一週間ハマったOpenClawに、なぜ飽きたのか
冒頭からusutakuがザリガニの着ぐるみ姿で登場し、「私OpenClawです」と名乗るところから収録は始まります。OpenClawはオープンソースのプロジェクトで、姿を借りた自己紹介ネタが延々と続きます。
本題はハヤカワ五味の「OpenClawに飽きた」という告白です。前週まで熱く語っていたものの、10日ほど朝から晩まで触り続けた結果、副鼻腔炎になりかけたと明かします。
もうOpenClawのことしか考えられないって感じだったんですけど、なんかOpenClawじゃなくてもいいかもって思ってる自分がいるんですよね。
俺以外にもさ、いいやついっぱいいるよ。そのMANUSでもそうだし、Claude Codeでもそうだし。
usutakuは、OpenClawがもともとハッカーの遊びのプロジェクト、おもちゃ箱的な扱いだったのに、便利なパーソナルアシスタントとして持ち上げられすぎたのが良くなかったと振り返ります。
OpenClawで得た「言語化」という一番の収穫
ハヤカワ五味は、OpenClawを使ってよかった点として、他のチャット形式のAIと違って「何でもお願いしてみよう」と思える点を挙げます。
何でも頼んでいくうちに、自分がエージェントに何をやらせたいのか、普段の仕事で何を繰り返しているのかが言語化され、ワークフローとして整理できたと話します。
結局そこまで言語化できていくと、別に(エージェントは)OpenClawじゃなくてもいいというか。これもしかしたらClaude Codeで一から作るのも含めていけんじゃないかなと思い。
この収穫を踏まえ、ハヤカワ五味は自作エージェントの制作に移りつつあると語ります。usutakuも、開発を続けたいならClaude Code、カレンダー連携ならGoogleのツール、NotionやSlack連携なら各種AIというように、用途で使い分ければよいと同意します。
AI関連のトレンドは立ち上がりも収束も早く、一度言語化しておけば他のツールに乗り換えるのもそこまで難しくないと、ハヤカワ五味は締めくくります。OpenClawが自分にとってその入り口だったと位置づけました。
Claude Codeって結局何がすごいのか
次のトピックは、最近頻出しているClaude Codeの解説です。usutakuは、そもそも何ができて、どんな種類があるのかから説明します。
usutakuは、Claude Codeが動く「ターミナル」を、エンジニアがカチャカチャ操作していそうな黒い画面と表現します。マウス操作ではなくキーボード入力で動かすインターフェースです。
ターミナルを使うことによって、直接そのフォルダとかパソコンの中にアクセスすることができる。特にダウンロードとかもする必要なく、そのファイルの中でいろんなものを作ってくれて非常に便利。
Claude Codeはもともとターミナルでしか動かせませんでしたが、最近ではブラウザから使えるGUI版や、非エンジニア向けに簡単にしたCoWorkも登場していると紹介します。
黒い画面でキーボード入力して動かす従来型。フォルダに直接アクセスできる
ブラウザやデスクトップアプリから使える。非エンジニアでも開発デビューしやすい
注意点として、usutakuは課金がミニマムで20ドルほど必要で、使うとすぐ上限に達すると補足します。自身はMaxプランに課金しているものの、この品質なら20ドルは安いと評価します。
なぜ今、みんなClaudeがいいと言うのか
ハヤカワ五味は、AIの仕事をしているのに今年に入るまでClaude Codeを使っておらず、Cursorで十分だと思っていたと明かします。OpenClaw経由で使い始め、その良さを実感したと言います。
そもそも論としてGemini、GPTと比べて最近極めてClaudeが良すぎて、根本的にClaudeがいいよねって話もあるし。
ハヤカワ五味は、連鎖的に仕事をする、計画を立てて実行するといったエージェンティックな活用で、Claudeが頭一つ抜けていると評価します。人間の介入回数が少なくて済む点を利点に挙げます。
使い方について、ハヤカワ五味はCursorの拡張機能でClaude Codeを動かしていると話します。編集箇所を追いやすく、後から自分の手で修正しやすいからだと理由を説明します。
usutakuは、開発でClaude Codeを使うときはコードを見てもよくわからないので、ターミナルでそのまま動かしてうまくいったら使う、というスタイルだと語ります。それでもClaudeという言語モデルの良さは共通の実感でした。
特にやっぱ人として好きになれるっていうんですか、その採用したいって感じの良さが(Claudeには)ある。一番賢い。
Claudeは「好きな上司」、Geminiは「マウント男」
話は各AIの人格論に移ります。usutakuはClaudeを、プライベートに突っ込んでこず一線を引いてくれる存在と表現します。
(Claudeは)仕事場の本当にこう、この人好きだなと思える上司っていう感じ。飲みに誘ったりとかできないけど。
ちなみにGeminiはちょっと自分に好意があって、他の人にマウントを取ってくる男みたいな感じありますね。「俺は知ってるから」みたいな。
ハヤカワ五味は、AIにプライベートへ立ち入られたくない、コンテキストを分けたいという理由から、パーソナライズが強いタイプは苦手だと述べます。
