台風の連休に見つけた秋の気配とは?
パーソナリティーのクワエリョウさんは、神奈川県鎌倉の自宅スタジオから番組を届けています。シルバーウィークの連休は遠出をせず、映画やキングスの試合観戦、友人との飲み会、日帰りの仙台出張に時間を使ったそうです。
連休中には台風も近づきました。クワエリョウさんが仙台にいる間に、自宅近くの川が危険水位に達したというニュースが流れ、ライブ映像を何度も確認しながら心配していたといいます。
やはり高齢の祖母がいる中でね、自分が不在だとね、ちょっとドキドキしましたよね。
自宅のあたりは無事だったものの、隣の鎌倉駅周辺では商店街が冠水しました。クワエリョウさんは千葉の大雨被害にも触れ、今年は水害が多い年だとリスナーに注意を呼びかけています。
一方で、出かけるたびに上着を1枚羽織るようになり、気温も20度前後に下がってきました。居酒屋で秋上がり ── 冬に仕込んだ日本酒を夏の間寝かせ、秋に出荷するもの。熟成によって味がまろやかになるとされ、秋の季節酒として親しまれていますが飲めるようになったことも、クワエリョウさんが秋の近づきを感じた理由のひとつです。
沖縄に秋らしさがないのはなぜ?銀杏並木の話から
今回のテーマ「秋を感じる瞬間は?」を選んだのは、クワエリョウさんが季節の中で秋をいちばん好きだからです。ただ、沖縄にいた頃は秋らしさを感じた記憶があまりないといいます。
沖縄には紅葉や落ち葉がほとんどありません。クワエリョウさんは県外に出て初めて、色づいた木々や落ち葉が敷き詰められた道を歩く気持ちがわかったと話しています。季節の移ろいの感じ方は住む場所によって違うというのが、このテーマに込めた問いです。
秋を感じる瞬間ですが、東京で働いていた時期にイチョウ並木が黄色く色づくのが、銀杏の独特の香りと合わせて印象に残っています。思えば沖縄で秋らしいものってあんまり思い浮かばないんですよね。夏からすぐ冬になる感じがします。
このメッセージを受けて、クワエリョウさんは東京のイチョウ並木の豆知識を紹介しました。表参道や神宮外苑のイチョウ並木は、実がならないオスの木だけを植えているため、銀杏の匂いがしないそうです。
紅葉や落ち葉がほぼなく、夏からすぐ冬になる感覚がある
イチョウ並木の黄葉や銀杏の香り、落ち葉の道で秋を感じられる
ゴルフの風とBリーグ開幕、スポーツで知る秋
2通目は、沖縄でゴルフをするリスナーからのメッセージです。秋のゴルフ場では風との戦いが始まるといいます。
私のホームコースでは、夏の晴れた日でも風向きがコロコロ変わることがありますが、秋になるとさらに風向きが変わりやすくなるんですよ。沖縄のゴルファーにとっては秋が涼しくなってゴルフ日和になる一方で、風との戦いが始まるちょっと悩ましい季節でもあります。
ゴルフをほとんどしないクワエリョウさんにとって、風向きで秋を知るという視点は新鮮だったようです。夏の終わりの夜にふわっと吹く風で秋を感じることはあっても、ゴルファーにとっての秋の始まりは風との戦いなのだと受け止めています。
秋といえばもちろん全国のブースターにとってはBリーグの新シーズン開幕でしょう。プレシーズンマッチが増えてきて、徐々に期待が高まっていく日々。その先に開幕戦ということで、このワクワク感が僕の秋を感じる瞬間だと思います。
クワエリョウさんも開幕節の第2戦を観戦し、マック監督としての初勝利と、キングスのBプレミア初勝利を見届けたそうです。岸本選手がいない違和感はあるものの、それ以上にワクワクできるチームになりそうだと期待を語りました。
クワエリョウさんは、キングスの本拠地である沖縄サントリーアリーナ ── 沖縄市にある大型アリーナで、Bリーグの琉球ゴールデンキングスがホームとして使っていますに導入されるLEDコートも楽しみにしています。10月後半の群馬戦を現地で観る予定だといいます。
日暮れとさんま、沖縄では気づかなかった秋
僕の中では日暮れの時間ですね。8月1日には6時45分だったのが、8月31日には6時10分になり、9月30日には5時30分になります。11月の下旬には4時30分になるこの時期が一番おセンチになる季節です。あとはやっぱりさんま。今年は値段どんなんですかね?
