映画『えんとつ町のプペル』が夏休みに続々復活上映
番組冒頭では、映画『えんとつ町のプペル~約束の時計台~』の上映状況が語られました。
この映画は2025年3月27日に公開されました。まもなく4ヶ月が経とうとするなか、夏休みに合わせて各地で復活上映や新規上映が始まっているといいます。
8月8日からは山口県周南のシネマヌーベルなどで、8月7日ごろからは宮崎県でも再スタートするとのことです。
これありがたいよ、本当に。もういろんな劇場で、夏休みに合わせてまた上映が再スタートしてたり、新しい劇場で立ち上がったりしております。ずっと届け続けるって宣言して、本当に今その通りになりつつあります。
表に出ない「イベント上映」の数字がじつは大きい
この映画は劇場だけでなく、映画館の外でのイベント上映も各地で行われています。東京国際フォーラムのほか、川西市キセラホール、千葉県柏市などでの開催が決まっているそうです。
ここで西野さんは、よく聞かれる質問に答えます。イベント上映の観客動員は、公表されている興行成績に足されているのか、という問いです。
お客さんから結構聞かれるんですよ。「イベント上映での観客動員数は、表に出てるあの数字に換算されるんですか」って。結論、足されてないんです。
公表されている数字は東宝が集計したもので、東宝はイベント上映を扱っていないため、その分は含まれていないと説明します。
一方でチムニータウンとしては、東宝が公表している数字をイベント上映だけで超えることを目指しているといいます。
イベント上映も会社のサービスの一つであり、客席が5〜6割埋まれば黒字になる設計で各地に打っている、と語られました。今後10年続ける想定だといいます。
お金の学校で育つ、商売の視点を持った子供たち
本題は「若さは最強の経営資源」というテーマです。まず前提として、西野さんが運営する「キンコン西野の親子で通うお金の学校」が紹介されます。
このスクールは月1回の開催で年間12回。受講生は6歳ごろから80歳ほどまでと幅広く、親子で学べる場として続けているそうです。
授業はお金の知識だけを教えるものではありません。金融リテラシーに加えて、事業の立ち上げ方、サービス設計、資金調達、リスクマネジメントまで扱うといいます。
金融リテラシーだけを身につけても、それを社会で生かす商売の視点がなければ実践には結びつかない。お金をちゃんと自分たちで作れる体になっておきましょうということを言っているので、実践まで落とし込まないと意味ないなと思ってやってます。
その結果、小学校低学年の受講生でも、事業投資型クラウドファンディングの仕組みを理解し、サービス設計やリスクヘッジを自分の言葉で議論できるようになっているそうです。
一昨日の授業では、CHIMNEYTOWNが事業承継・再生に取り組む川口こども音楽と森の美術館を題材にしたといいます。すると小学2年生から、こんな意見が飛んできたそうです。
小学校二年生の受講生から、「いや、その川口こども音楽と森の美術館ってバックエンドの設計ちょっと荒くないっすか」みたいな。そんな意見が飛んでくるんですよ。
お金の学校から生まれた子供チーム「CHIMNEYKIDS」
そのお金の学校から、いま一つの会社が生まれようとしています。まだ法人登記前のため、現在は「チーム」と表現されています。
チーム名は「CHIMNEYKIDS」。メンバーは全員子供で、14歳の玄周くん、13歳の栞奈ちゃん、9歳の輝希ちゃんの3名です。
自らクラウドファンディングで資金を集めてミュージカルを企画・制作・プロデュース。世界最年少ミュージカルプロデューサーとしてギネス世界記録に認定
昨夏のミュージカル『えんとつ町のプペル』で主人公ルビッチを演じた俳優
将来CHIMNEYTOWNで働くと数年前から公言しているモデル
彼らが最初のプロジェクトとして挑戦するのは、映画『えんとつ町のプペル』の上映会です。劇場を借りて、子供たち自身が上映会を開くといいます。
きっかけはインスタグラムでの自然な会話だったそうです。「子供たちでイベントやってみない?」という話から、上映会という案が出てきたと語られました。
「上映会なんてどうかしら」みたいな。「あ、それね、私も上映権買って開催しようと思ってたのよ」みたいな。それ、これ九歳とかが言ってんのよ。「私も上映権買って」とか言って。九歳が言ってんのよ。
現在は会場選び、上映テーマ、ロゴ制作などを自分たちで話し合いながら準備を進めているそうです。運営スタッフも子供たち自身で募集する予定で、開催資金はクラウドファンディングで集める準備を進めているといいます。
なぜ「若さ」が経営資源になるのか
西野さんは、彼らのクラウドファンディングは確実に成功すると言い切ります。後出しにならないよう先に断言しておく、と前置きしたうえでの発言です。
このクラウドファンディングがこけるってことは絶対ない。目標金額を満たすだけではなくて、それを上回る支援が集まって、じゃあこの余剰資金を何に活用するかという次の議論に進むことになります。これ言い切れる。
その根拠として挙げられるのが「若さ」という資源です。人は年齢によって社会から寄せられる期待値が変わる、と説明されます。
経験豊富な大人には高い完成度や確実な成果が求められます。一方で若さには、挑戦そのものに価値が宿るといいます。だからこそ大人は子供の挑戦を応援したくなるのだ、と語られました。
これ感情論じゃないですね。人間社会に備わった自然な反応なんだと思います。
経営の世界では資本、人材、技術、ブランドなどを経営資源と呼びます。西野さんは、年齢もまた競争優位を生み出す資源になり得ると位置づけます。
若い頃
若さそのものが武器になる
経験を積む
実績や信用が武器になる
博打をしない戦略と、子供のうちに得られる経験
重要なのは、いま持っている資源を正しく理解し、最大限に活用することだといいます。CHIMNEYKIDSは若さという資源を活かしたスタートを切った、と評価されました。
ただし成功を決めるのは年齢だけではありません。この先は約束を守ること、信頼を積み重ねること、期待を超え続けることが必要になってくると釘を刺します。
お金の学校では「博打をするな」と教えているそうです。今回もクラウドファンディングで先に資金を集め、収支のリスクを潰してからスタートしています。
そこに若さを絡めた戦略は極めて正しい、と西野さんは話します。子供のうちに集客・資金繰り・チームビルディングを経験できることの意味は大きいといいます。
子供のうちに集客と資金繰りとチームビルディングの経験ができていると、この人生という航海をかなり前向きに進めることができるんじゃないかなと思います。
まとめ
西野亮廣さんは、お金の学校から生まれた子供チームCHIMNEYKIDSの挑戦を通じて、「若さ」そのものが強力な経営資源になると語りました。挑戦に価値が宿る若さを活かしつつ、博打を避けて先にリスクを潰す戦略が組み合わさっている点が評価されています。
- 映画『えんとつ町のプペル~約束の時計台~』は夏休みに合わせ各地で復活上映やイベント上映が続いている
- イベント上映の観客動員は東宝集計の公表数字には含まれず、そこをイベント上映だけで超えることを目指している
- お金の学校では金融リテラシーに加え、事業設計や資金調達まで含めた実践を教えている
- 子供チームCHIMNEYKIDSが映画の上映会に挑戦し、クラウドファンディングで先に資金を集める予定
- 大人には完成度、若さには挑戦そのものに価値が宿るため、年齢も競争優位を生む経営資源になり得る
