コツコツ苦手な人からのお便りと、AI活用のきっかけ
この回は、ラジオネーム「福岡のバナナちゃん」さんからのお便り紹介から始まります。あずまさんへのイメージは「コツコツこなす人」だったそうで、過去回で「コツコツが苦手」「こたつをまだ出している」と聞いてびっくりして笑った、と綴られています。
お便りの本題は、あずまさんが最近つぶやいていた「AIでいろいろ作って自分のサポートをしてもらっている」という話です。どういうことをしているのか、どうやって作っているのかを知りたい、という質問でした。
バナナちゃんさんは最後に「私はコツコツも苦手だし、考えることも多くてパンク気味です」と書き添えています。この回は、その悩みに直接応える内容になっています。
きっかけになったのは、あずまさんが7月19日ごろに投稿したツイートでした。
AIに仕事のタスクの管理をサポートしてもらうことで、物事がスピーディーに進むようになったので、自分のやりたいことリストはじめ、粒感様々なタスクを整理してもらうことにしたら、半年間胃が痛くて進まなかったことが一瞬で整理されて、マジでAIに助けられてる人生。
そもそもなぜここまでAIを使っているのか。あずまさんによると、勤めている会社自体がAI活用の推進に取り組んでいて、効率化やチームの助けになる工夫をシェアする文化があるためだといいます。
シェアを出していくと、AIに使える補助金を会社から出してもらえるそうで、この半年ほど「AI活用ガチ取り組み勢」として実践してきたと話します。
使っているのはClaude Code。専属秘書のようなツール
あずまさんが使っているのはClaude Codeというツールです。AIにはChatGPTやGoogleのGeminiなどいろいろありますが、あずまさんはAnthropicが作るClaudeを使っています。
Claude Codeの特徴は、自分のパソコンの中で動き、ファイルを読んだり書いたりできることです。チャット形式のAIだと会話が終われば内容も終わりですが、Claude Codeならメモやタスクがファイルとして手元に残ります。
そこであずまさんは、タスク表そのものをClaude Codeに作ってもらい、専属の秘書のように動いてもらうという使い方をしています。Claude Codeはそのタスク表ファイルを読むことも書き込むこともできます。
さらに権限を与えれば、GoogleカレンダーやGoogleドライブ、Notion、会社のタスク管理ツールAsanaなどを直接見に行けるといいます。複数のソフトを横断してデータを集め、まとめて処理するのも得意だと話します。
作ったっきりのやりたいことリストを、AIに管理してもらう
具体例として挙がるのが、年始に作る「やりたいことリスト」です。あずみさんは毎年、新年に張り切ってリストを作るものの、その後は読まない、というパターンが続いていたそうです。
ただ作ったっきり、まあ読まない。
作って満足して放置し、毎年作ったっきりのリストがNotionに溜まりまくる。そこであずまさんは、Notionにあるやりたいことリストを全部Claude Codeに読み込ませ、管理を手伝ってもらうことにしました。
やりたいことリストがなぜ進まないのか。あずまさんは、タスクの粒感が大きすぎることを理由に挙げます。たとえば「長野に旅行に行きたい」と書いても、いつ行くのか、どこに泊まるのか、何をするのかを細かく決めないと動けません。
あずまさんは、そのタスクの細分化がとても苦手で、細分化したものの期限を決める計画づくりも苦手だと打ち明けます。どういう切り口で手をつけるかを考えること自体が面倒で、そこで腰が重くなってしまうといいます。
この状態について、あずまさんは自分の苦手意識と意志の弱さだと認めたうえで、直すのは諦めて仕組みで解決する方針を示します。細分化もスケジュール組みも、AIに任せる、という発想です。
リストを読み込ませる
NotionのやりたいことリストをすべてClaude Codeに読み込ませる
週次・毎日で振り返る
AIが「これ終わりましたか」「いつまでにやりますか」と洗い出して聞いてくる
人間が答える
終わった・まだ着手していないを伝え、期限を返す
タスクが更新される
やり取りを通じてタスクが進み、更新されていく
半年サボっていた実践時間の計算を、全自動で
具体的に進んだ例として、あずまさんはコーチング資格の取得に向けた動きを挙げます。取りたい資格には100時間の実践が必要ですが、コーチングは提供し続けているものの、今何時間やったかの計算をずっとサボっていたそうです。
計測しないことには残り時間も逆算できず、「やらなきゃやらなきゃ」と思いながら放置していた部分があった、とあずまさんは振り返ります。
ここでClaude CodeがGoogleカレンダーと連携している点が活きました。過去のコーチングセッションはカレンダーに予約として入っているため、それを読み込ませ、何月に何時間実践したかをすべて全自動で算出してもらったといいます。
さらに、年末までに資格を取るなら週に何時間必要か、という逆算まで出してもらいました。手作業なら実施日を洗い出してスプレッドシートにメモして計算する必要があり、大変な作業です。
もう一つの例が、8月に向けて書こうとしていた集客用のnoteです。何を伝えればいいか、金額はどうするか、自分の魅力を一枚でどう伝えきるかで、ハードルを感じていました。
