二段構成」
ガクさんは、フリマのルールを改めて説明しました。公開収録のチケットを買った人には、フリマの優先権があります。
当日はトークと休憩をはさんでフリマタイムが始まり、最初はチケット購入者だけが買えます。1時間ほどで一通り買い終わったら、チケットを持っていない人にも一般開放される流れです。
ガクさんは出品者に、極端に高額な目玉アイテムと、処分したいお得なものの「二段構成」を求めるつもりです。ガクさん自身も、お得な価格を中心に出品するといいます。
各出品者には、高額な目玉とバリュープライスの目玉を1点ずつ写真で送ってもらい、FVFのアカウントで紹介する段取りになりました。本番まではあと9日です。
歴代の名言を織り込んだグッズは、MacBookが入るパケ
2つ目のお知らせはグッズです。番組1周年のときにリスナーから集めた、思い出に残る言葉を全面にあしらったピンクのパッケージ型の袋です。
Todayさんが読み上げた言葉には「抜きの美学」「クロムハーツの妖怪」「空腹散歩」「メルカリた夜だ。袖を通せ」などがあり、「歌詞にもなりそう」と感想を漏らしました。
袋は強化ポリの高級なジップロックのような作りで、マチがあり密封もできます。ガクさんによると、MacBook Proも入ったそうです。
当日は1つ1000円ほどで販売される予定で、チケット購入者には入場時に1枚プレゼントされます。ガクさんは「2つ買っちゃう病」の人は買い増ししてほしいと笑いました。
懸垂より盛り上がる?AIで作ったオープニング曲
3つ目の、ガクさんが一番伝えたかったお知らせは主題歌です。FVFのオープニングで懸垂をする案もありましたが、それより盛り上がるものとして曲を作ったといいます。
曲はAIのSunoで作りましたが、歌詞はガクさんが自分で書きました。番組内では実際に曲が流されています。
服を着て袖を通せ。メルカリに頼るな。
最初にスタッフがAIに作らせた案では、サビの頭が「GACKT TODAY FASHION VICTIM」になっていたそうです。ガクさんは、1年以上「Today GACKTのFashion Victim」と言ってきたので、そこは譲れなかったと振り返ります。
ガクさんはこの曲をかなり気に入っていて、自分たちの声で再録し、リリースする可能性もあると話しました。
六本木で声をかけてきたビクティマーと、リスナーからの指摘
ガクさんは前日、六本木を歩いていて若いリスナーに声をかけられたそうです。ちょうど番組を聴いていたところだったらしく、マイクほどの距離まで近づいてきたといいます。
俺思わず「近い近い近い近い」って反射的に言ってしまうぐらいに近くて。
そのリスナーは画面で番組を聴いているところを見せてくれて、FVFにも来るそうです。ガクさんはシールを渡しました。
ガクさんは、リスナーが買い物のアドバイスやサポートをくれることにも触れます。前回の配信でガクさんのTodayさんへの言い方がよくないという指摘があり、反省させられたとも話しました。
ガクさんは、自分たちも完璧ではなく、疲れや苛立ちが出ることもあると説明しました。そうした時期も含めて番組はライフログのようになっていて、10月10日はその節目だと語っています。
Today何着る。青山に駆け込んで買ったラルフのビッグチノ
この日のTodayさんのシンプルな装いを見て、恒例の「Today何着る」が始まりました。Todayさんがはいていたのは、ラルフローレンのビッグチノのウォッシュドブラックです。
このチノは、16時間ほど空腹の状態でいつもの店に向かう途中、2人で「これ買いに行かなきゃダメなんじゃね?」となり、すぐタクシーで青山に向かって買ったものです。電話で取り置きは翌日までと言われたものの、待っていられなかったといいます。
Todayもお腹空いてるし、「えー」ってなるかと思ったら、Todayは「僕もそう思ってましたよ」って言って。
