なぜnoteにメインビジュアルを設定しないのか?
Manaさんは最近、Podcastと連動する形でnoteの更新に力を入れています。Podcastで話している内容を、テキスト情報としても届けるためです。
そのnoteについて、Manaさんはある人から「なぜメインビジュアルを設定しないのか」と聞かれたといいます。Manaさんの記事には、基本的にメインビジュアルが設定されていません。
メインビジュアルとは、記事の一番上などに載せる画像のことです。設定すると、記事一覧などでサムネイルやアイキャッチのように表示されます。
(なぜ設定しないのかは)単純に面倒くさいからっていったところもあるんですけれども、私的には違う狙いもちょっとあったりとかもいたします。
やりたいけれどもできないからやっていないのではなくてですね、あえてやっていないといった理由があるんですね。
Manaさん自身も、メインビジュアルを設定するかどうかは人によって考え方が違い、賛否が分かれるテーマだろうと前置きしています。
設定しないデメリットは承知のうえ
Manaさんはまず、メインビジュアルを設定しないデメリットから説明します。note側はメインビジュアルの設定を積極的に案内していて、編集モードで記事を開くと、冒頭に設定を勧める表示が出るそうです。
そのため、メインビジュアルを設定するのは一般的で、普通は設定するものだろうとManaさんも認めています。
実際、パソコンの画面でManaさんの記事一覧を開くと、見た目はかなり悪いといいます。メインビジュアルがない記事には、灰色の背景に灰色の文字で「note」と書かれたデフォルト画像が並んでしまうからです。
(デフォルト画像が)ずらっと並んでしまって、見た目はとても良くないんですね。これは重々わかっております。
それでもManaさんが設定しない理由は、noteを読む人がどんな環境で見ているかを考えたことにあります。パソコンよりスマートフォンで読む人が多いこと、そしてManaさんの場合はXのブラウザから記事を開く人が多いだろうということ、この2点が重要だと話しています。
スマホの一覧では、画像がないほうがタイトルが広く読める
パソコンではデフォルト画像が表示されますが、スマートフォンの一覧表示では事情が違うとManaさんは説明します。マイページの記事一覧、おすすめ記事、記事を読んだ後に出る「その他の記事」などで、画像の有無によって表示のされ方が大きく変わるのです。
メインビジュアルが設定された記事は、スマートフォンでは左にタイトル、右に画像という形で表示されます。一方、設定していない記事にはデフォルト画像が出ず、画像があったはずの領域までタイトルが表示されます。
左にタイトル、右に小さな画像。長いタイトルは折り返されたり、途中で切れたりする
画像は出ず、画像の領域までタイトルが広がる。テキストのタイトルがずらっと並ぶ
タイトルが長めの場合、画像があると変な折り返しが出たり、長すぎて切れたりします。Manaさんは、タイトルを広く使えることが大きなメリットだと考えています。
さらにManaさんは、スマートフォンでは画像の表示エリアがとても小さく、メインビジュアルに文字が書かれていてもほとんど読めないと指摘します。
視力のいい悪いとかではなくてですね、ちっちゃいところに書かれてる文字って別に読まないんですね。なのでただの賑やかしみたいな形になっているんだと思います。
画像付きの記事がずらっと並ぶ一覧は、パッと見はきれいでも読みにくいとManaさんは感じています。テキストのタイトルだけが並ぶManaさんの一覧のほうが、読みやすいという考えです。
画像の列が途切れると、視線が止まる
Manaさんがもう1つ挙げるのは、ほかの記事に埋もれにくいという点です。ほかの人の記事は基本的に画像が設定されているので、スマートフォンの一覧には「左にタイトル、右に画像」の記事がずらっと並びます。
その中をスクロールしていくと、Manaさんの記事のところだけ、画像があるはずの場所に画像がなく、タイトルが横いっぱいに表示されます。Manaさんは、この変化で読者の視線が止まるのではないかという仮説を立てています。
