そもそも請負とは何か。なぜ受けないのか
ウミノさんが今回取り上げるのは、自分が請負の仕事を基本的に受けていない理由です。制作代行やSNSの運用代行、ホームページ制作など、誰かから頼まれて作り、納品する仕事を、この回では請負と呼んでいます。
ただし、請負そのものを否定しているわけではありません。ウミノさん自身、会社員時代にはこうした仕事をバリバリやっていて、副業収入として年間300万円ほど稼いでいた時期もあったといいます。
むしろ最初にやる仕事としては良いと話します。請負は手っ取り早く稼げるため、種銭を作ったり経験値を積んだりする段階では有効だという立場です。
その次の段階として、請負をやめていこうというのが今回の主題です。なお例外として、企業からの請負的な案件は歓迎だと最初に断っています。理由は金額が大きいからで、個人からの依頼は払える金額に限界があるため今のところ考えていないとのことです。
請負をやめる理由その1。費用対効果が悪い
請負をしない理由の1つ目は、費用対効果が悪いことです。ウミノさんは以前、ココナラ ── スキルや作業を個人間で売買できる日本のサービス。制作代行や運用代行など、請負型の仕事が数多く取引されていますで請負の仕事をバリバリやっていたと振り返ります。
大変だったのは、まずやりとりの多さでした。確認を取ったり気を使ったりで、それだけで疲れてしまったといいます。
そして一番嫌だったのは、自分のペースで仕事ができないことでした。依頼が来ればできるだけ早く納品したくなり、仕事が溜まっている感覚に焦ってしまうと語ります。
依頼っていつ来るかわかんないじゃないですか。今日はゆっくりしたいなみたいな時にも来ちゃうかもしれないしね。
売れてくると常に3つ4つ抱えているような状態になり、それがつらかったといいます。ココナラでは一番上のプラチナランクをずっとキープするほど依頼をもらっていましたが、その状態が気持ちを消耗させたと話します。
たくさん稼がせてもらったのはありがたいと認めつつ、気持ちの消耗を考えると割に合わないと感じたそうです。これが1つ目の理由です。
請負をやめる理由その2。積み上がらない
請負をしない理由の2つ目は、積み上がらないことです。ウミノさんはこちらも大きな理由だと話します。
アプリやウェブサイトを作って納品すると、そこで一旦おしまいになります。過去に作ったものが将来お金を生むわけではない、という点が問題だといいます。1回作って数万円、あるいは数十万円もらって終わりなら、その後は何も入ってこないという説明です。
保守運用で毎月いくらか受け取れるなら別ですが、そうでない場合は納品した時点で終わりです。ウミノさんはこれを、今の自分の時間を売る時給労働のような仕事だと表現します。
今の自分の時間を売る時給労働。手を止めると収入も止まり、過去の仕事が将来のお金を生まない
一度作ったものが積み上がり、手を止めても収入が続く形
一度作れば売れ続ける。ストック収入という稼ぎ方
ここからウミノさんが好きな稼ぎ方の話に移ります。1つ目はストック収入で、積み上がっていく仕事の仕方だといいます。
具体例として挙げるのが、今ハマっているというLINEスタンプ作りです。収録している時点で今月の売り上げは3200円弱ほどで、1日100円台の水準ですが、始めたばかりでこれだけ売れているのは手応えがあると話します。
販売中のスタンプは150個ほどで、これを10倍に増やせば月3万円になるといった計算で捉えています。LINEスタンプは作った後は基本的にメンテナンスがいらないため、メンテナンスフリーのストック収入が理想的だといいます。
3万円毎月入ってくるんだったらありだよねっていう感じ。そういう考え方をしてます。
もう一つの例がUdemy ── 世界的なオンライン学習プラットフォーム。講師が動画講座を作って販売でき、一度公開すれば継続的に受講者に売れますのコースです。ウミノさんはAI関連のコースを30本ほど出していて、一度出せば1年経っても2年経っても売れ続けると話します。
1、2ヶ月コースを出さず、メンテナンスもしていない時期でも、今月は10万円ほどになりそうだといいます。ただしAIの使い方は変わるため、コースによっては内容のメンテナンスが必要になるとも補足しています。
さらにスマホアプリも例に挙げます。今リリースしているのは4つで、そのうち「ぎっしりカレンダー」というアプリが売れたそうです。月表示に10個ほど予定を表示できるようにしたアプリで、580円の売り上げになったといいます。
スタンプもアプリもUdemyコースも、1つあたりの金額は小さいとウミノさんは言います。それでも数が増えるほど積み上がり、収入の柱になっていくのが嬉しいと語ります。
毎月の見通しが立つ。サブスク収入という稼ぎ方
好きな稼ぎ方のもう1つが、サブスク収入です。毎月おおよそこのくらい入ってくるという見通しが立つのがありがたいと、ウミノさんは話します。
具体的には、Note ── 文章や音声などを投稿・販売できる日本のプラットフォーム。メンバーシップ機能で月額課金の会員を集められますのメンバーシップや、Substack ── メールマガジンや有料購読を運営できる海外のプラットフォーム。有料の音声配信も設定できますの有料購読を挙げます。始めるには心理的ハードルがあるものの、やる価値はあるという立場です。
ウミノさん自身、少なくともNoteメンバーシップで20万円ほど入ってくるといいます。個人で仕事をしていると収入の波が心を削るため、見通しが立つことの価値は大きいと語ります。
Udemyのように月によって金額が大きく変わる収入とは違い、サブスクはよほどのことがない限り半分になることはないといいます。来月もこのくらい入るという見通しがあるだけで、新しいことに挑戦する余裕が生まれると話します。
いつ依頼が来るかわからないっていうのとは全然違っていて、いつでも来るかもみたいな、そんな感じです。
いつ依頼が来るか読めず、収入の波が心を削る
半分になることはまずなく、来月もこのくらいと見通せる
請負からストック・サブスクへ。移行のすすめ
まとめとして、ウミノさんは請負が悪いと言いたいわけではないと改めて強調します。自身も請負でちゃんと稼いでいた時期があり、最初の段階としては本当に良い方法だという立場です。
そのうえで、1年か2年ほど請負でお金を作ることに慣れてきたら、ストック収入やサブスク収入に移っていってはどうかと提案します。
関連して、この回の配信当日の夜8時に、Substackで有料の音声配信をする方法についての新しい記事を出す予定だと案内しています。SubstackとSpotifyを連携し、有料無料でポッドキャストを配信する設定方法を、スクショ付きで解説した内容だといいます。
ウミノさんはこの設定に1週間以上かかり遠回りしたと振り返りつつ、記事を見れば30分から1時間ほどで終わるだろうと話します。メルマガに登録した人には500円引きのクーポンを送っているとも案内しています。
まとめ
この回は、ウミノさんが請負を基本的に受けない理由と、代わりに目指す稼ぎ方を語る内容でした。請負を否定するのではなく、次の段階への移行を勧める話です。
- 請負を受けない理由は、費用対効果が悪いことと、納品して終わりで積み上がらないこと
- 請負は手っ取り早く稼げるため、種銭作りや経験値を積む最初の段階には向いている
- 好きな稼ぎ方の1つはストック収入。LINEスタンプ、Udemyコース、アプリなど一度作れば売れ続けるもの
- もう1つはサブスク収入。Noteメンバーシップなど、毎月の収入の見通しが立つのが利点
- 1〜2年で請負に慣れたら、ストック収入やサブスク収入へ移行することをウミノさんは勧めている