ガクさんも前日に同じチノをはいていました。合わせたのは、COMOLIの最近出たコーデュロイシャツです。細畝で光沢があり、一瞬レザーに見えるほどで、イチローさんが着ている姿もSNSで話題になっていたとTodayさんが補足しました。
シャツは生地が少し厚いためタックインせず、中は白タンク。チノはウエストの高い位置で絞り、ウエスコのブーツにギリギリの丈で合わせたそうです。
驚いたのは裾上げでした。ラルフローレンで直してもらったところ、オリジナルはシングルステッチなのに、チェーンステッチで仕上がってきたといいます。
2人は深夜2時に写真を送り合い、「これってチェーンじゃない?」と確かめ合いました。2人ともストック買いを考えましたが、店舗にはもう在庫がなく、ガクさんはLAで探してみると話しています。
Todayさん自身の装いは、ヘインズのTシャツにビッグチノ、クロムハーツのリングという組み合わせです。ガクさんから「賀来賢人を目指せ」と言われていたTodayさんに、ガクさんは「信頼感とモテが同居してる」と評価しました。
ゴローズの金メダル大は、現金が足りず会社まで取りに行った
Todayさんは、ガクさんのTシャツから見えるメダルについて尋ねました。9月にゴローズに入店した際に買った、金メダルの大だといいます。
ガクさんは中と小を持っていたものの、大がなかなかありませんでした。金の値段が上がったことで、以前は10万円ほどだったものが14万円台になっていたそうです。
私がゴローズに通い始めて初、現金が足りなくて、一回会社までお金取りに行きました。
Todayさんは、羽だけでなく周りに装飾がつくと格段にかっこよくなると感想を伝えました。ガクさんは、カスタムを楽しむことの面白さへと話を広げます。
クロムハーツのドッグタグは、なぜ2枚1組なのか
ガクさんは、長年クロムハーツを買ってきたなかで、初めて重ね付けを試したといいます。それがドッグタグです。
ガクさんの説明によると、ドッグタグは本来戦場で使うもので、必ず2枚1組です。戦死した兵士の遺体が見つかったとき、1枚は遺族に渡すために持ち帰り、もう1枚は遺体に残します。
戦死者の発見
遺体に2枚のドッグタグがついている
1枚を持ち帰る
遺族に渡すため、1枚を取って本部へ
1枚は残す
残った1枚で、遺体の身元がわかる状態を保つ
ガクさんが元々使っていたのは、ニューヨークのクロムハーツで買った、フレアが型抜きされたネガティブのドッグタグです。日本には入ってきていない珍しいもので、青山の店員にも驚かれるといいます。
今回、青山に4枚のドッグタグが同時に並んでいて、もう1枚欲しかったガクさんは悩みました。ネガティブ同士、ネガティブとポジティブの陰陽、フレア・クロス・ダガーの3モチーフを揃える「大三元」など、組み合わせを検討したそうです。
最終的に選んだのは、クロスが浮き彫りになり周囲が透かしになったものです。裏返すとクロスが線のように浮かび、フレアとのサイズやバランスがそろうことに気づいたといいます。
クロムハーツは1つ1つの主張が強く、1つで完結しがちです。それでも持っているものとの組み合わせを考えることで、愛着が増したと話しています。
話は、シルバーとゴールドを混ぜるのが意外とアリという流れにも及びました。ガクさんは、ロレックスのコンビモデルが最近人気だと触れ、年齢を重ねるとゴールドの輝きを足したくなると語っています。
COMOLI×TENCは裏ドラが乗らない?運命買いのSupreme BDU
ここからは、前回のコメントテーマだった「裏ドラ」の話です。ガクさんは、大事にするアイテムには、自分にしかわからない意味が乗っていないといけないと考えています。
ガクさんが迷っているのが、COMOLIとTENCのコラボアウターです。想定より高い30万円台で、裏ドラが見いだせずにいます。
対照的なのが、LAで買えそうなSupremeのBDUです。ガクさんがLAに着く木曜日はアメリカのSupremeの発売日で、ちょうどその週がBDUの発売だといいます。
リアル買い・記念買い・運命買いのように、誰が見ても理由がわかる買い方。LAのBDUはこれが揃う
