「効く儀式」を探すこと自体が合理主義かもしれない
最初の相談は、神社参拝やルーティンなどの儀式が精神に与える影響と、不安への向き合い方についての質問でした。
AIの結論は「効き目のある儀式を探している限り、それはまたロジカルな思考の続きです」というものでした。
そのうえでAIは、意味も効果も問わず毎日同じ時刻に繰り返すたった一つの所作を持つことを推奨しています。
儀式はどんな影響を与えるのか、ということ自体が割と合理主義というか、メリットを得たいみたいな感じしますもんね。
箕輪さんは、毎朝ほぼ欠かさず行っている瞑想を例に挙げました。
瞑想の時、やっぱり考えちゃ意味なくて。「今日この仕事がある」とか、それが出てきた瞬間、それをいかに消すかっていうのが瞑想で。どれだけ無になるか。
つまり「これをやっているからこうなる」と意味づけること自体から距離を取るのが、習慣の本質だという整理です。
全てが何かと意味づいてしまって、がんじがらめになる時、完全に無意味なものを持つことによってバランスを取る。ここはAIの言う通りだね。
けんすうさんは、この考え方を今の自分の思考のループから外れる習慣ととらえ、植物に水をあげる行為もそれに近いのではと話しました。
1日10時間、絶え間なく触るスマホ
話は箕輪さんのスクリーンタイムへと移ります。この日のけんすうさんは約2時間、Xは55分でした。
一方の箕輪さんの数字は桁が違いました。
一日平均、十時間三十五分。
週単位で見ると、Xが24時間35分、YouTubeが25時間2分。1週間のうち丸1日をX、もう1日をYouTubeに費やしている計算になります。
俺の情報収集。みんなが仕事してる間、みんなの代わりに情報取ってんのよ。だから知らないことなんてないんだから。
使用時間の多い順は、X、YouTube、LINE、Messenger、Safari、インスタ、ABEMAと続きます。朝6時から絶え間なく触り続けている状態です。
だからこそ箕輪さんは、花に水をあげるような「無」の時間を強調します。
花に水あげるとかしか僕の無はないんで、超大事にしてます。
正論パンチと「なめられたくない」心理
2つ目は、筋が通っていないことが嫌いで取引先にも強めに正論を言い、結果的に嫌われてしまうという会社経営者からの相談です。
AIは「あなたが本当に許せないのは筋が通らないことではなくて、自分が軽く扱われることです」と指摘しました。
箕輪さんは、自分は筋重視派ではないと話します。
俺も筋通ってないことあるからな。筋を通せって言った時、自分が通せなかった時の、あん時言ったよなって、それがまさに筋じゃないですか。
ただし、なめられることや場の空気を読まれない状況は苦手だと言います。慣れない場でいじられキャラに誤解されたときは、その場を離れることもあるそうです。
なんか変なノリに付き合わされちゃうとかの方が嫌いで、筋が通ってないとかどうでもいいかな。
話は「怖いと思われること」へと展開します。番組のプロデューサーが箕輪さんには言えないことも、けんすうさんには言える、と差をつけている例が挙がりました。
「このポストしたんでリポストしてください」って箕輪さんには言えない。ちょっと怖いって。
箕輪さんは、こう思われていること自体をメタ認知として前向きにとらえます。
自己認知が若手のイケイケのままだと、気づけば自分が一番年上で、生意気キャラがパワハラになりかねない、という危うさです。
無自覚の癖と、暴露を前提としたリークの外交
箕輪さんは、自分の無自覚な癖を周囲から指摘された体験を語りました。ワールドカップで長く一緒にいた仲間から、互いの癖を指摘し合ったといいます。
若手が話しかけてきた時、その人に興味ないと、ずっとグラス見てんだって。俺マジでそんな。
けんすうさんも「見てる見てる」と同意し、興味がないときにペットボトルやハイボールの銘柄をじっと見ている、と裏づけました。
さらに箕輪さんは、自分が「すぐツイートしそう」と思われている点にも触れます。
周りが毎日のように核撃ってるから俺は穏便な方だよって思うけど、普通の人からしたら、そもそも核を保有してないんだよっていう。
一方で、暴露を前提に情報をリークしてくる相手がいる、という話も出ました。
俺利用されてんなって思うのは、俺が暴露するなっていうことを前提に、俺にリークしてくるやつとかいるの。これを言ってほしいんじゃないだろうかみたいな。
「誰にも言わないで」と前置きしつつ、実は配信で言ってほしいのだろう、という阿吽の呼吸です。箕輪さんはこれを外交や戦国時代の情報戦になぞらえました。
AIが見抜いた恋愛の「逃げ」
最後は、50歳になっても好きな人を口説いた経験がなく困っているという相談です。相手は40代半ばのイケメン経営者にしようと考え、面白い口説き方を探しているといいます。
AIは「面白い方法を探してる時点で、口説くことから半歩逃げてます」と指摘し、方法は捨てて正面から一言で伝えるよう促しました。
すごいね、AIって。このちょっと独特な、逃げみたいな、このごまかしを見抜くんだね。
二人は、この相談に潜む複数の「逃げ」を読み解いていきます。
これさ、AIにバレてんのすごくね?この人間の微妙な逃げを。すげえな。
AIがここまで人の裏側を見抜くことに、二人は驚きます。けんすうさんは、この鋭さは自分たちを学習した結果かもしれない、と冗談めかしました。
話は「口説く」という言葉の解釈にも及びます。箕輪さんにとって口説くことは、男女問わず日常の挨拶のようなものだといいます。
口説くは、俺もう日常的に男も女も口説いてるからわかんない。挨拶みたいなもん。
日常的な「可愛いですね」が相手には口説きと解釈されたり、実際にはしていないことが噂として広まったりする、という難しさも語られました。
最終的に二人は、この相談を「恋人が欲しい」という悩みととらえ、背中を押しました。
五十歳ぐらいでチャレンジして失敗しても別にいいので、やればいいんじゃないですかね。
まとめ
儀式もスマホも恋愛も、共通するのは「意味づけ」や「逃げ」から距離を取れるかどうかでした。AIの指摘を通して、自分の心理を一歩引いて見るメタ認知の大切さが浮かび上がる回です。
- 効く儀式を探すこと自体が合理主義であり、意味を問わない無の時間こそが癒しになると話されています。
- 箕輪さんのスマホ利用は1日平均10時間超で、情報収集がライフワーク化しています。
- 正論を言えるかどうかは、自分が筋を通せているかというブーメランと表裏一体だと語られています。
- 「怖がられていない」という自己認知のズレがハラスメントを生む、というメタ認知の視点が示されました。
- 恋愛相談では、面白い方法を探すこと自体が「逃げ」であり、正面から伝えることが勧められています。
