インテリア用に器を買った理由
今回は取り留めもなく話す、気軽な雑談回として進められます。きっかけは、あずまさんがインテリア用に器を買ったことでした。
器といっても料理を盛るためではなく、アクセサリーを飾るための器です。あずまさんはピアスや指輪、時計やサングラスなど、身につけるものが好きでよく買うと話します。
そのなかでもよく使う「一群」があり、会社から帰ってきて外したあと、しまわずにそのまま置いてしまうことが多いそうです。
また明日も使うしっていうので。
これまでは机の上や本棚の空いた隙間に、置き場所が定まらないままポコポコと置いていたといいます。
ただ、お気に入りのいいものを買っているのに置き場所が定まらないことが気になり、ちゃんとした置き場を作ってあげたいと以前から思っていたそうです。
Xで出会った器のセレクトショップ
置くなら素敵なトレイか何かを買いたい。そう思っていたとき、Xでずっとフォローしていた方が器のセレクトショップを始めたことを知ります。
そのお店は、トミコさんという方が営む器のセレクトショップ「mor」でした。
トミコさんがXに上げていたのは、四角い角皿と小皿に時計や香水などを置いた写真でした。あずまさんはそれを見て強く惹かれます。
もうそれがめちゃくちゃ可愛くて。うわぁ、これやと思って。
調べてみると、その器は石川県の陶芸家・吉田太郎さん(錦山窯)のものでした。
グレーの器で、焼いたときの釉薬の色味に白っぽさが混ざっているのがかっこよく、アクセサリーを置くのに映えそうだと感じたそうです。
届いた器に、シルバーが映える
重厚感があってかっこいいと感じたあずまさんは、丸い小皿と角皿を購入し、この間手元に届きました。
開けてみると本物もかっこよく、丸いお皿もブラックグレーに白っぽい模様が混じっていたといいます。
なんかね、ほんとお月様の表面みたいな。
手触りはツヤっとしているものの、見た目はゴツゴツとした月の表面のような色味だと表現します。そこにシルバーアクセサリーを置いてみて、あずまさんは大興奮したそうです。
お皿を置く場所がないと気づいた
アクセサリーの置き場としての器は見つかりました。ところが、その器そのものを置く場所がないことに気づきます。
アクセサリーを置く場所は(器が)見つかったけど、その(器を)置く場所がないぞ。
あずまさんの部屋には本棚があります。四角い本棚ではなく、雑誌を立てかけたりディスプレイもできる、上が狭く下に広がる台形型の5段の本棚です。
ディスプレイにとても向いた本棚なのに、実際にはしっちゃかめっちゃかな状態だったとあずまさんは打ち明けます。
もう漫画もギッチギチだし、文庫本も小説も雑誌も何でも結構ギチギチに積んでいて。
ゆとりを持って飾ることに向いた本棚なのに、ありとあらゆるものをギチギチに詰め込んでいたのです。
用途と違う使い方だとわかってはいたものの、利便性が高く使いやすいため、ついいろいろなものを置いてしまっていたと振り返ります。
本棚を片付けたら見えた「余白」
角皿と小皿を置こうとしたとき、あずまさんはハッと気づき、一旦片付けることにしました。
本棚から本を取り出し、よく読む本やお気に入りは残し、最近読めていないものや手放そうと思うものは別の場所へしまいます。
そうして空いたスペースに、アクセサリー用のお皿を並べてみたところ、手応えがありました。
いやなんかね、すごい「これじゃん!」と思って。
一つ一つにゆとりがあり、本も手に取りたくなり、飾っているものも大事にしようという気持ちになれたといいます。ちゃんと余白がある状態が、暮らしの感覚を変えたのです。
反対に、ギチギチの状態では、読みたい本が奥にあると手に取れませんでした。本棚なのに本に手が届かない状態だったことを、あずまさんは悔い、恥じたと話します。
ずっとこのままにしとったんやと思ったら、なんかちょっとこう、切なさみたいなものが湧き上がってきて。
部屋全体の情報量が多すぎる
本棚に気づくと、今度は部屋の他の場所の情報量の多さも目に入ってきました。
え?情報量多くない?
服をかけるポールには冬服も秋服も春服も夏服も整理されないまま全部かかっていました。さらに、ベッドが壊れていることにも改めて目が向きます。
ベッドの縁だけが割れてしまい、下の収納が開けにくくなっていたそうです。縁を持ち上げれば開くからと放置していたのです。
前から気づいてたけど、「あー」って目に入るし。
化粧品が散らばっている様子も含め、ありとあらゆるものの「粗」が一気に見えてしまったといいます。
この状態は豊かなのか
大ショックを受けたあずまさんは、この状態で暮らし続けることが果たして豊かなのかと自問します。番組で繰り返し掲げているテーマそのものです。
「心地いいんだっけこれ?」みたいな。
自分の快適さに目を向けようとしているはずなのに、自然と目をそらしていた部分もあったと気づきます。相変わらず冬布団も出したままでした。
今回、アクセサリーを飾るための器を買ったことは、あずまさんにとって大きなインパクトがあったと語られます。
久々にちゃんと自分の感覚を大事にしたなっていう感じがあって。
暮らし全体を俯瞰して見る
これまでも好きなものを買い、惰性で買い物をせず、一つ一つのアイテムはいいものにしようとしてきたとあずまさんは言います。ただ、それはあくまで個別のアイテムの話でした。
一方で、暮らしという全体像を俯瞰して見たときには、大きなところで自分を無視していたと気づいたのです。
だからこそ、トータルで心地いい状態にしていく必要があると考えます。前回話した体調の話も同じで、一食だけいいものを食べるのではなく、もっと俯瞰して見たほうがいいという気づきにつながりました。
今回の器は、その全体像に向き合うきっかけになったと締めくくられます。
こういうこと大事にしていかないと結局何も変わらないだろうなと思ったから。
あずまさんはこれを「価値観への気づきの話」だと捉えます。ちゃんと向き合うことで、自分が大事にしたいものの輪郭が見えてくるという感覚です。
個別の話ではなく、大枠そのものが見える。この感覚めっちゃ大事にしたいと、あずまさんは話しました。
まとめ
アクセサリーを飾るための器を1枚買っただけで、あずまさんは部屋全体の情報量の多さと、暮らしの余裕のなさに気づきました。個別のアイテムを大事にすることと、暮らし全体を心地よく整えることは別だという、価値観への気づきの回でした。
- インテリア用に買った器を置く場所がなく、本棚を片付けたことがきっかけになった
- 本を減らして余白をつくると、一つ一つのものを大事にしたい気持ちが生まれた
- 本棚以外も見渡すと、服のポールやベッド、化粧品など部屋全体の情報量の多さに気づいた
- 個別のアイテムを選ぶことと、暮らし全体を俯瞰して整えることは別だと実感した
- ちゃんと向き合うことで、自分が大事にしたい価値観の輪郭が見えてくる