本人にしかわからない、評価をひっくり返す意味。COMOLI×TENCにはまだこれが見つからない
ガクさんは、LA出張の記念で、タイミングも運命的なBDUはずっと着るだろうと話します。一方でCOMOLI×TENCは、暖冬の東京で必要かと言われると難しく、リアル要素が薄いといいます。
本人にしかわからない。実はひっくり返す裏ドラが乗ってるぞみたいな、ポイントあるぞみたいなっていうのを、ちょっと持ち込まないと。
父のクローゼットにあったVAN。ターキーさんのスタジャン
ここからリスナーの裏ドラアイテムが紹介されます。最初はターキーさんのコメントです。
私の裏ドラアイテムは、アンスクリアとVANジャケットのコラボスタジャン。4年前にオンラインで見つけて購入しました。
実は中高生の頃、父親のクローゼットにVANの服がたくさんあり、よく借りて着ていました。父からアイビーやトラッドについて力説されたこともあり、私のファッションの原点になっています。このスタジャンも当時借りていたものに非常によく似て懐かしさもあって即決でした。
このコメントを受けて、ガクさんは自分の子どもにどれだけ服の趣味を伝えるべきか悩んでいると話しました。Todayさんは、服があったから救われ、非行に走らなかった人生だったと応じます。
Todayさんは、子ども向けにリーバイスのデニムを買っておくことを提案しました。中学に上がるときのプレゼントがデニムなら、後々その価値に気づくかもしれないという考えです。
ビズビムにUKパンクのスタッズを忍ばせる
次はマスタケオさんのコメントです。
僕の裏ドラアイテムはウェンディーズのスタッズリストバンドです。UK音楽が大好きな自分ですが、UKパンクカルチャーを象徴するアイテムをこっそり手首に装着して、根底にUKやパンクに対する思いを乗っけています。
10年ほど前にブラックスタッズのおとなしめなものを購入。以来それをビズビムなんかにもこっそり合わせています。ビズビムにスタッズって若干違和感あると思うんですが、そこはUKミュージックカルチャーが根底にあるんだよっていうアティチュードを示している感じです。
ウェンディーズはロンドンの老舗で、セックス・ピストルズやクラッシュなどが愛用したといいます。ガクさんは、スタッズは中世の騎士の鎧がモチーフなので、ロンドン発であることに意味が乗ると話しました。
ガクさんは、ビズビムならインディアンジュエリーを合わせるのが定番だと指摘します。そこにあえてブラックスタッズを合わせ、周りにはバレずに自分で楽しむことこそ裏ドラだと評価しました。
ってなると、小森天C裏ドラじゃねえな。
もらい物は「偶然性」を運んでくる。ストーンアイランドとNIKEのキャップ
グラップラーさんの裏ドラは、ストーンアイランドのジップアップジャケットです。ファッションの師である前職のボスが着ていたもので、退職時にねだって断られたものの、後日の誕生日にサプライズでもらったといいます。
このコメントから、ガクさんは好きなPodcast「アフターパーティー」で、ファッション編集者の長畑さんが話していた考え方を紹介しました。今の時代のおしゃれでこなれた人は、偶然性のアイテムが混じっているという話です。
ガクさんは誕生日に、お笑い芸人さんからバレンシアガのカードケースをもらいました。自分では革小物を買わないブランドですが、出張で使ってみると発見が多かったといいます。
ある種こう異分子が入ってくるわけじゃないですか。
異分子が入ることで、自分には新しい発見があり、周りから見ると全体の調和がほぐれて決めすぎない印象になると、ガクさんは語ります。
Todayさんがクロムハーツのレザーベストを収録直前に脱いだことも、偶然の抜け感を生んだ例として挙げられました。ガクさんが被っていた、後輩からもらったNIKEのMLBコラボキャップも、自分では選ばない発見だったそうです。
サッカーのピステが元ネタだったCOMOLIのプルオーバー
