なぜ小学校の同級生を検索したのか
蒼葉レイさんは、この回のテーマを「同級生が芸能人になっていた件」と紹介します。そうした体験がよくあることなのか珍しいことなのか、リスナーに問いかけるところから話が始まります。
蒼葉さんは小学校時代の同級生とはほぼ連絡を取っておらず、ほとんど疎遠になっていたそうです。きっかけは、あるYouTuberが動画の中で「昔の同級生が今何をしているか、インスタでたまに気になって見てしまう」と話していたことでした。
あんまり自分はそういう感覚(昔の同級生が気になる感覚)持ったことなかったんですけど、その話がなんとなく残っていた
YouTuberの話が頭に残っていたところに、ちょっとした好奇心が湧いた瞬間があり、蒼葉さんは印象に残っていた同級生の名前を試しに検索してみたといいます。
検索しても、大半の同級生は出てきませんでした。蒼葉さんは、普通の人は自分の顔と名前をネットで発信することはあまりないと話し、自身も「蒼葉レイ」は本名ではなく顔も出していないので、誰かに本名で検索されても出てこないはずだと付け加えています。
面影だけを頼りにたどり着いた一人
検索結果の中に、ひとりだけ「昔の同級生の面影がある気がする」人物がいました。ただ、蒼葉さんの記憶にある面影は小学生のときのものなので、すぐには確信できなかったそうです。
その人物のプロフィールを見ていくと、同級生の特徴とよく一致していて、蒼葉さんは「ほぼ間違いなくあの同級生だろう」と思うに至ります。
だからって何かアクションを起こしてるわけではないんですけど。
蒼葉さん自身、なぜ同級生を調べてみたくなったのかはよくわからないと話します。昔の同級生が今何をしているか考えるタイミングは人生の中にあるのかもしれない、としつつも、ドラマや映画でよくあるのは30代・40代になって高校や大学の同級生を思い出す話で、小学生まで遡ることはあまりないのでは、と振り返っています。
『秒速5センチメートル』実写版に重なった記憶
同級生の話と直接の関係はないと前置きしつつ、蒼葉さんは映画『秒速5センチメートル』の話を始めます。今年シンガポールへ向かう飛行機の中で見たそうです。
蒼葉さんはアニメ版を以前なんとなく見て内容をうっすら覚えていましたが、今回見たのは去年公開されていた実写版でした。出演者として高畑充希さん、松村北斗さん、森七菜さんらの名前を挙げていますが、松たか子さんについては「出ていたのは違う映画かもしれない」と、記憶があいまいなことも率直に話しています。
蒼葉さんによると、実写版はアニメ版と違うところもあるようです。ここからは結末まで含むネタバレとして、蒼葉さんが語ったあらすじを追っていきます。
実写版『秒速5センチメートル』のあらすじは、小学生のときに互いを思いやっていた男女の物語だと蒼葉さんは説明します。流れを整理すると、次のようになります。
松村さん演じる男性は、小学生時代の思い出がずっとうっすら残り続け、その後いろいろな恋愛をしても、相手を心から愛しきれないような引っかかりを抱えていたと蒼葉さんは語ります。
ラストでは、高畑さん演じる女性は木の下に現れません。別のカットで、女性が実は約束を覚えていたものの「自分がいなくても大丈夫だから」という思いで行かなかったと、別の人に話す場面が入るそうです。
忘れられない後悔と映画がリンクした理由
蒼葉さんは、実写版『秒速5センチメートル』を見たとき、自分の中にすごくインパクトが残ったと振り返ります。
人それぞれ、その人生のターニングポイントとか、逆に言うとずっと忘れられない後悔とかあるんだと思うんですよね。
蒼葉さんの場合、小学生のころのことはそれほど思わないものの、中学生くらいの時期には「もっとこうすればよかった」と思うことが多いそうです。そのときの判断が今の自分にもつながっていると感じることが、たまにあるといいます。
蒼葉さんは、そう感じるのは配信の中で自分の過去を振り返り、不登校について話す機会があったからだろうと分析します。不登校のことだけでなく、人間関係でも「もっとうまく立ち回れたんじゃないか」という引っかかりが残っているそうです。
蒼葉さんにとって『秒速5センチメートル』は、過去への引っかかりを映す鏡のような作品だったのかもしれません。
芸能人の「前世と今」はパラレルワールド?