(スマートフォンで)下にざーっとスクロールをしていく中で、画像がパッて途中でいきなり切れると、あれ?って思うと思うんですよ。
スクロール
画像付きの記事が並ぶ一覧を、読者がざーっとスクロールする
違和感
画像の列が途中でいきなり途切れ、「あれ?」と思う
視線が止まる
読みやすく表示されたタイトルに目が留まる
記事を読む
タイトルを読み、そのまま記事を開いてもらう
一覧で並んだときにほかの記事に埋もれず、気づいてもらうこと。それもメインビジュアルを設定しない狙いの1つだとManaさんは話しています。
XでのOGP画像は、noteの自動生成のほうが見やすい
Manaさんは、GoogleなどのAIや検索エンジンにしっかり認知されるまでは、自分で集客する必要があると考えています。そのためManaさんは、noteの記事をXで告知しています。
XにURLを投稿すると画像が表示されますが、これはOGP ── Open Graph Protocolの略。SNSでURLが共有されたときに、ページのタイトルや説明文、画像をどう表示するかを指定する仕組みですと呼ばれる仕組みによるものです。SNSはURLが投稿されると、そのページのOGPで設定された画像を読み込んで表示します。
noteでメインビジュアルを設定していれば、その画像がSNS投稿時のサムネイルにもなります。では設定していない場合はどうなるのか、というのがManaさんの話のポイントです。
メインビジュアルがないnoteの記事は、note側が自動で画像を作ってくれます。白い背景にタイトルを載せたシンプルな画像で、noteのロゴと、プロフィールのアイコン、作者名も入ります。
これがですね、サムネイルとしてすごく見やすいんですね。一番伝えたいものはやっぱりタイトルだったりとかもしますので。
一方で、記事とあまり関係のない画像をメインビジュアルにしている人もいます。その場合、XではそのPhotoのような画像ばかりが大きく出て、タイトルは補足説明のように小さく表示されるだけになってしまうといいます。
設定した画像が大きく表示され、タイトルは補足のように小さく出る
noteが白背景にタイトル・ロゴ・アイコン・作者名を入れた画像を自動生成する
特に意味のない賑やかしの画像を見せてもしょうがないかなと思っておりますので、であれば伝えたいタイトル、それが全面にドーンと出てくる画像の方がいいわけなんですよ。
Manaさんにとっては、伝えたいタイトルが前面に出る自動生成の画像のほうが都合がよい、ということです。
毎日更新するなら、手間を減らすことも大事
Manaさんはさらに、単純に手間の問題もあると話します。Manaさんはnoteを毎日更新していて、毎回記事に合った画像を作るのには手間がかかります。
こんだけ高頻度でやっていると、ちょっとの手間がやっぱり配信がめんどくさいなとか、配信の停止にちょっとなってしまう恐れもありますので。
毎日発信を続けるうえで、Manaさんはできる限り手間を減らしたいと考えています。メインビジュアルを設定しないことは、見え方の仮説としても、Manaさんの運営スタイルとしても合っているといいます。
記事を開いた瞬間に、すぐ本文を読んでほしい
Manaさんは、記事を開いたときの読みやすさにも触れています。メインビジュアルがあっても、読者は記事を読みたくてページに来ているので、すぐに下へスクロールするだろうと考えています。
そうであれば、開いた瞬間にタイトルがあり、ファーストビュー ── ページを開いたとき、スクロールせずに最初に画面に表示される範囲のこと。Webサイトの読みやすさを考えるうえでよく使われる言葉ですからすぐに記事を読み始められるほうがよい、というのがManaさんの考えです。
Xの中で記事を開く場合、X内のブラウザが立ち上がるため、画面はさらに小さくなります。上部に記事、一番下にはXの閉じるボタンなどが表示され、スマートフォンでは縦幅も狭くなるといいます。