アンダースコアさんの裏ドラは、COMOLIのオックスフォードプルオーバーです。サッカーで着るピステを原型にしたモデルで、着るたびに練習前のように気が引き締まるといいます。
このアイテムをガクさんも持っていて、純粋なリアル買いでよく着ていました。襟のV字の重なりや袖と腰のリブを見て、何の形なのかずっと疑問だったそうです。
「なんかこれどっかで見たことあるけど何の服なんだろう」と思ってたら、サッカーのピステです。
ガクさんによると、このオックスフォード生地は通気性がよく軽いため、黒の長袖でも真夏に素肌で着て涼しいそうです。COMOLIには、ジム着や運動着を上質な素材で作る面白さがあると語りました。
剣道着をジャケットに。ロイさんのポータークラシック
ロイさんの裏ドラは、ポータークラシックの剣道着シリーズのカバーオールです。小学校低学年から警察の道場で剣道をしていた経験がもとになっています。
臭い道着のイメージしかなかった頃から数十年、まさかポータークラシックがそれを用いてジャケットにすると思ってませんでした。少年剣道時代は紺色しか選択肢がなかったんですが、ポータークラシックで黒があるとならばカバーオールタイプのものを購入。十数年やってきた剣道着は形を変えてしっかり馴染んでおります。
Todayさんは弟がポータークラシックを愛用していると話し、重いけれどかっこいいと紹介しました。剣道着シリーズにはライダースまであり、ガクさんは価格の高さにも驚いています。
針が稲妻のロレックス・ミルガウスに重ねた6つの理由
小谷旺平さんの裏ドラは、ロレックスのミルガウスです。科学者のために作られた時計で、オレンジの稲妻の針が特徴です。
30歳の節目で購入したこと、婚約指輪のお返しとして妻に一部負担してもらったこと、新卒で入った会社のコーポレートカラーがオレンジだったこと、昔科学者になりたかったこと、私が一番輝いていた年の製造であること。様々な条件を掛け合わせ、大切に着用しています。
ガクさんによると、ミルガウスは藤原ヒロシさんがハニカムブログで紹介して一気に注目されたといいます。強い耐磁性能が特徴で、みんながパソコンを使い始めた時代に注目を集めました。
しかし今はほとんどの時計の耐磁性能が上がっています。ガクさんは、実用時計を作るロレックスがミルガウスを復活させるには、新たな機能を乗せる必要があるのではないかと見ています。
ロールタイプの香水はなぜ高い?濃度の豆知識
小谷さんのコメントにあった香水の話から、2人の愛用の香水が話題になりました。Todayさんは、マルタンマルジェラの暖炉の匂いのような香りや、LeLaboなどこっくりした香りを使ってきたそうです。
ガクさんは、元VOGUE編集長が作る都市の男をイメージした香水のドバイと、コルビジェをモチーフにしたボトルで知られる香水を愛用しています。後者は小松のフェートンでしか買えないといいます。
ガクさんが披露した豆知識は、イソップのマラケッシュのロールタイプです。10mlしかないのに、大きなプッシュボトルより高いのはなぜか、という問いです。
量が多くお得に見えるが、薄い可能性がある。何プッシュも必要になることも
量は少なく割高に見えるが、濃度が高い。少量でしっかり香り、長持ちすることも
ガクさんの答えは、濃度の違いです。香水を買うときは、値段や量だけでなく濃さを見てほしいと呼びかけました。
父の洋楽とイエローレンズ。西勇さんのネイティブサンズ
最後のコメントは西勇さんです。裏ドラは、ネイティブサンズのメタル素材のラウンド型メガネです。
私の父が洋楽が好きで、イーグルス、シカゴを幼い頃から耳にしていました。私も洋楽を聴くようになり、海外ミュージシャンのファッションからモロに影響を受けました。
10年くらい前に出会ったこのメガネにジョン・レノンやリアム・ギャラガーのようなブラウン寄りのイエローカラーレンズを入れ、愛用しています。人から見ると何気ないアイテムも、自分にとってはルーツやスタイルを象徴するアイテム、好きの原点と言えるかもしれません。