ここでも、先輩コーチたちが書いた集客noteをリサーチしてもらい、見せ方を調べたうえで構成案のたたきまで一気にリストアップしてもらったといいます。たたきがあることで、人間のスタートが早くなる効果があると話します。
AIに任せると良いのは「現在地を直視する工程」
実践時間の計算も集客のリサーチも、あずまさんは共通点があると指摘します。どちらも「現在地を直視する工程」だという点です。
今どこにいて、何をやらなければいけないのか。それを見ると「自分やってないな」と自覚しなければならず、億劫で腰が重くなる、とあずまさんは言います。
その初動の部分を、たたきでもいいから、仮計算でもいいからAIがやってくれることで、人間が次のステップに進みやすくなる。この仕組みづくりで、動けていなかったタスクを進められたと話します。
機械だからこその無慈悲さが、お尻叩きになる
なぜそれが良いのか。あずまさんは、人間と違う「機械だからこその無慈悲さ」を理由に挙げます。逃げ場がない、というのがポイントです。
人間相手なら「後でやります」と言えば一週間放置もできてしまいますが、AIには毎日タスクを確認してもらうよう設定しているため、頻繁にリマインドが来ます。
「ちょっと後でやるわ」とチャットで返しても、その「後」はいつ来るのか、いつまでにやるのかを都度聞いてくるといいます。
何度も聞かれるのは面倒ですが、その遠慮のなさがあるからこそ「早めにやっちまおう」という気持ちになれる。あずまさんは、これを全自動お尻叩きマシンと表現します。
それでも決めきるのは人間の仕事
一方で、あずまさんは最終的に決めるのは人間の仕事だとも感じています。AIはまだ完璧ではなく、抜け漏れをすることもあるためです。
たとえばスケジュールを伝えていても、優先順位を詰めきらないままだとAIはプライオリティの判断ができず、後ろ回しにしてしまうこともあるといいます。
だからこそ、人間が目で見て「これは優先的にやるべきだったのでは」と気づき、そこから対話して詰めていくことがまだ必要だ、とあずまさんは話します。
最終的にその具体的なアクションをいつやるのかっていうところは、極力自分で決めきるようにはしてますね。
AIにGoogleカレンダーの権限を与えているので、空いている時間や候補日は洗い出してくれます。ただ、飲み会の後は無理だろうとAIが除外した日でも、本人には「この飲み会の後なら作業できそう」という自分だけの情報があります。
そうした情報も含めて自分で判断し、「この日は30分取れそう」「この日は朝15分だけやろう」とカレンダーに押さえてAIに伝える。すると当日、AIが「これやりましたか」と催促してくれる、という流れです。
前に進んでいなくても、やらなきゃという意識がある状態は作れているので、半年間放置することはなくなったといいます。
仕組みづくりそのものと、仕組みを作ってからのお尻叩き・情報整理
そこに行き着くまでの意思決定、優先順位づけ、いつ時間を押さえるか
パンク気味のときは音声入力で全部吐き出す
お便りにあった「考えることも多くてパンク気味」という悩みに、あずまさんは具体的な対処法を示します。整理をAIにしてもらう、という手です。
考えることが多くてパンクしそうなときは、音声入力でAIに「あれもこれもやらなきゃ」とバーッと吐き出すそうです。
吐き出したら、優先順位が高そうなものを仮説でいいから整理してもらう。整理された風のたたきが出てきたら、本当にこれが優先順位が高いのかを人間が判断すればいい、という考え方です。
コツコツ自分で管理していくのは自分にも無理だ、とあずまさんは言います。そこで使っているのがClaude CodeのSkillsという機能です。
あずまさんは「マイライフ」というSkillを入れていて、それを起動すると自動的にタスク情報やカレンダーを読み取ってくれるといいます。あとは「東さんどない?」という質問に答えていくだけで、タスクが更新されていきます。
苦手なことは手放し、得意なことに集中する
この回の締めくくりとして、あずまさんは面倒なことは全部AIに任せた方がいいと語ります。ここ最近は、苦手なことは極力手放した方がいいという考えに至ったそうです。
人間は得意なことをやればいい。自分の得意なことは自分が持ち、スケジュール組みや経費精算、年末調整といった苦手で面倒なことはAIに任せる仕組みを作っている、と話します。
「これ楽にできそう」「面白く仕組み化できそう」と浮かんだことから全部AIに相談していくと、苦手なこともフットワーク軽く進んでいくのではないか、とあずまさんはまとめます。
最後にあずまさんは、8月・9月はコーチングの実践を積極的に積んでいきたいと告知しています。コーチングが気になる人はぜひ連絡してほしい、と呼びかけました。
まとめ
この回は、意志の弱さを直すのではなく仕組みに任せるという発想で、Claude Codeを使ったタスク管理の実際が語られました。現在地の直視やお尻叩きはAIに、最終的な意思決定は人間に、という役割分担が軸になっています。
- あずまさんはClaude Codeを専属秘書のように使い、タスク表・カレンダー・Notionなどを横断して管理してもらっている
- タスクの細分化や計画づくりが苦手で腰が重くなるため、そこを直すのは諦めて仕組みで解決している
- 実践時間の計算や集客リサーチなど「現在地を直視する工程」をAIに任せると、人間が次に進みやすくなる
- 機械だからこその無慈悲な催促が全自動のお尻叩きになり、放置を防いでくれる
- 優先順位づけやいつやるかの意思決定は人間が握り、苦手なことは手放して得意なことに集中するのがよい





