バイブコーダーが本当に怖いのは何か
ウミノさんは、バイブコーディング ── AIに自然言語で指示を出し、コードの中身を細かく読まずにアプリやサービスを作っていく開発スタイルのこと。2025年ごろから広まった言葉ですをする人向けのセキュリティ入門コースを、Udemyで作ったと報告しています。コースは現在無料で、将来的には有料にする予定だといいます。
このコースはフルAIで制作されています。ただしウミノさん自身が全編を聞いて確認し、これなら出せると判断した内容だと話しています。
対象はあくまでバイブコーディングをしている人です。ウミノさんは、やっていない人には正直あまり関係ない話だとしつつ、無料のうちに登録だけでもしておいてほしいと呼びかけています。
コースの内容は、大きく2つのテーマに絞られています。1つは個人情報の流出、もう1つはAPIキーの漏えいや過剰なアクセスによって、AIの利用料金が膨れ上がる問題です。
何回もAIを使ってしまうとかで、1000万円とか100万円とか請求されている件っていうのが割と頻繁にあるわけですよ。
ウミノさんは、このコースを個人情報の流出と料金の爆発を防ぐためのものと位置づけています。
作ったサービスから利用者の個人情報が漏れてしまうリスク
APIキーの漏えいや大量アクセスでAIが何度も使われ、高額な請求が届くリスク
コースでは、人間が全体の流れを学べるだけでなく、AIエージェント ── 指示を受けて、ファイル操作やコード修正などの作業を自律的に進めるAIのことに渡すためのチェックリストも用意されています。
チェックリストを渡せば受講しなくてもいい?
ウミノさんによると、そのチェックリストをAIエージェントに渡せば作業はほぼ全部やってくれるので、受講しなくてもいいくらいだといいます。それでもウミノさん自身は全編を受講し、学びが大きかったと振り返っています。
(このコースを)自分で全部受講して、いいなと思いました。これ勉強になるわ。
具体例として挙がったのが、データベースサービスのSupabase ── アプリのデータベースや認証機能をまとめて提供するクラウドサービス。設定次第でデータが外部から読めてしまうことがあり、注意が必要ですです。ウミノさんは普段から使っていたものの、設定画面をきちんと見たことがなかったといいます。
ここの部分がオンになってると危険なんだなとか、そういうのがわかるんですね。
ウミノさんは、セキュリティを丸ごとAI任せにしていたのは確かに危なかったと気づいたそうです。そのうえで、自分と同じような人にはとても良いコースだと評価しています。
Fish AudioとElevenLabs、AI音声はどちらを選ぶ?
コースのナレーションは、すべてAI音声で作られています。使ったのはFish Audioというサービスで作ったウミノさん自身のクローンボイスで、DRAMA3という新しいモデルを使っています。
ウミノさんの記憶では、Fish Audioは11月前半ごろまで料金が半額になっています。正確な期限は調べれば出てくるはずだと話しています。
比較対象として挙がったのはElevenLabsのV4です。ウミノさんは、自然さでいえばElevenLabsのV4が一番だとしています。それでも、半額期間中のFish Audioは安くて品質も悪くないので、個人的にはこちらのほうが好きだといいます。
ElevenLabsのV4はね、本当に自然、本当に自然なんですけど、私の声ではないんですよね。
一方で、Fish Audioの通常料金はElevenLabsのV4より少し高いそうです。ウミノさんは、自分の声らしさを重視するならFish Audioだが、受講者はまず気にしないはずなので、半額期間が終わったらElevenLabsに切り替えるかもしれないと話しています。
料金の目安について、ウミノさんは1本録るのに数百円、多くても1000円かからない程度ではないかと見ています。ただし、きちんと調べた数字ではないと断っています。
ウミノさんの話をもとに、2つのサービスの違いを整理すると次のようになります。
| 項目 | Fish Audio(DRAMA3) | ElevenLabs(V4) |
|---|---|---|
| 自然さ | 悪くない | 一番自然 |
| 料金 | 半額期間中は安い。通常はV4より少し高い | 半額期間中のFish Audioより高い |
| 本人の声らしさ | 自分の声っぽく聞こえる | 本人の声ではない感じがする |
| 収益化 | 稼げない | 稼げる |
稼げないクローンボイスは誰に向いているか
ウミノさんは、Fish Audioのプラスプランに課金して、プロフェッショナルクローンボイスを作りました。ElevenLabsでも課金してクローンボイスを作っていますが、両者には大きな違いがあるといいます。
ElevenLabsは稼げるんですよね。でもFish Audioは稼げないです、残念ながら。
そのためウミノさんは、Fish Audioのクローンボイスは、自分の声を安く作りたい人でないとあまり意味がないかもしれないと話しています。
最後にウミノさんは、セキュリティ入門コースはすぐに古くなる内容ではないので、受講はゆっくりでかまわないとしています。そのうえで、無料のうちに概要欄から登録だけでもしておくよう勧めています。
まとめ
ウミノさんの無料コース「バイブコーダーのためのセキュリティ入門」は、個人情報の流出とAIの料金爆発という2つのリスクに絞った内容です。AIエージェント用のチェックリストも用意されていて、ウミノさん自身も受講して設定の危うさに気づいたと話しています。
- コースのテーマは、個人情報の流出防止と、APIキーの漏えいなどによる高額請求の防止の2つ
- AIエージェントに渡せるチェックリスト付きで、Supabaseの危険な設定など具体的な注意点がわかる
- ナレーションはFish Audioのクローンボイスで作られ、ElevenLabsのV4と自然さ・料金・声の近さを比べて使い分けを検討している
- コースは現在無料で将来は有料化の予定のため、まずは登録だけでもしておくよう勧めている






