そもそもストレングスファインダーとは何か
あずまさんは、7月頭に6年ぶりにストレングスファインダーを受け直しました。今回はその結果を振り返りながら、自分自身を内省していく回です。
まず前提として、ストレングスファインダーがどんなツールなのかが説明されます。あずまさんによると、正式名称は今はクリフトンストレングスで、アメリカの調査会社ギャラップ社が作った才能の判断ツールです。
テストはオンラインで受けられ、質問は約177問あります。1問あたり20秒ほどの制限時間の中で、直感でパパパッと答えていく形式だとあずまさんは話します。
結果として出てくるのは、スキルや知識ではなく、無意識に繰り返し使われている考え方や感じ方、動き方の癖です。あずまさんは、この資質という考え方を次のように整理しています。
あなたはこれがこう自然に出てますよ、能力として出やすいですよっていうのを教えてくれるような診断のツールとなってます。
あずまさんが最初に受けたのは2020年ごろ、コロナ禍の時期でした。自己分析のツールとして好きで、6年経てば結果も変わっているのではと思い、久々に受け直したそうです。
今回のTOP5を自己紹介がわりに
34の資質のうち、上位5つがとくに強く出る資質だとあずまさんは説明します。ここからは、今回のトップ5を自己紹介がわりに紹介していきます。
1位は「最上思考」でした。あずまさんによると、これは「どうすればもっとよくできるか」を常に問いかける資質です。いいものをもっと良くしたい、得意なことをもっと伸ばしたいと、自分にも相手にも思う資質だと話します。
2位は「共感性」で、人の気持ちを本能的に感じる資質です。3位は「適応性」で、先のことを決めすぎず、その場その場で進む方向を選ぶのが得意な、流れに沿って進むことを好む資質だと説明されます。
4位は「成長促進」でした。他の人の可能性に気づき、小さな進歩の兆しを見逃さず、その人が成長する姿を見るのが好きな資質です。あずまさんは、これを自分らしいと感じています。
5位は「活発性」で、アイデアをすぐに実行に移す資質です。以前はそれほど高くなかったのが急に上がってきたそうですが、あずまさん自身は少し照れくさそうに振り返ります。
ポッドキャスト半年放置してたのに何を言ってんだっていう感じもあるんですけど、本当か?これ。本当に5位なのか、これは。
変わらない核と、環境で上がった資質
あずまさんが驚いたのは、6年前と1位・2位がまったく変わっていなかった点です。最上思考が1位、共感性が2位で、適応性と成長促進も前回から上位5番以内に入っていました。
この変わらなさについて、あずまさんは自分の核の部分だと受け止めています。とくに誰かに向き合う場面で、その傾向が強く出ると感じています。
やっぱり誰かが得意なことがあると、それ伸ばしていこうよっていう営みとか、それを応援したくなるっていうのは結構強いなっていうのは思う。
一方で、適応性が上がったのはこの6年間の変化だとあずまさんは考えています。新卒で入った会社のベンチャー気質のチーム、バリバリのベンチャーだった前職、そして今の会社と、スピードや臨機応変さが求められる環境を選んできたからです。
さらに、今回上がった資質として「親密性」も挙げられます。広く浅くではなく、一人ひとりに深く関係していくことを好む資質で、13位から6位まで上がっていました。あずまさんは大人数の飲み会が苦手だと語り、この結果に納得しています。
こうした変化を、あずまさんは資質そのものが大きく変わったというより、選んできた環境とそこへの適応の結果だと捉えています。
自分が選んできた外部的な環境の変化だったりとか、そこに適応してきたりとかして、こう自然と活動していくうちの結果っていうのが、結構今回は上位に出たなっていう感じがしますね。
考える系が伸びた背景にある長野のリトリート
今回、トップ5には入らなかったものの、ガッと上がった資質もありました。あずまさんによると、内省や学習欲といった「考える系」の資質が上がっていたそうです。
学習欲は20位から9位まで上がっていました。ただ内省については、あずまさん自身はもっと上がっていると思っていたようで、実際は13位だったことに少し意外さを感じています。
ポッドキャストのタイトルも「もくもくもくのうラジオ」にしてるっていうぐらいには考えてるなーっていう時間は自分にとってすごい好きなので、なんかもっと上がるかなと思ったんですけど。
内省好きを象徴する体験として、あずまさんは6月に長野へ行ったリトリートの話をします。電車を乗り継ぎ、さらにタクシーで20分ほどの山奥の施設で、デジタルデトックスをしてきたそうです。
2泊3日の滞在中、スマホは丸2日ほど電源を切り、代わりに小さな手帳を持参しました。頭に浮かんだことや感じたことをひたすらノートに書き綴っていたと振り返ります。
自分で今何考えてるんだろうとか、帰ったら何したいだろうとか、そもそも最近考えてる時間取れてなかったなっていうこととか、そのこと自体にこう向き合ってもくもくしてるのがね、本当にめっちゃ気持ちよくて。
こうした体験から、あずまさんは内省して自分自身に向き合うことが本当に好きだと再確認します。年々、内省の必要性や楽しさに気づいている感覚があるとも語ります。
「先の目標から逆算する系がごそっと沈んでます」
結果をAIに読み込ませたところ、あずまさんは印象的な指摘を受けます。上位はあまり変わっていないように見えても、全体では大きく上がった資質と下がった資質があったのです。
クラウドコードからね、言われたのがね、あの、「先の目標を逆算する系がごそっと沈んでます」って言われて。
