リスナーが教えてくれた本と、思わぬ腰痛談義
この回はまず、以前の「1日20冊本を読む読書時間の作り方」の回に寄せられたコメント返しから始まります。
リスナーからは、おすすめの本が次々と紹介されました。イケハヤさんの著書についても、10年前の本が今刺さるという声があがります。
鈴木さんという方、「まだ東京で消耗してるの?は必読ですね。視界の幅が本当に拡張された。この本は10年前のものだけど、今でも刺さる」と。
逆に今読むのがいいかもしれない。ちょっと早すぎ。
話題は、リスナーが薦めた腰痛本へ。3人とも腰痛持ちだと判明し、思わぬ盛り上がりを見せます。
座りっぱなし絶対良くない。あと草刈りもね、マジで腰に悪い。
昭和の休みと、島の草刈りに感じる「強制力」
続いて、しゅうへいさんが紹介した休養学の本を振り返ります。休養がブームになる今の空気感を捉えた一冊だと話します。
昔の人はあまり休み方を意識しなかったのではないか、という話から、昭和の「団地文化」の話へ広がります。
団地文化だったから、みんな同じような会社で同じ団地に住むんだよね。休みの日もみんな子供連れて旅行行こうとか、そういうのが昭和の文化。
イケハヤさんは、仕事の中に強制的に休養やつながりが組み込まれていた昔と、スマホで一人になりがちな今との違いを指摘します。
今はもう完全に核家族と孤立化してて、一人だとずっとスマホ見ながらご飯も食べながらってなっちゃって休みが取れない。
話は、島や集落で年に2回ある草刈りの体験へ。しゅうへいさんの集落では朝8時から午後まで続くと言います。
面倒だったはずの共同作業が、今はありがたく感じられるようになったという変化が語られます。
島のお手伝いとかもほんとすげえめんどくせえと思ってて。嫌だったのが最近ちょっとありがたいなって思うようになった。
スマホを見られない強制的な時間だからこそ、休養につながるのかもしれないという気づきが共有されました。
なかなか睡眠だけで何とかしようとしちゃうけど、そういう時間も大事なんだな。
一流ビジネスパーソンの読書量と「5対2の法則」
イケハヤさんが紹介した本からは、日本のビジネスパーソンの読書量に関する調査結果が語られます。
成果を出す人と平凡な人とでは、読書量に大きな差があるといいます。
さらに興味深いのが、読む本の内訳に「5対2の法則」があるという指摘です。
多くが1度に平均7冊まとめ買いしていて、その内訳が話題のビジネス書5冊に対して、小説や図鑑など自分が興味がある本が2冊となっている。
イケハヤさん自身も、これを意識して絶滅動物図鑑を買ったと明かします。ビジネス書だけでなく、幅広い素養が大事だという話です。
日本の祝日はドイツにない「みんなで休める」良さ
幸あれこさんが紹介したのは、ドイツ人の戦略的な休み方についての本です。日本と比較することで、日本の休みの良さも見えてくる一冊だと言います。
その一例が祝日です。日本では祝日が全国共通なのに対し、ドイツは街ごとに祝日が異なるといいます。
ドイツは年ごとに違うから、みんなが共有する祝日がない。それって日本独特なんだよね。
共通の祝日がないと休みを合わせにくい一方、日本はみんなと休みを合わせやすいという利点があると整理します。
さらに、お正月やお盆のように、暦上は1日だけの祝日でも実際には数日休むという慣習も日本独特で、ドイツ人が勘違いしやすいと紹介されました。
共通の認識でお盆は休みだし、お正月休みってこれも日本独特でいい時間だよね。
すべてがドイツを羨むのではなく、日本の休み方の良さも思い出させてくれる本だったと締めくくります。
「休暇中の自分は何者か」というアイデンティティの問い
話は本の中にあった「休暇中の自分のアイデンティティ」という問いへ移ります。幸あれこさんは、フリーアナウンサーを辞めたとき、自分が何者かわからなくなったと打ち明けます。
仕事の自分がずっとアイデンティティだったから、辞めた瞬間、一瞬わかんなくなったんですよ。私って何だろう?って。
仕事一筋で走ってきたため、休暇中の自分がほとんどなく、今もそれを探している最中だと語ります。
一方、しゅうへいさんの答えは明確でした。
僕はもうスマブラで格闘ゲーマーです。むしろそっちの方が僕は自分が強いと思ってるぐらいなので。
負けたときの悔しさも含めて、それが自分のアイデンティティだと話します。
イケハヤさんは、アイデンティティは簡単には手に入らず、育てていくものだと指摘します。
3人は、以前ハマっていた釣りをやめてしまったイケハヤさんに、まず強制的に始めてみることを勧めます。
結局なんか役に立つ立たないでやっぱ選んじゃうよね。それがダメなんだと思う。仕事につながるかみたいなのを考えちゃう。
休みをうまく取れている人こそかっこいい、という価値観の変化も語られました。
今休んでる人かっこいいなと思うんだよね。ちゃんと休めてる人がかっこいいみたいな。
まとめ
休み方をテーマにした3冊を入り口に、話は「休日の自分は何者か」という問いへと深まっていきました。仕事一筋だった人、格闘ゲームに没頭する人と、アイデンティティのかたちは人それぞれです。次回のテーマは宇宙の話で、リスナーからのアイデンティティの投稿も募集しています。
- 休養が意識される今の空気感を、昭和の団地文化や島の草刈りと対比して振り返った
- 一流ビジネスパーソンは年間43冊読み、話題書5冊と興味の本2冊という「5対2の法則」がある
- 日本の全国共通の祝日は、ドイツにない「みんなで休める」という良さがある
- 仕事の自分と別に「休暇中の自分」を持つことが問われ、それは育てていくものだと語られた





