褒めてくれ、から褒めるへ。最終回のテーマ
この回は、池尻大橋での4本撮りの4本目、対面収録の最終回です。ばっしーさんは「まぶたがピクピクしてきた」と、喋り続けることで頭の回転を使う大変さを口にします。
テーマはキシモトさんが持ってきた「人を褒めよう」です。少し前の回では「褒めてくれ」という話が続いていたので、今回は逆に自分から人を褒める回になりました。
しかも褒める相手は匿名にするという趣向です。誰のことか明かさずに褒めるので、聞いている人は「もしかして自分のことかも」と思いながら聞くかもしれない、という遊び心のある設定でスタートします。
確かにでも気持ちいいことですからね。褒めるっていうのは。
Claudeで就活カレンダーを作った学生
キシモトさんがまず褒めたいのは、店舗見学に来た学生さんです。見学が終わってバスで帰る途中、その学生が「実はClaudeでアプリを作っている」と打ち明けたといいます。
作っていたのは、就活生向けのカレンダーアプリです。着眼点が逆で、企業から探すのではなく、まず自分の空いている日程から見て、その日に合うイベントを探せるようにしたものだといいます。
(就活生は)まず日程ありきで企業が欲しいらしいんですよ。
キシモトさんによると、従来は企業のホームページを一社ずつ調べる必要があり、日程から逆算して探す手段がありませんでした。そこを解決するために、その学生が自分で開発したのが「ファーマカレンダー」というアプリです。
このアプリはApp Storeでも公開されていて、カレンダーの日付を押すと企業の詳細が出てくる作りです。会員登録して行きたいところをタップすると、企業側に情報が飛んで日程調整が始まる仕組みまで、すべてClaudeで作ったといいます。
日程から探す
就活生が自分の空いている日をカレンダーで確認する
イベントを選ぶ
その日に合う企業の仕事体験などをタップする
企業へ通知
選んだ情報が企業側にメールで飛ぶ
調整開始
企業と就活生の間で日程のやりとりが始まる
その子もう就活やめて大丈夫と思いますよ。どこでも入れると思うけどな。
キシモトさんはバスを降りてもずっと話を聞いてしまうほど感心し、自分もClaudeを勉強しなければと思ったといいます。学生が使いこなしているのだから、課金をためらっている場合ではない、と刺激を受けた様子です。
なんかそういう逆の発想ってなかったなと思って。
以前AIをテーマに収録したときは、二人とも「チャッピーって何だ」というレベルだったといいます。それが今ではClaudeや画像生成のナノバナナが話題になるほど、AIをめぐる状況が変わってきたと振り返ります。
薬剤師の「わ」に見る、続けることの力
続いてばっしーさんが褒めたいのは、薬剤師の「わ」という研修会を主宰している方です。ほぼ名前が出ていると笑いつつ、その研修の頻度と質の高さを評価します。
この方は薬局の経営もしながら、褥瘡の話や薬の使い方、ときにはSNSの使い方まで、幅広い内容の研修を高い頻度で続けているといいます。単位も出るため、研修のファンも多いそうです。
ばっしーさんが特に尊敬するのは、一つのことを信念を持って続けている点です。学会で話した際に、その活動への思いを貫いている姿に触れて、続けることの力を改めて感じたと語ります。
ばっしーさん自身は、ポッドキャストやYouTubeを続けてきた中で、続けることの効果を実感しています。急にいろいろな声がかかり始めたのは、番組の回を重ねてからのことでした。
(成長は)普通に右肩上がりに一直線に伸びていくんじゃなくて、指数関数的にグッと伸びるっていうイメージがある。
ばっしーさんは、自分は飽き性で部活も小中高大と全部違うスポーツをやってきたタイプだと明かします。だからこそ、一つのことをぎゅっとやり続けて自分の周りの世界を変える姿がかっこいい、と憧れを語ります。
いや、なかなかできないと思います。
信念を持って研修会をずっと続け、周りの世界を変えていく(薬剤師の輪の主宰者)
いろんな経験を広げていくが飽き性でもある(ばっしーさん自身)
大手町で実現したコミュニティのコラボ
キシモトさんが次に褒めたいのは、あるイベントで出会い、直接DMをくれた方です。名前が出そうだと迷いながらも、匿名という体で紹介します。
その方は「今日の広報」というコミュニティに価値を感じていて、これからはコミュニティの時代だと考えているといいます。自分の会社と今日の広報をつなげたいと声をかけてくれました。
結果として、大手町の三井ホールで、今日の広報とその会社のコラボ企画が実現しました。キシモトさんは、そこまで今日の広報を思ってくれる人がいることに幸せを感じたと話します。
私たちに対して手を差し伸べてくれる、一緒に手を取ってやっていこうぜって言ってくれるっていうのは熱いなって。
キシモトさんは、その方のコミュニティの動かし方も抜群に上手だと感じています。今日の広報でも初めてオンラインイベントをやってみて、人を巻き込んで盛り上げていくことの難しさを実感したといいます。