なので縦幅もスマホで見た時にちょっと小さいんですよ。なのにメインビジュアルとかを表示するようなスペースってないよね
画像があるとページの表示速度も多少重くなることがあり、Manaさんは「本当に何もいいことないかな」とまで話しています。
ただしManaさんは、広告効果を考えて魅力的なメインビジュアルを毎回作れる人なら、その戦略もありかもしれないと認めています。Manaさん自身はそこに重きを置いていないため、noteでは今後も設定しないだろうと話しています。
「設定するのが当たり前」を疑ってみる
多くの人は、noteに「設定してね」と書かれているから、深く考えずにメインビジュアルを設定しているのではないか、とManaさんは見ています。だからこそ、設定するのが当たり前という前提で「なぜ設定しないのか」と聞かれたのだろうと振り返ります。
ただし、Manaさんにもメインビジュアルを設定している記事があります。「Manaさんはどんな人か」を紹介する固定記事です。
固定記事は、noteを読んだ人が作者のことを気になったときに見に来る場所です。日々のXの投稿とは役割が違い、世界観が重要になるため、メインビジュアルを設定しているといいます。
本文に画像を入れるとサムネイルになる、という仕様の悩み
Manaさんが困っているnoteの仕様もあります。記事の中に画像が1つでも掲載されていると、一番上の画像がサムネイルなどに使われてしまうのです。
そのためManaさんは、サムネイルを出したくないがゆえに、記事本文にもあまり画像を入れていないといいます。入れたほうがよいと判断した記事には画像を入れていますが、その場合はサムネイルに出てしまい、バランスは悪いと感じています。
でもまあ、それ(サムネイルに出てしまうこと)は仕方ないかなって、ちょっと割り切っていますね。
最後にManaさんは、メインビジュアルを設定しない理由を整理しています。
| 場面 | 設定しないとどうなるか | Manaさんの狙い |
|---|---|---|
| Xへの投稿(OGP) | タイトル入りの画像をnoteが自動生成する | 伝えたいタイトルで目立つ |
| 記事を開いたとき | すぐ本文に入れる | 小さな画面でもすぐ読んでもらう |
| 毎日の更新 | 画像作りの手間がない | 配信を止めずに続ける |
| スマホの記事一覧 | テキストのタイトルだけが並ぶ | 読みやすく美しい一覧にする |
| 他の記事と並んだ一覧 | 画像の列が途切れ、タイトルが広く出る | 視線を止めて気づいてもらう |
毎回メインビジュアルを流れ作業で作っている人は、この考え方を参考にnoteを運営してみてはどうか、とManaさんは呼びかけています。
ボードゲームの販売から情報発信の運用まで
番組「ボドゲの天下取り」は、ボードゲームをどう伸ばし、どう販売していくかが主なテーマです。そのためのプロモーションとして情報発信をしているので、話題はXやnote、Podcastの運用方法にも広がっていくとManaさんは説明します。
Manaさんは、ボードゲーム活動で考えていること、実際にやったこと、その結果を惜しみなく発信していくチャンネルだと話し、フォローやレビュー、コメントなどのリアクションを呼びかけて回を締めくくっています。
まとめ
Manaさんがnoteにメインビジュアルを設定しないのは、面倒だからだけではなく、スマートフォンとXで読まれることを前提にした意図的な選択です。「設定するのが当たり前」を一度疑い、自分の読者がどう見ているかから考える姿勢が、この回の核になっています。
- スマホの一覧では、画像がないとタイトルが広く表示され、読みやすくなる
- 画像付きの記事が並ぶ中で画像の列が途切れると、視線が止まり気づいてもらいやすいという仮説がある
- メインビジュアルがないと、Xへの投稿時にnoteがタイトル入りの見やすいOGP画像を自動生成する
- 毎日更新では画像作りの手間を減らすことが継続につながり、記事もすぐ本文から読める
- 作者の世界観を伝える固定記事には、例外としてメインビジュアルを設定している




