新年の入会検定回とお取り寄せ「アジさんが餃子」
番組は餃子ジョッキーを名乗る小野寺力さんが送る「聴く餃子」です。年始回のテーマは、以前から予告していた焼き餃子協会の入会検定の解説です。
検定は全18問で、15問正解すると合格となり、焼き餃子協会の個人会員として入会できます。この回では、その18問を簡単に解説していきます。
本編の前に、恒例のお取り寄せ餃子コーナーが挟まれます。検定の前に頭を働かせようという趣向で、脳の活性化に関わるDHAを多く含むアジを使った餃子が紹介されました。
取り上げられたのは、千葉県の房の駅が販売する「鯵さんが餃子」です。豚肉や鶏肉をベースに、アジのたたきにシソや生姜、味噌を加えた千葉県の郷土料理「さんが」を加えた餃子だと説明されています。
味は濃厚で、変わり種と言えば変わり種ながら、食べやすい餃子だと紹介されました。
スーパーで答えが見つかる問題
18問はランダムに表示されるため出題順は決まっていませんが、解説はまず「スーパーで答えが見つかる問題」から始まりました。
1問目は、大手の一部の餃子が水と油を不要とする正しい理由を選ぶ問題です。選択肢の中には「すでに蒸した状態で冷凍されているため」「冷凍された水と油が餃子の表面についているため」という、それらしいものが2つあると説明されました。
そのうち正解は1つです。小野寺さんはこの技術について、味の素冷凍食品と大阪王将がそれぞれ特許を取っていると余談を添えています。
2問目は、大阪王将の羽根つき餃子の焼き方として指定されている火力の強さを選ぶ問題です。答えはパッケージの焼き方の欄に書かれており、味の素冷凍食品の餃子でも同じ火力が指定されていると案内されました。
3問目は、餃子パッケージの原材料名表示の説明として正しいものを選ぶ問題です。原材料名の書き方は食品表示法という法律で決まっています。
ヒントとして、スラッシュの後に食品添加物を記載するというルールがあると示されました。これで選択肢を絞れるとしています。
4問目は、日本冷凍食品協会が定める冷凍食品の保存温度を選ぶ問題です。冷凍餃子に限らず冷凍食品の裏面に必ず書かれているので、冷凍庫にあるもので確認できると案内されました。
5問目は、生餃子の意味として正しいものを選ぶ問題です。冷凍餃子は生ではないと誤解されがちですが、冷凍でも生餃子はあります。
生餃子とは何かをしていないものだ、というのがヒントです。スーパーで生餃子と書かれた冷凍餃子の裏面に答えがあると説明されました。
6問目は、総務省統計局の家計調査で「餃子」の項目に含まれないものを選ぶ問題です。4択のうち含まれないものが正解で、残る3つは含まれます。
含まれないものは「家で食べないもの」だ、というのがヒントです。小野寺さんはこの話題を家計調査の発表のたびに取り上げ、noteの記事にもしていると触れています。
難問とされる地方の餃子の問題
ここからは、多くの人に難問と言われる地方の餃子の問題です。
まず、宇都宮餃子をまとめて食べられる、宇都宮餃子会が運営する施設を選ぶ問題です。選択肢はどれも実在し、その中に宇都宮餃子会が運営する有名施設が1つ含まれています。
次は、協同組合になっている団体を選ぶ問題です。選択肢は宇都宮餃子会、浜松餃子学会、八幡ぎょうざ協議会、宮崎県ひなた餃子連合会の4つです。
このうち餃子屋さんの団体は宇都宮餃子会と宮崎県ひなた餃子連合会で、どちらかが正解だと説明されました。「餃子 協同組合」で検索すると答えが出てくるとしています。
続いて、浜松餃子学会が浜松餃子として定義している条件を選ぶ問題です。どれも正解っぽく見えますが、浜松餃子学会のホームページの「浜松餃子とは」というページの冒頭に答えがあると案内されました。
次は宮崎餃子の説明として正しいものを選ぶ問題です。宮崎餃子はまだ認知が進んでいないため簡単な問題にしてあり、間違いっぽいものを除けば正解が出てくるとされました。
福岡県の鉄鍋餃子の発祥の地を選ぶ問題では、発祥の地が八幡であることがヒントです。八幡ぎょうざ協議会のウェブサイトに答えが書かれていると案内されました。