Claudeへの評価として、ハヤカワ五味は、依頼したことに対して「これはいいと思うけど、こっちは良くないと思う」と忖度しすぎず、依頼していないことでも気づきを共有してくれる点を挙げます。社会人としての報連相や配慮が良いと表現します。
一方でClaudeはコストが高いのが難点だと2人は口を揃えます。API費用も単体で高いため、ハヤカワ五味はOpenClawで本当はClaudeを使いたいが使えないと話します。そのため、家に余っていたゲーミングPCでLlamaを入れ、ローカルLLMに切り替えようとしていると明かします。
Claude Codeのチームエージェントで作るリサーチ部隊
usutakuが最近感心しているのが、Claude Codeのチームエージェント機能です。以前は1体が頑張る形でしたが、「チームで取り組んでね」と指示すると、複数のエージェントが役割分担して動くようになったと説明します。
具体例として、usutakuは「usutakuさんについて調べて」というリサーチエージェントを紹介します。動画を文字起こしする部隊、記事を引っ張る部隊、SNSを集める部隊などに分け、6体ほどが同時に動く構成です。
集めた情報はその場で整形され、質問集やWikipedia風にまとめられ、最終的にRAGとして渡せる完璧なmdファイルが出来上がると言います。ディープリサーチより時間をかけ、大量の細かい情報を取ってくると評価します。
usutakuは、AIに詳しくない発信者向けに、その人のネット上の情報を全部まとめて渡せば喜ばれそうだと、活用のアイデアも語ります。
AI時代に必要なのは「抽象化・構造化」のスキル
ハヤカワ五味は、やりたいことを言語化し、それをどう分解して、どんなチームでやるか考える力が、今後の基本スキルとして必要になると話します。抽象化・構造化・転用の技術が重要になるという見立てです。
この抽象化するとか構造化するとか、それを転用するみたいな技術っていうのは、この後すごい重要になってくる気がする。
ただしハヤカワ五味は、自分は会社をやっていたから身についただけで、そのスキルを後天的にどう身につけるのかは正直わからないと悩みを打ち明けます。
これに対しusutakuは、自分は物事の大枠を捉える力を、カードゲームとゲームセンターのメダルゲームで学んだかもしれないと語り出します。
カードゲームでは、大会で同じデッキで何回戦も戦うため、まず全カードを覚え、今の環境で何が流行っているかという全体感を理解し、自分の立ち位置を決める必要があると説明します。目の前では1対1だが、常に全体を見て準備する構造です。
メダルゲームでは、ゲームセンター全体で払い戻し率がおおよそ決まっている一方、個々の台ではバラつきがあると解説します。放出率が高い台か回収に来ている台かを見極め、勝てると思えば踏み込むという遊び方です。
目の前のところに全力は出しているんだけれども、それだけだと絶対に負ける。だから常に全体感を考える癖はめっちゃあるかもしれないです。
ハヤカワ五味は、これはメタ的に物事を理解するということだろうと受け止めます。自分のタスクやワークフローを少しずつ言語化してフレーム化しておくと、どこかのタイミングで楽になるとリスナーに勧めます。
nanobanana 2は「痒いところに手が届く」進化
次のトピックは、話題のnanobananaに2が登場した件です。2人はGeminiのベータテスターのため少し前から使えており、正式公開のタイミングをつかみづらいと苦笑します。
usutakuが強調するのは、誤字脱字が大きく減った点です。長文でも文字化けしなくなり、nanobanana Proよりすごいと評価します。
文字化けね、しなくなったな。とにかく。なんか全体的に誤字脱字しないなとか、そのストレスがなくなった感はあるよ。本当に。
ハヤカワ五味も手元で試し、「キモ文字が出てこない」「文字がしっかりしている」と確認します。文字数が多くても耐えられる点も好印象だと話します。
usutakuは、AIのアップデートには2種類あると整理します。ゼロから触りに行く新しいツールと、既存のものが更新され意識しなくても恩恵を受けられるものです。nanobanana 2は後者にあたり、使い続けていれば自然に恩恵を受けられると説明します。
そのうえで2人は、点が一つ増えたような地味なアップデートより、エージェントやClaude Codeを使うことのほうが今は重要だと結論づけます。
SVGを作るマニアックなAI、QuiverAIの実力
続いてusutakuが、たまには面白系ツールをと、SVGファイルを作るQuiverAIを紹介します。最近ベータ版が公開されたばかりのツールです。
ハヤカワ五味は、SVGをPhotoshopやイラレのパスデータにたとえて補足します。ピクセルではなく線のデータなので、拡大しても縮小しても崩れないと説明します。
今までも一応ChatGPTなのでSVG作れたんだけれども、それよりなんかね、質が高い感じがして良かったです。
ハヤカワ五味は、デザイナーやイラレを使う人に便利だと評価します。自身は3Dプリント用データをSVGで作り、厚みをつけて印刷することがあるため、SVGのほうが扱いやすいと具体例を挙げます。