具体的には、未来のビジョンを描いて語る「未来志向」が12位から25位へ、目標を定めて逆算する「目標志向」が15位から24位へ下がっていました。危険を想定して意思決定に注意を払う「慎重さ」も下がっていたそうです。
あずまさん自身は、この変化に一定の納得もしています。適応性が上がり、まず動いてみる活発性も上がったことと、逆説的につながっていると考えるからです。
この6年で何かこう計画を立てて慎重に進めていくっていうスタンスから、もう一旦やってみる。で、もうその場その場で対応するっていうのがぐっと上がってきて。
未来志向・目標志向・慎重さ。先を描き、逆算し、慎重に進める
適応性・活発性。流れに沿い、まず動き、その場で対応する
現実主義になった感覚と、5年前のnote
なぜ未来を考える資質が下がったのか、あずまさんは自分なりに考えます。6年前はちょうどキャリアの変わり目で、こうなるぞという未来を考えるエネルギーが今より多かったと振り返ります。
その延長で、あずまさんは5年前ごろに書いて非公開にしていた自分のnoteを読み返しました。2021年1月に「やりたいことリストやらない病」というノートを書いていたそうです。
マジでもうさ、何も変わってないじゃん。やりたいことリスト100個書いたけど全然やれてないっていうノートを。
一方で、昔のほうがもっと長期的な目線で、5年後や10年後に何をやりたいかを考えていたという実感もあります。それが年々、現実主義に変わってきた感覚があるとあずまさんは語ります。
夢とか未来とかをこう長いスパンで考えるより、もう直近の1ヶ月とか1年とか、すごい短いスパンで考えて、あ、今やれることをやるしかないんじゃないかっていうふうなマインドに変わってきた。
AI時代で未来が見えづらくなっている
何がそうさせているのか。あずまさんが挙げるのは、AI時代で未来が見えづらくなっていることです。ここ2、3年で、自分の中で大きいことだと感じています。
5、6年前は、ライターや編集のスキルを突き詰めればある程度安泰で、キャリアをどう積むかを長い目で考えられました。しかし今は、AIが記事も書けるし、プロンプト次第で編集もそれなりのクオリティで出力できると実感していると話します。
専門分野がなくても、AIに問いかければ一定レベルの出力が返ってくる。そうなると、今自分が何をすべきか先行きが見えづらいとあずまさんは語ります。
もうとにかくAIのアップデートがとにかくすごくスピードが速いから、それに追いつくので必死だし。じゃあそうなった時に直近の自分がもう今やれる打ち手をやるしかない。
「心配を全部手放したら何がしたいですか」に答えられなかった
この変化を象徴する出来事として、あずまさんは毎月受けているコーチングの話をします。マイコーチから、ある問いを投げかけられたのです。
お金や仕事の心配を今完全に手放したら、あずまさんは何がしたいですか。
この問いに、あずまさんは何も言えませんでした。自分の言葉の出なさに驚き、ショックでもあったと振り返ります。
以前だったらそこら辺を問われた時にもっと、「あ、こういう仕事したい」とか、「こういうことトライしてみたい、チャレンジしたい」っていうのがこうパーッと浮かんで広がっていく感覚があったんですけど、今なんかその未来のことを考えるのがめちゃめちゃ遠くにある感覚。
今は目の前のことで精一杯なのかもしれない。あずまさんは、これが大人になった成熟なのか、それとも余裕がないだけなのか、自分でもまだ分からないと語ります。
外部環境的な変化、それはその仕事とか身近な環境だけじゃなくて、時代的な環境にもすごく自分の中での考え方とかスタンスっていうところが、あ、こんなにも影響されるんだな。
変わらない核があるという安心感
この回で明確な結論は出ないとしつつ、あずまさんは6年分の変化が数字に出ていたことを実感したと語ります。
一方で、最上思考や共感性といった、いいものを伸ばそうという考え方や誰かの気持ちに寄り添う力は変わっていませんでした。あずまさんは、そこって自分の変わらない自分らしさなのだと感じ、安心感を覚えています。
資質は、どれだけ自然に出てくるかを示すものです。だからこそ基礎的で核となる部分は、誰かに向き合うときにしなやかに出していけるものだとあずまさんは受け止めています。
では、未来を描く力は戻ってくるのか。あずまさんは話しながら、それが先行き不安によって自分を締めつけている感覚に気づきます。
未来のことを語ってもしょうがないしとか、いや、どうせどうなるかわからないしっていうのが体を締めつけてるから、そこはね、こうパーンとしなやかにこう伸びていく感じというか、もっともっと自由に発散ができるようになるといいんじゃないかな。
最後に、あずまさんはリスナーにも同じ問いを投げかけます。パッと答えられる人も、自分のように戸惑う人もいるだろうと語りながら、考えてみてほしいと締めくくります。
まとめ
6年ぶりのストレングスファインダーは、あずまさんにとって「変わらない核」と「静かに沈んだ未来志向」の両方を映し出す鏡になりました。上位の資質は変わらず、環境に適応して伸びた資質と、AI時代の不安の中で下がった資質が数字に表れた回です。
- クリフトンストレングスは、無意識に出る考え方の癖を34の資質として順位で示すツール
- あずまさんの今回のTOP5は最上思考・共感性・適応性・成長促進・活発性で、上位2つは6年前と不変
- 未来志向・目標志向・慎重さといった「先を逆算する系」がごそっと下がっていた
- 背景には、AIのアップデートの速さで長期の未来を描きづらくなった実感がある
- 「心配を全部手放したら何がしたいか」に答えられなかった経験が、変化を象徴していた