次は、八木功さんが創業した蒲田の羽根つき餃子の元祖の店を選ぶ問題です。選択肢はどれも蒲田の店で、「八木功」と名前で検索すれば正解が出てくるとしています。
最後は、ジャパン餃子大賞第1回の総合部門1位を受賞した餃子店を選ぶ問題です。人気店4つが選択肢です。
この賞には焼き餃子部門、水餃子部門、個性派餃子部門の3部門があります。問われているのは各部門の1位ではなく、総合部門1位の店だという点に注意が必要だと説明されました。
餃子の焼き方と豆知識の問題
ここからは、餃子の焼き方や豆知識に関する問題です。知らないと答えにくい問題が続きます。
まず、餃子の焼き目の説明として正しいものを選ぶ問題です。焼き目がどのような化学反応で生じるかを問うもので、選択肢の中の括弧書きの単語を検索すると答えが見えてくるとされました。
この現象は餃子の焼き目だけでなく、パンや肉の焼き色、味噌や醤油の色にも共通して起きていると補足されています。
次は、餃子を焼くときの油の使い方として正しいものを選ぶ問題です。人によって正しさは違うかもしれないとしつつ、焼き餃子協会のホームページに載る小野寺式の焼き方をベースに作ったと説明されました。
続いて、フライパンのフッ素加工の説明として正しいものを選ぶ問題です。何気なく使う言葉を、この機会に知ってほしいという意図で出題したとのことです。
この問題は明らかに誤りの選択肢を3つ入れており、正解は1つです。知らなかった人はここで覚えてほしいと呼びかけています。
次は、大阪王将と同じグループのブランドではない店を選ぶ問題です。選択肢の中に大阪王将と競合する店があり、それが正解になります。
イートアンドホールディングスのブランド一覧のページを見て、そこに載っていないものが正解だと案内されました。
最後は、冷凍餃子の関東工場が多く、冷凍餃子の生産量が国内最大級と言われる関東の県を選ぶ問題です。明確なファクトデータはないため、絞り込みで答えを導く形になっています。
冷凍餃子を作る大手は味の素冷凍食品とイートアンドホールディングス(大阪王将)で、その関東工場がある県に生産が集中していると説明されました。
埼玉県には餃子の王将や餃子の満洲のように冷凍ではない餃子も作る工場があり相当な製造量があるものの、問われているのは冷凍餃子の関東工場だとして、そこは対象外だと整理されています。
会費無料化と会員1000人への呼びかけ
18問の解説を終え、これで満点を取れるはずだと小野寺さんは話します。焼き餃子協会の会費は、この年から無料になりました。
焼き餃子協会の検定を受けて合格しましたら、ぜひご入会をお待ちしております。
問題は現在18問ですが、徐々に入れ替えていく予定です。適切な難易度の問題の提案があれば検討したいとし、正答率が7〜8割を超えるあたりを合格ラインにしたいと考えていると語られました。
番組への感想は特設ページ「gyoza.fm」のフォームやSNSから受け付けています。今回のエピソードは周りの餃子愛好家におすすめして受験してほしいと呼びかけています。
年始はずっと仕事をしていたという小野寺さん。焼き餃子協会は12月決算のため事務処理をこなし、検定公開に合わせてウェブサイトも久しぶりに大きく手直ししたそうです。
どうすれば会員が増えるか、アドバイスを募って回は締めくくられます。
まとめ
焼き餃子協会の入会検定・全18問を、代表理事の小野寺力さんが出題ジャンルごとに解説する回でした。スーパーの商品表示で確認できる問題から、地方の餃子や焼き方の豆知識まで、それぞれにヒントが示されています。
- 検定は全18問で、15問正解すると合格し、焼き餃子協会の個人会員になれる。
- スーパーの冷凍餃子のパッケージや裏面表示で答えが確認できる問題が多い。
- 地方の餃子は、各団体のウェブサイトを調べると答えにたどり着ける。
- 焼き餃子協会の会費はこの年から無料になった。
- 協会は会員数1000人を目標に掲げ、入会と問題の提案を呼びかけている。

