岡山の牛乳パックが70年ぶりに変わった?
この日の配信では、Stand.FMのセイさんから届いた質問を取り上げました。牛乳関連のニュースがおすすめに出てくるようになって困っている、という嬉しい弊害から話が始まります。
いやいや、本当にいい傾向です。牛乳関連のニュースがおすすめに出てくるのは、とてもいい傾向ですね。
その流れで目にとまったのが、今月からパッケージをリニューアルしたという岡山のオハヨー牛乳の記事でした。ニュース記事によると、このパッケージはおよそ70年使われてきたそうです。
セイさんは「ゲシュタルト原則に則り奇をてらう感じではないけれど、店頭に並んだときどう見えるか楽しみ」とコメントを寄せています。
パッケージを変える3つの目的とは?
川上さんは、乳業メーカーがパッケージを変えると何が起きるのかをAIに調べてもらい、その内容を紹介していきます。まずはリニューアルの目的からです。
どれも消費者にどう見えるかを意識した工夫です。パッケージは、ただの入れ物ではなく伝える道具でもあるんですね。
パッケージは酪農家の収入につながるの?
気になるのは、パッケージの変更が酪農現場にどう関わるかです。川上さんは、正直パッケージ自体が直接収入を増やすわけではない、と前置きします。
ただし大事なのは、牛乳が選ばれるかどうか。パッケージが変わって「買ってみよう」と思う人が増えれば、消費量アップにつながり、その先に酪農家の収益改善があるという流れです。
たとえば環境に優しい紙パックや「地元産の牛乳100%」と書かれていたら、選びたくなる人もいます。だからこそ、パッケージは牛乳を守るための小さな武器なんです。
川上さんは、スーパーで牛乳を選ぶとき値段で選ぶのか、デザインで選ぶのか、産地で選ぶのか、ぜひ考えてみてくださいと呼びかけます。
デザイン変更で売り上げが上がった実例は?
ここから川上さんは、自分の周りの実例を挙げていきます。出荷先である島根の乳業会社では、ご当地キャラを使った「しまねっこ牛乳」が子どもたちの間ですっかり浸透しているそうです。
コーヒー牛乳とか飲むヨーグルトのパッケージを変えたら、10%も売り上げが上がったみたいなことがありました。
大手メーカーの動きにも触れます。明治乳業が鬼滅の刃、森永がディズニーとコラボするように、牛乳パックは宣伝広告としてすごく強い、と川上さんは感じているそうです。
並べると絵になる牛乳パックが面白い?
川上さんがいつも話に出すのが、ロシアの牛乳パックの例です。猫が歩いているようなデザインで、並べると絵がつながる仕組みになっています。
そのイメージとして挙げたのが、ドラゴンボールの背表紙。巻を並べると悟空が歩いたり、キャラクターが神龍と絡んだりする、あの見せ方です。
今回のオハヨー乳業のパッケージも、並べると「おはよう、おはよう」と読める作りになっているそうで、川上さんはこれをとても面白いと話します。
これで牛乳の消費がグッと増えて、酪農家の収入もグッと増えてもらったら嬉しいなと思うところでございます。
岡山はなぜ牛乳の消費が多いの?
コメントに戻ると、「オハヨー牛乳が変わったのは感慨深い」「岡山の牛乳といえばオハヨー牛乳」という声が届いていました。
ニュースによると、岡山は全国で牛乳の消費量が5番目に多いそうです。大きな都市なので岡山県産だけでは足りず、島根県の牛乳も運ばれ、県外からも入ってきているといいます。
岡山の酪農にも話が及びます。笠岡地域は大きな干拓地で、ロータリーパーラーや搾乳ロボットを入れた大きな牧場がいくつもあるそうです。
まとめ
今回は、牛乳パッケージのリニューアルをきっかけに、それが消費者の購買行動や酪農家の収益にどうつながるのかを、川上さんが酪農家目線でわかりやすく語ってくれました。
- パッケージ変更の目的は、目を引くこと、ブランド刷新、情報のアップデートの3つ
- パッケージ自体は直接収入を増やさないが、牛乳が選ばれれば酪農家の収益改善につながる
- 島根のご当地キャラ牛乳では、パッケージ変更で売り上げが10%上がった実例もある
- 並べると絵になる牛乳パックなど、デザインは牛乳を守る小さな武器になりうる
- 岡山は牛乳消費量が全国5番目で、島根の牛乳も運ばれている

