仲間のお坊さんたちのAIの使い方
この間、仲間のお坊さんたちと一緒になったとき、AIをどうやって使っているかという話になりました。
多かったのは、文書作成や資料作成に使っているという使い方でした。その時会った子たちはみんな課金もしていたんです。
ただ、エージェント的な使い方をしている人はいなかったですね。『Claude Code』まで使っている人も、いませんでした。
僕は「使った方がいいよ」と言ったんですけど。
寺の運営のあちこちにAIを組み込んでいる
では僕はどう使っているのか。ざっくり挙げてみます。
まず、檀家さんの管理ソフトを作りました。情報がやっと8割方、9割方入れ終わったところです。
個人情報が多いですし、過去帳のような情報も入れようとすると、AIに渡して「やってくれ」というわけにもいかないんです。なるべくローカルで処理できるようにはしました。
そのぶん手でポチポチ入力したり、時には直したりすることが多くて、だいぶめんどくさかったですね。ちょこちょこ工夫しながら、やっと8割方終わりました。
ほかにも、いろいろなところで使っています。
- 宿の分析や、寝付けについての相談
- 毎朝、返す必要があるメールがあるかの仕分け
- 収録してフォルダに入れれば、VoicyとSpotifyへ自動でアップ
- ちょうどいいものがなかった宿の宿帳をアプリで作る
- 音声配信のネタ集めや、宗教関連ニュース集め
- 発信の分析(よく聞かれることの整理など)
メールは本当に、どうでもいいようなものが9割5分ぐらいなんです。いろんなお知らせメールが多すぎて、もうどうしようもないので任せています。
追いかけきれないスピードと、noteでの失敗
そんなわけで、僕も使っている方だとは思います。
でも、いよいよ追いかけきれなくなってきました。1週間経つとまた新しいものが出ている。最近はJEVというものが話題になっているみたいですが、全然キャッチアップできていないんです。
このスピードはもっと速くなって、どんどんいろんなものが出てくるんだろうと思います。でも、どれだけたくさん出てきても、一人の人間のキャパシティで決まっているので、できないよなと思うんです。
一時期、テキストサイトの『note』も、音声配信を元にほぼ毎日更新してみました。
半月か1ヶ月くらいだったか、そんなに続けていないかもしれません。やってみると、薄いものが量産されてしまった感じがあったんです。
まあ薄い人間だからそうなっちゃうんですけど、、あまり良くないなと思ってやめました。
この身ひとつで使っているということ
どんなにコンテンツがたくさんあっても、一人の人間が見られるのは1日24時間です。その3分の1、8時間近く寝るとしたら、限界があります。
だからAI時代というのは、人間の限界をもう一回つぶさに見つめ直す必要があるんじゃないか。そんな気がすごくしているんです。
自分の限界って何なんだろう。身体的な限界と、認知的な限界。それともう一度向き合い直す機会なのかなと思います。
身体性の限界を感じながら、それを想定してAIを使っていくと、よく使える部分もあるし、変なことにもなりづらいんじゃないかと考えています。
結局使っているのは、この身ひとつで、1分1秒、一瞬ずつ老いていく人間です。1日のうち3分の1ぐらいは眠らないといけないし、ご飯を食べなければ生きていけない。
病気にもなるし、老いるし、死ぬ。生老病死を生きる僕たちが、AIを使っているわけです。
AIでできることの幅が無限に近く広がっても、その根本には、生まれて、老いて、病気になって、死んでいくこの身ひとつの自分自身しかいない。そのことを改めて見つめ直す必要があるなと、なんとなく最近思っています。
瞑想と、走ることで取り戻す身体性
そう考えると、瞑想的なことや、AIのようなものから離れた時間も、きちんと持っていかなければいけないなと思いました。
身体性を獲得すること、感じることが大事だということで、修行に向けて昨日も走りました。早歩きと時々走るのを混ぜて5キロです。
5キロは結構疲れますね。いまは週2、3回ぐらいです。
でも始めてみると、最初よりも体の感じが違うんです。最初はすぐ胸が痛くなったりしたのが、なくなってきました。
僕はグッといきなりやりたくなるタイプなんですけど、あまりそうせずに、ゆっくりゆっくり慣らしていければいいかなと思っています。
今日も雨で本当に気が滅入りますけども、頑張っていきましょう。皆さん、良い一日をお過ごしください。ではまた。
まとめ
僕は寺の運営のあちこちにAIを組み込んでいますが、新しい技術は追いかけきれず、noteの毎日更新も薄いものの量産に終わりました。AI時代だからこそ、眠り、食べ、老いて死ぬ「この身ひとつ」の限界を見つめ直したいと思っています。
- 仲間のお坊さんは文書・資料作成が中心で、Claude Codeまで使う人はいなかった
- 僕は檀家管理ソフト、メール仕分け、音声配信の自動アップなどにAIを使っている
- どれだけ技術が進んでも、使うのは生老病死を免れない一人の人間で、キャパシティには限界がある
- 瞑想やAIから離れる時間、走ることで身体性を取り戻すことを大事にしたい



