猫に餃子が絶対NGな理由
小野寺さんはまず、猫には食べてはいけないものがあると切り出します。
NGなのはネギ類で、玉ねぎ、にんにく、ニラなどが含まれます。
これらはほとんどの餃子に入っている香味野菜のため、猫に餃子は絶対にダメだと話されています。
メカニズムとしては、ネギに含まれる有機チオ硫酸化合物が血液中の赤血球のヘモグロビンを酸化させて破壊し、急性貧血が引き起こされるといいます。
有機チオ硫酸化合物玉ねぎやにんにくなどネギ類に含まれる成分。犬や猫の赤血球を壊し、貧血を引き起こす原因になるとされる。ネギ類は加熱しても毒性が消えないため、焼き餃子でも水餃子でもNGだと説明されています。
この毒性は猫だけでなく、犬や牛にも当てはまるとのことです。
ただし、特に猫のヘモグロビンは酸化に弱く、ネギ類の影響が強く出やすいと話されています。
猫も食べられる餃子はあるのか
では猫も食べられる餃子はないのか、と小野寺さんは探してみたそうです。
レシピサイトには開発している人がいるものの、通販では見つからず、レシピ自体も多くはなかったといいます。
あえて作るなら、鶏胸肉や猫用の鰹節など、塩分のない材料を使い、野菜は入れない餃子になるとのことです。
猫は腎臓がそれほど強くないため、塩分はできるだけ控えめか、なしにするのがよいと話されています。
さらに、皮も小麦粉ではなく米粉を使うのがよいそうです。理由は、猫はグルテンの消化が得意ではないからだと説明されています。
できるだけ皮の成分を少なく、お肉の成分を多くすると、猫も食べてくれるのではないかとまとめています。
そこまで無理やり餃子を食べさせる必要があるのかって話もありますけどね。
今週のお取り寄せは「パンダキッチン」の餃子
今週のお取り寄せ餃子コーナーでは、猫用の餃子も、猫をモチーフにした餃子ブランドも見つからなかったと明かされます。
そこで「苦し紛れ」として、パンダ、つまりクマネコをブランドモチーフにした餃子が紹介されました。
選ばれたのは、群馬県の高崎市と前橋市に無人販売店があるパンダキッチンの餃子です。
今回紹介されたのは焼き餃子用で、地元の群馬麦豚に、キャベツ、長ネギ、ニラなどを使っています。
さらに鰹節、鯖節、昆布、干し椎茸をブレンドした自社の出汁と、群馬県の老舗醤油蔵の醤油などで味付けしているそうです。
いわゆる旨味調味料は使っておらず、皮は群馬県産の小麦「ゆめかおり」でできているとのことです。
食べた印象については、素材の旨味がどっしりと出てくる餃子だと話されています。
食べ応えとかじゃないんですけど、一口一口に旨味が膨らむっていう餃子でございます。
作っているのはゼンフーズという、旨味調味料を使わないことにこだわった群馬の餃子メーカーです。
ライフのビオラルのような自然志向のスーパーに置かれることが多く、シュウマイも人気だと補足されています。
パンダがなぜ「クマネコ」なのか
続いて、パンダをなぜクマネコと呼ぶのかという余談が語られます。
もともとパンダと呼ばれていたのはレッサーパンダのほうで、こちらが先に発見されたためだといいます。
レッサーパンダジャイアントパンダとは別の動物で、赤茶色の毛をもつ。「熊猫」の呼び名はもともとこちらを指していたとされる。レッサーパンダはネコ目に属し、漢字では「熊猫」と書かれると説明されています。
その後にジャイアントパンダが発見され、漢字では「大熊猫」と表記されます。
ところが、いつしか「パンダ」という名前はジャイアントパンダを指すようになりました。
その結果、猫感のないジャイアントパンダが、レッサーパンダ由来の呼び名を引き継いで「クマネコ」と書かれるようになったとまとめられています。
レッサーパンダを発見
先に見つかり「パンダ(熊猫)」と呼ばれた。ネコ目に属する
ジャイアントパンダを発見
後に見つかり「大熊猫」と表記された
呼び名の移り変わり
「パンダ」がジャイアントパンダを指すようになった
現在
猫感のないパンダも由来を引き継ぎ「熊猫」と書かれる
猫舌はなぜ起こるのか
熱い餃子が苦手な人を猫舌と言いますが、これは実際に猫が熱い食べ物を苦手とするからだと小野寺さんは説明します。
野生の猫は体温程度の食べ物しか食べない肉食で、火を使ったものを食べないため、熱いものへの耐性がないといいます。
そのうえで、舌のしくみに話が移ります。
熱さを感じるのは舌の先の部分で、これは猫でも人間でも共通するそうです。
猫は食べ物を舌で掬ってペロリと食べるため、舌の先を使うのが前提です。だから熱いものに弱いと説明されています。