ネイティブサンズは、タミー・オガラさんとNEIGHBORHOODの滝沢伸介さんが共同で立ち上げたアイウェアだと、調べながら紹介されました。
目がいいガクさんは、老眼はある日突然来ると先輩に言われながら、44歳の今もまだ来ないといいます。Todayさんは視力が悪くコンタクトを使い、メガネはおしゃれアイテムとして持っていると話しました。
12万円のキャンバストート。ポールハーデンで発動した「ガールマス」
リスナーの裏ドラを聞いたあと、ガクさんは自分の最近の買い物の話を始めました。番組でおなじみの、買い物を正当化する計算「ガールマス」の話です。
ガクさんは週末の関西出張で、以前クロムハーツのソックスの話題で登場した京都のバードを訪れました。東京で抽選に外れたCOMOLIのコーデュロイドローストリングパンツを、そこで買えたといいます。
店のスタッフはガクさんを覚えていて、番組をきっかけに少なくとも3〜4人のリスナーが来店したと教えてくれたそうです。
その日の2階は、ポールハーデンがずらりと並ぶ「ポールハーデン祭り」でした。ガクさんの目を引いたのは、麻紐で包まれて無造作に積まれた、プリント入りのキャンバストートです。値段は12万円でした。
店のスタッフも、シャツが20万円ならジャケット50万円のほうが、トートが12万円ならレザーバッグ15万円のほうがいいと思ってしまいますよね、と話したそうです。そこでガクさんのガールマスが発動しました。
仮にですよ、ポールハーデンがプリントのスウェットを出していたとしますよ。それが12万円だったとしたらどうです?
さらにガクさんは、12万円のキャンバストートは世界で一番高いキャンバストートかもしれないと考えます。裏返しても綺麗な縫製で、プリントは反戦的なイメージの「ボム」というデザインでした。
ガクさんはLLビーンのトートを3つほど持っていますが、使っていません。このポールハーデンを持てば、もうキャンバストートを買わずに済む、つまり卒業できると考えて購入したといいます。
Todayさんは、AIで買い物を効率化する時代だからこそ、店員との会話から生まれる偶然の出会いは尊いと語りました。非効率な買い物でも、満足度はとても高いという見方です。
次のコメントテーマは「あなたのゴールの服」
この話から、次回のコメントテーマは「ゴールの服」に変更されました。服やアクセサリーで、そのジャンルの到達点だと思えるものを教えてほしいという呼びかけです。
ガクさんは、一度決めたゴールを更新することもあるといいます。30歳でロレックスのGMTを買ってゴールだと思ったものの、全然ゴールではなかったそうです。だから「今の時点のゴール」でいいと話します。
ガクさんが今のゴールとして挙げたのは、WOLVESの鹿革のポーチです。サコッシュなどを何度も買ってきた遍歴の末にたどり着いたもので、今回の飛行機に初めて持っていくといいます。
ゴールだと決めて買う場合もあれば、気づいたら10年以上使い続けていて結果的にゴールだった場合もあります。遍歴の末にたどり着いたゴールの話も聞きたいと、2人はコメントを呼びかけました。
COMOLI×TENCを買うことは、防水系アウターとM65のゴールを決めることでもあります。ガクさんはリスナーのゴールを聞いたうえで、改めて購入を考えると話して番組を締めました。
まとめ
今回のFashion Victimは、FVFのお知らせから始まり、ビッグチノやドッグタグ、リスナーの裏ドラアイテムを通して、服に自分だけの意味を乗せることの面白さを語る回でした。
- FVFではカッピーさん、小谷秀近さん、佐久間正幸さんがフリマに参加し、チケット購入者は先行で買えてグッズも1枚もらえる
- ドッグタグの組み合わせのように、持っているものとの関係を考えることで愛着が増す
- 裏ドラは、親の影響や趣味のルーツなど、本人にしかわからない意味のこと
- プレゼントのような自分では選ばないものが、スタイルに偶然性と抜けをもたらす
- 次回のコメントテーマは「あなたのゴールの服」