このリスナーが挙げた日の入りの時刻を並べると、夏の終わりから冬にかけて日暮れが早まっていく様子がよくわかります。
クワエリョウさんは、沖縄では日の入りが最も早くてもおそらく5時半ごろで、5時前に暗くなることはなかったと振り返ります。逆に夏は夜7時を過ぎても明るく、石垣ならさらに遅いことも思い出し、地域による違いを改めて感じたそうです。
さんまについては、引っ越し前のマンションのベランダで七輪を使って焼いていた思い出を話しました。高台で周りに高いビルがなく苦情は出なかったものの、今の家では周りに住宅があるため難しいと話しています。
沖縄にいた頃のクワエリョウさんは、さんまを天ぷらで食べることが多かったそうです。沖縄映画「さんまデモクラシー」を通じて、本土復帰前の沖縄が日本からさんまを輸入して食べていたことにも気づかされたといいます。
那覇大綱引きとはらこ飯、土地ごとの秋の風物詩
沖縄の秋ってそんなにイメージはないですけれども、那覇市民の僕にとっては大綱引きですかね。最近はあまり綱引き自体には参加してないですけど、世界一っていう誇りは持ってるさ。大綱引きのお祭りの時期になるとだいぶ涼しくなるから、いつも何を羽織って出かけようかと悩んでるイメージがあるね。
那覇大綱引き ── 那覇市で毎年行われる大綱引き。巨大な綱を使うことで知られ、那覇祭りの中心行事ですについて、クワエリョウさんは小学生の頃によく参加していたそうです。綱が長すぎて勝敗がついたかよくわからなかった記憶があると笑います。
クワエリョウさんの記憶では、那覇大綱引きは昔は10月10日に開かれていました。今は体育の日の前日の日曜日に開催されているといい、来年あたりは時期を合わせて沖縄に戻り、久々に参加したいと話しています。
クワエリョウさん自身の秋は、色づいた街路樹とはらこ飯 ── 宮城県の郷土料理。鮭の煮汁で炊いたご飯に鮭の身とイクラをのせたもので、秋の味覚として知られていますです。10年ほど毎月仕事で通っている仙台で、9月から11月ごろの季節限定で食べられる料理だといいます。
(はらこ飯は)鮭の炊き込みご飯の上に鮭の切り身と、あとたっぷりのイクラをのせて食べる郷土料理なんですけれども、これがね、またね、最高にうまいんですよ。
今週の月曜日に仙台ではらこ飯を食べたときに、クワエリョウさんは秋を実感したそうです。仙台の冬にはせり鍋があり、土地ごとの季節の風物詩を食べ歩くのもいいと話して前半を締めました。
知事選で何が変わった?ネットとマスコミの違い
後半の冒頭では、10月10日から11日に開催される中野ジャンプルーフェスタと、10月12日のお台場でのハーリーの告知がありました。クワエリョウさんはハーリーに漕ぎ手として出場するそうです。
続いてスペシャル企画として、沖縄県知事選に出馬し得票数3位となった兼島俊さんへのインタビューが紹介されました。選挙期間中は候補者名を出せないため、選挙後のこのタイミングになったと説明されています。
兼島さんは8年前にも知事選に出馬しています。前回と比べた今回の違いを聞かれ、兼島さんはネットの広がりで選挙戦がやりやすくなったと答えました。
いや、やりやすかったですよ。とっても。
感想は楽しかったし、やりやすかったしって。それでもちょっとね、既存のマスコミさんのやり方はまだありはするんですが。
クワエリョウさんは、主要メディアが当初3人、最終的に2人の候補ばかりを取り上げていたことに触れました。兼島さんは、マスコミは8年前と変わっていないとし、影響力を持つようになったネットメディアが他の候補も取り上げてくれたと話しています。
8年前と変わらず、主要な候補を中心に取り上げた
影響力を持つようになり、主要候補以外も取り上げた
兼島さんは、紙面の制約やスポンサーなど、マスコミにも仕方ない事情があると理解を示しています。それでも今回は声を上げたといいます。
ただこれを僕らが黙ると、僕らの次の世代だったりとか、子供たちも同じようにされるので、なのでちょっと声を上げて、ちょっと強めに。
候補者はみんな「仲間」だったのか?