一方、人間は食べ方が器用で、舌の真ん中から奥にかけては熱を感じにくいといいます。
猫舌でない人は、舌を丸めたり下顎側にためたりしながら、フーフーと冷まして食べられます。
これに対し、猫舌の人は舌の先端に熱いものを当ててしまい、「熱っ!」となってしまうのだそうです。
つまり、人間の熱さを感じる感度が同じだとすれば、猫舌かどうかは食べ方の違いでしかないと話されています。
熱いものを食べるのは人間だけで、ほかの生き物は火を使って調理しないため、そもそも熱いものを食べる機会がないと補足されています。
舌の真ん中から奥を使い、丸めたり下顎側にためたりして冷ましながら食べる
熱さに敏感な舌の先端に熱いものを当ててしまう
猫舌の改善方法と、餃子をおいしく食べる温度
人間は訓練すれば熱いものを食べられるようになると小野寺さんは話します。
大事なポイントは舌の使い方だけでなく姿勢だそうです。
猫背で背中が丸まると舌が前に出やすくなるため、まず猫背をやめることがすすめられています。
さらに、Rを発音するように舌をちょっと丸め、舌を奥に引っ込めながら食べる訓練をすると改善が期待できるといいます。
ただし、熱いものを食べれば幸せかというと、案外そうでもないと話されています。
熱いものは味蕾を麻痺させるため、できるだけ熱くないもののほうが、おいしさを感じやすいそうです。
小野寺さんたちは餃子の味を見るのが仕事でもあるため、熱々のままでは判断できず、一度冷ますといいます。
味覚を感じやすいのは、熱すぎず冷たすぎずの温度帯だそうです。
甘みは温かいほうで感じやすく、冷めると感じにくくなります。
逆に、しょっぱさや苦みは体温より低いほうが感じやすいといいます。
少しずつ温度変化を見ながら食べるのは、温度によって感じ方が変わるためだと説明されています。
さらに、普段から味の濃いものを食べていると感度が鈍くなるため、薄味を意識しているそうです。
舌が乾いていると味がわからないため、舌を湿らせておくことも普段から心がけているといいます。
| 味 | 感じやすい温度 | ポイント |
|---|---|---|
| 甘み | 温かいほう | 冷めると感じにくくなる |
| しょっぱさ・苦み | 体温より低いほう | 冷ましたほうが感じやすい |
一方で、熱いものを食べてはいけないというわけではないとも話されています。
熱いものを食べて冷たいもので冷やすときの温度差を、快感と感じることがあるからです。
それは味そのものとは関係ないものの、食べ物から快感を得るしくみとして理解できるといいます。
猫舌の方はアツアツを食べなくてもいいんだよと。アツアツ食べたって味わかんないんだからと。そういったことを言い訳にしていただくといいと思います。
それでも少し温かいほうがおいしいので、訓練してみてもいいのではないかとまとめられています。
漫画「ラーメン赤猫」と猫耳餃子
最後は、猫がラーメン屋を営む漫画「ラーメン赤猫」の話題です。
小野寺さんも少年ジャンププラスのアプリで最新まで読んでいると話します。
この漫画では、猫に人権のようなものがあり、二足歩行で人間の言葉を話せる設定です。
料理店なので毛を落とさないよう集中して働くなど、猫がラーメン屋をやるうえでの苦労が描かれ、面白いと紹介されています。
作中では猫たちが餃子を作りますが、味見は人間にやってもらうという描写もあるそうです。
そのなかで登場するのが「猫耳餃子」です。
四角いワンタンの皮を二つ折りにして三角にし、端の45度の角を直角にキュッと曲げると、猫耳のような形になるといいます。
これを水餃子にしたもので、なかなか可愛いと話されています。
商品化している人がいないか調べたものの見つからず、ラーメン屋などで実現してほしいと期待を寄せています。
なお「ラーメン赤猫」の餃子皿は通販で販売されており、長細い四角い皿の真ん中にロゴマークが描かれていると紹介されています。
まとめ
猫をテーマに、餃子との関係や猫舌のしくみを解説した回でした。猫に餃子が危険な理由から、パンダの呼び名、餃子をおいしく食べる温度まで、身近な話題が餃子の視点で語られています。
- 猫に餃子は絶対NG。ネギ類の成分が赤血球を壊し急性貧血を引き起こすため、加熱しても危険。
- 猫舌かどうかは感度の差ではなく、舌の先を使うか奥を使うかという食べ方の違い。
- 熱すぎると味蕾が麻痺するため、餃子は少し冷ましたほうが旨味を感じやすい。
- パンダが「熊猫」と書かれるのは、もともとネコ目のレッサーパンダを指した呼び名が引き継がれたため。