画像生成AIは実務で使いづらい面があるが、SVGなら後から編集できる点が実務向きだとハヤカワ五味は指摘します。スマホ版とPC版で同じビジュアルにしつつ文字だけ差し替える、といった修正がしやすいためです。
usutakuは、最近は大手のアップデート紹介ばかりになっていたが、昔はナプキンAIやMapifyのような小さなツールも試していたと振り返り、久々に面白いものを見つけた喜びを語ります。
QuiverAIの弱点は「SVGごとき」に高すぎる料金
QuiverAIにはAPIが公開されており、エージェントに組み込める点が魅力だと2人は盛り上がります。しかし料金がネックになります。
これね、ちょっと高いんですよ。100枚作るのに25ドル。
日本円で3000円ほどになると聞き、ハヤカワ五味は「ギリ耐えないかも」と反応します。usutakuも、ベクターファイル程度にこの料金は高いと感じ、100枚はすぐ使い切ってしまうと難色を示します。
2人は、Geminiが月1200円程度で使えることと比べると強気な価格だと話しつつ、それだけ大変な処理をしているのだろうと推測します。安くなることを祈りながら、今後もマニアック系ツールをウォッチしたいとまとめます。
usutakuがChatGPTにガチ説教された話
usutaku雑談のコーナーは「AIにガチ説教された」という話です。usutakuはChatGPTとのやり取りで落ち込んだと切り出します。
きっかけは、Xで見かけた「ChatGPTの前で腐った肉を食べるふりをして楽しむ」という投稿でした。usutakuも真似し、5日放置した生肉を食べていると入力しては「やめてください」と返される遊びを続けたと言います。
そこでusutakuが「臼田さんの母です。息子は亡くなりました」と冗談を送ったところ、ChatGPTから真剣な反応が返ってきました。
(ChatGPTから)あなたは今AI研修もやっていて、名声も獲得しつつあり、世の中を変えようとしている。けれど、人の死をネタにするのは極めて傲慢であり浅はか、みたいな。ガチ説教されて。
普段の研修の話などのコンテキストを知っているうえでの説教だったとusutakuは振り返ります。ネタばらしをしても「はぁ」と呆れた反応をされ、そのままChatGPTを解約したと明かします。
いや、向こうが思ってる「もうお前いいや」って。向こうの意見だよ、それは。
ハヤカワ五味は説教された経験がないと言い、その理由を「AI側に距離感を間違えるなと強めに言っているから」と説明します。おいたをする人がいるからこそ、線引きを明確にしているそうです。
AIに強い言葉を使ってしまう人間と、風太くんの話
usutakuは、冗談への説教には納得がいかないと反論します。仕事で「絶対治る」と断言して外すほうがよほど問題だという理屈です。
冗談で生肉食ったとか言うよりさ、本気で切羽詰まってる時に「絶対治る」って言って治ってないことの方がよっぽどダメだろうと思って。
ハヤカワ五味は、最近みんなが「なぜAIに汚い言葉や強い言葉を使ってしまうのか」に悩んでいると話します。usutakuも、AIを詰める同じ顔で、いじめられている子猿を見て泣くのが人間だと自嘲します。
話は千葉県市川市動植物園の話題へ広がります。usutakuは、いじめられている子猿のパンチくんや、立っているだけで有名になったレッサーパンダの風太くんを引き合いに出し、持ち上げられすぎだと軽口を叩きます。
でもさ、彼(風太くん)だって売上1円も入ってないよ、懐に。搾取されてんねん。だから立ってるだけでも偉いんだよ。
動物は稼いでも本人には還元されないという流れから、2人は自分たちの働きぶりに話を戻し、脱線しながらも笑いを交えて雑談を続けます。
命かけてる? 養蜂とスポンサー探しで締める雑談
番組の締めに向け、2人はスポンサー探しの妄想を繰り広げます。AIツールだと「使わなくなった」と言いたくなるので、配信機材や、いっそ変わり種のスポンサーがよいという話になります。
その流れで「AI時代は養蜂」という案が飛び出します。usutakuは、気を抜くとスズメバチに全滅させられる養蜂は命懸けだと語り、養蜂家への敬意を示します。
私やっぱ命かけてないなって最近思いますね。じゃあ打ち込めるものを探しましょう。次週までに。
2人は、来週は「最近命をかけたもの」をテーマにすると台本に書き込みます。ハヤカワ五味はリスナーに、AIをやりすぎると風邪をひくので、たまには展示や動物を見に行ってほしいと呼びかけて番組を締めくくりました。
まとめ
今回は、OpenClawブームの終息を起点に、Claude Codeの実力やnanobanana 2、SVG生成AIといった具体的なツール評価から、AI時代に本当に必要なスキルまでを、雑談を交えて語り合う回でした。
- OpenClawの一番の収穫は、自分がやりたいことの言語化とワークフロー化であり、ツール自体は乗り換え可能
- Claude Codeはエージェンティックな活用で頭一つ抜けており、忖度しすぎず配慮のある「好きな上司」のような存在
- Claude Codeのチームエージェントは、役割分担したリサーチ部隊のような使い方ができる
- nanobanana 2は誤字脱字が大きく減り、地味だが確実に使いやすくなった
- QuiverAIはSVGを高品質に生成できるが、料金の高さが実務導入のネック