こんなに人を巻き込んで回していくって、(ばっしーさんも)いつもやってますけど、難しいんだなっていうのを感じた。
ばっしーさんも、いろんな活動をしている人に面を向けて尊重している姿勢が素敵だと同意します。ああいう場でやっていることを自分たちもやりたい、と刺激を受けている様子です。
本音でぶつかってくれる後輩の存在
ばっしーさんがもう一人褒めたいのは、採用イベントを一緒にやっている他社の年下のスタッフです。プライベートでもご飯に行くほど仲が良く、ガッツのある人だといいます。
ばっしーさんが「どこが足りないと思う?」と聞いたところ、その後輩は遠慮なく、しかも信頼をもってしっかり答えてくれたそうです。ばっしーさん自身も感じていた弱点を、具体的に指摘してくれました。
十年後の話ってタカハシさんあんまりしないですよねみたいな。それがあったら、後輩とか周りの人って寄りついてくるじゃないですか。
1年後、2年後の話はよくするけれど、10年後どうなっていたいかという話をしない。イケてる経営者は実現可能かどうかは置いておいてビジョンを語る、その部分が見えない、という指摘でした。
確かに愛がないと言えないですからね。
ばっしーさんは、先輩に対してそこまで真剣に考えて言ってくれたことが嬉しかったといいます。長く付き合う前提で話してくれていると感じ、思わずおごると言ってしまったそうです。
さらにその後輩は、日頃から本音で話してくれるといいます。喧嘩腰ではなく「ここは僕のポリシーです」という形で自分の考えを示すので、ばっしーさんの方が「それいいな、自分も考えてみよう」と刺激を受けるそうです。
そう、こっちが結構、あ、そうみたいな。それめっちゃいいな。じゃあちょっと俺も考えてみようみたいな。
キシモトさんは、それを素直に受け取れるばっしーさんもすごいと返します。聞いておいてモヤっとする人もいる中で、心をつなげるってこういうことだなと感じた、とばっしーさんも受け止めています。
聞いた本音をちゃんと受け止め、自分も考え直す(ばっしーさん)
聞いたくせに言われると顔に出てしまう受け取り方
タカハ○さんへの褒めが、遺恨を残す?
最後にキシモトさんが匿名で褒めたいのは、馬に乗ってくるイメージの方、つまりタカハ○さんです。忙しいはずなのに、番組もいつも聞いてくれているといいます。
キシモトさんが採用や広報の文脈で迷子になったときに相談すると、毎回長文を3通ほどにわたって丁寧に返してくれるそうです。その丁寧さに、あたたかさと誠実さを感じると話します。
本当に長文で返してくれるんですよ。しかも長文×三発ぐらいで返してくれるんですよ。
ばっしーさんは、誠実という意味でも、男性としても紳士だと同意します。ところが話は次第に「ビジュがいい」「顔も声もいい」という外見の褒め方に流れていきます。
最後、タカハ○さんのかっこいいって言って終わるっていう、なんか褒め方もそういうことちゃうねんみたいな。
ばっしーさんは、今日の広報を見ているなら顔がいいと言う人と言わない人を作るのをやめてほしい、と苦笑します。喋りすぎて脳の回転が落ちて本音が出ている、とツッコミが入ります。
ばっしーさんもかっこいいし、けづかさんもかっこいいし、森田さんもかっこいいし、タカハ○さんもかっこいいですよ。
フォローするように全員かっこいいとまとめたキシモトさんですが、ばっしーさんは「遺恨を残す収録になった」と笑い、この後の飲み会で詰めたいと締めます。
褒めることが、自分に返ってくる
エンディングで、ばっしーさんは人を褒めるのはいい気分になると振り返ります。自分が褒めたい人を考えることは、自分が好きな人や大切に思う人がどういう人かを考えることにつながる、と気づきを語ります。
自分が褒めたい人ってどういう人なんかなっていうのを考えると、自分にとってどういう人を褒めたいと思うのかが自分に返ってくる。
キシモトさんは、人は生物学的に悪いところを見つけがちなのかもしれない、と話します。だからこそ意識して、人のいいところにどんどん目を向けられる人間になりたいと、この回のまとめとして語ります。
そしてタカハ○さんについては、顔だけでなく、誠実で真摯な中身を何度でもリスペクトしていると改めて伝えます。ビジュに引きずられた回になりつつも、最後は互いへの敬意で締めくくられました。
まとめ
池尻大橋対面収録の最終回は、周りの人を匿名で褒め合ううちに、褒めるという行為が自分の価値観の確認になっていく回でした。AIを使いこなす学生、続けることの力、本音のフィードバックなど、褒めたい相手の魅力を通して広報の原点が見えてきます。
- テーマは「人を褒める」。素敵な人を匿名で褒め合う趣向で最終回が進んだ
- 学生がClaudeで作った就活カレンダー「ファーマカレンダー」に、逆転の発想と実行力を称賛
- 薬剤師の「わ」の主宰者を例に、一つのことを続ける力と、続けることで世界が変わる感覚を語った
- 本音でフィードバックしてくれる後輩の存在から、心をつなげることの意味を学んだ
- 褒めたい人を考えることは自分に返ってくる。悪い点より人のいい所に目を向けたい、という気づきで締めくくられた