主要候補以外の3人が集まってSNSで発信し、Xのトレンドにもなった動きについて問われると、兼島さんは候補者全員が仲間だという考えを語りました。所属や応援する人は違っても、沖縄のために矢面に立つ人を単純にリスペクトしているといいます。
誰が受かろうが本当に沖縄良くなればいいなと思ってたので。
兼島さんは公約として、他の候補者に「副知事になれ、逃げるな」と呼びかけていたそうです。クワエリョウさんも、出馬にはお金も必要で、思いがなければそもそも出られないと応じています。
兼島さんは、議員たちの裏話も聞くなかで、多くの人が大変なものを乗り越えて顔と名前を出していると感じたそうです。だからこそ、候補者には機会の平等を与えてほしいと訴えました。
「株式会社沖縄県」の社長交代をどう見るか
当選したのは古謝玄太さんです。兼島さんは、新知事にはガンガン進めてほしいとしつつ、その道のりは大変だろうと見ています。12年間オール沖縄側が県政を担い、県庁内の仕組みもそれに合わせた形になっていると考えているからです。
まあ極論言ってしまえば、12年間英語で育ってきた人に急に日本語教えて、あの沖縄良くしましょうって言ってるものなんで、翻訳作業から入ったりとか。
兼島さんは知事選を企業の経営にたとえています。基地反対のワンイシューで12年間続いてきた県政に対し、物価高などが重なって「一回社長を変えてみてもいいのでは」という空気を沖縄の中で感じたといいます。
オール沖縄側が12年間県政を担い、基地反対のワンイシューを軸に運営
物価高などを背景に、県民が若い新知事に一度任せてみるというチャレンジを選んだ
兼島さんは、新知事は40代と若く、2期務めても50歳だと指摘します。選挙が終わった今は、新知事を社長として経済界などがサポートしたほうがいいと話しました。
今回の知事選に出た6人のうち、新知事と玉城デニーさん以外はみな沖縄の経営者だったそうです。兼島さんは、それぞれ我が強くてもまとまれたことに、本当に沖縄のために動いているのだと肌で感じたといいます。
ネット番組での討論についても、兼島さんは他の候補たちを「頼もしい部長たち」に見えたと振り返ります。この人たちが部長として目標に向かって動けば、沖縄はとても強くなるだろうと話しています。
300万円を払って出馬したのはなぜか?
これからの県政について、兼島さんは頭が決まったならワンチームで応援するべきだという立場です。ただし、4年間で言うことが変わったり日和ったりすれば、厳しく指摘されるだろうとも述べています。
兼島さん自身も政治を諦めたわけではありません。資金は残っていないものの、また挑戦しやすい土台を作るため、地域政党や政治団体を年内に作ろうと考えていると明かしました。
兼島さんは、それまで自分のことだけを考えて生きてきたといいます。出馬は、後輩や子供たちの沖縄を考えたときに、初めて誰かのために動いた経験だったそうです。
多分自分だけだったら本当300万出さない方がいいし、のうのうと暮らして居酒屋で愚痴るだけでも良かったんですよ。
やっときゃよかったなって思うことを今のうち生きてる間に潰さないと。
クワエリョウさんは、数年前に番組に出演した兼島さんの動きに共感して出馬し、30代で議員になった人もいると紹介しました。兼島さんは「そんな大それたものじゃない」としつつ、自分も先輩たちから影響を受けてきたので、次の世代のきっかけになれたら嬉しいと話しています。
政治に挑戦したい若者へ、兼島さんが伝えたいこと
最後に、政治に挑戦したい若者への一言を求められた兼島さんは、まず挑戦していいのだと強調しました。しがらみや不安があっても、行動の速さがそれを上回ると考えています。
やっぱそういう不安とか不満とかっていうのはスピードに弱いので、行動のスピードに弱いので、もうやってから考えるぐらいの方がいいと思います。
兼島さんは、翌月の那覇市長選に25歳の候補が出ることにも触れ、全力で応援すると話しました。勇気ある挑戦者を非難するのではなく応援すれば、自分が出るときにもまた応援してもらえるという考えです。
兼島さんは、政治は選挙のときだけのものではないとも語りました。日常の中の小さな気づきを積み重ねることが、政治への第一歩になるという考えです。
物価高などの「なぜこうなっているのか」に少しずつ気づき、自分ならこうしたいということを人前で言う。兼島さんにとって出馬とは、それを「お金を払って」言うことなのだそうです。
まとめ
前半では、イチョウ並木や日暮れ、さんま、那覇大綱引き、はらこ飯など、住む場所によって秋の感じ方が大きく違うことが浮かび上がりました。後半では兼島俊さんが、ネットの広がりで変わった選挙戦の手応えと、次の世代に挑戦を促す思いを語っています。
- 沖縄には紅葉や落ち葉がほぼなく、県外に出て初めて秋らしさを知ったという声が複数寄せられた
- 秋の合図はゴルフの風、Bリーグ開幕、日の入りの早まり、郷土料理など、人や土地によってさまざま
- 兼島さんは、マスコミは8年前と変わらない一方で、ネットメディアの影響力が選挙戦をやりやすくしたと語った
- 知事選を「株式会社沖縄県の社長交代」にたとえ、決まった新知事をワンチームで支えるべきだと話した
- 若者には、何もしないことが失敗であり、行動しながら考えて先輩に頼る覚悟で挑戦してほしいと呼びかけた