同級生の話に戻ると、蒼葉さんは昔の同級生が芸能活動をしていると知って、不思議な気持ちになったと話します。
蒼葉さんは以前から、芸能人の過去と現在は切り離されているような感覚を持っていたそうです。たとえば有名な女優の学生時代の卒業アルバムの写真が出ることがありますが、芸名で活動していて名前も違うと、顔の違いとは関係なく「前世と今」くらい別物に感じるといいます。
もちろん一人だから同じなんだけど、なんかそれぞれパラレルワールドみたいになってる感覚がなんか勝手にあって。
だからこそ、芸能人の小中学生時代の話はずっと遠いことのように感じていた、と蒼葉さんは言います。ところが、自分が普段接していた人が芸能活動をしていると知って、その距離感が揺らいだわけです。
テレビの中の人、別次元の存在。小中学生時代の姿は遠い話に感じる
自分が普通に接していた人とつながり、不思議な感覚になる
蒼葉さんは例として新垣結衣さんを挙げ、小中学生時代に接していた人たちが芸能人としての「ガッキー」を見たとき、どんなことを思うのだろうと想像します。どう思ってもいいけれど、不思議な感覚に苛まれるのでは、と話しています。
別にその性格が変わるとかそういうことではなくて、なんかすごいその不思議な感覚になんかになってるなっていうことを思いました。
蒼葉さんは、うまくまとめられる結論はないと言いつつ、ある時期によく話していた相手だったことを思い返します。将来芸能人になる人と普通に話していた時間が思った以上にあり、それは貴重な時間だったのかもしれない、と語っています。
今は声をかけない。いつか仕事で関われたら
蒼葉さんによると、その同級生はこれから芸能活動を広げていく段階にいるようです。すでに音楽のミュージックビデオなどに出演していますが、テレビへの出演はまだそれほど多くないといいます。
今後はテレビに出るようになるかもしれないし、インフルエンサー的な活動になるかもしれない、と蒼葉さんは話します。今のところはTikTokのようなショート動画や、企業が力を入れるショートフィルム、CMなどに出演しているそうです。
企業のショート動画の例として、蒼葉さんはフジテレビがFOD ── フジテレビが運営する動画配信サービス「フジテレビオンデマンド」の略称。ドラマやバラエティの見逃し配信のほか、オリジナル作品も配信していますの中で予算を出し、オリジナルのショートドラマを作っていることを挙げています。
では同級生に「久しぶり」と声をかけるのかというと、蒼葉さんはそれはしていないと話します。お互いもう大人になっているから、というのが理由です。
もし声をかけられる機会があるとしたら、それは多分自分自身がもうちょっとそのいろんな意味で成功して
蒼葉さんが想定しているのは、たとえば仕事で何かを依頼するような場面です。そのくらいのことがない限り、いきなり声をかけることはないだろうと考えています。
蒼葉さんは、同級生との再会を急ぐのではなく、自分が成長した先での再会を思い描いて話を締めくくっています。最後にX、Instagram、note、YouTubeでも発信していることを告知しています。
まとめ
蒼葉レイさんは、ふとした好奇心で小学校の同級生を検索し、その人が芸能活動をしていると知りました。実写版『秒速5センチメートル』に重ねた後悔の話や、芸能人の過去と今が「パラレルワールド」に見える感覚を通して、身近な人が芸能人になることの不思議さを語っています。
- YouTuberの話をきっかけに同級生を検索し、面影とプロフィールから芸能活動中の同級生を見つけた
- 実写版『秒速5センチメートル』が、中学時代や人間関係への後悔と強くリンクした
- 芸能人の過去と現在は別世界に感じていたが、知っている人がその立場になり不思議な感覚を覚えた
- 今は声をかけず、自分が成長して仕事で関われる日が来たら面白いと考えている






