10月なのにまだ夏気分?気圧に弱い体と秋の遅さ
この回の収録は10月1日、放送当日というギリギリの進行だったそうです。あずまさんは、雨と曇り空が続いた9月を振り返り、何より気圧の低さがしんどかったと話します。
あずまさんは気圧にとても弱く、すぐ体調に出てしまうタイプです。前日はホームセンターでビタミンDのサプリを急いで買って飲み、当日は久しぶりに朝の日差しを浴びて散歩し、元気を取り戻している最中だといいます。
東京住んでからしばらく経つのに、いまだに東京ってどのタイミングで冬が来るかよくわかんないんだよな。
北海道生まれのあずまさんにとって、冬はお盆が過ぎるとすぐ来るものでした。東京の10月はまだ暖かく、人から「もう9月終わりますよ」と言われて初めて秋だと気づいたほど、体感はまだ夏のままだそうです。
「重い腰をどう上げる?」というおたよりへの答え
この回はお便り回です。あずまさんが「このタイミングなら話せそう」と取っておいた1通が、ここで読まれます。
私はやりたいことがたくさんあって、勉強用の本も買ったりしてやる気満々なのに、いざ時間ができると何も始められなくて、「またかー」と何も変わらない自分に落ち込むことが多いです。東さんは自分の重い腰をどうやって上げていますか?そもそも重くはないですか?
わかるな、めっちゃ。
あずまさんは赤べこのように頷きながら読んだといい、「そもそも重くはないか」という問いには、めちゃくちゃに重いタイプだと即答します。
(腰は)常に重いです。重すぎて。
初動は早いのに、続けるのはとことん苦手
あずまさんには、腰が軽い面と重い面の両方があります。軽いのは「これやってみたい」と思ったときのスタートダッシュで、本を買ったその日に読み始めることもよくあるそうです。
最近の例がボルダリングです。知り合いと歩いていてジムの前を通ったとき、「東さんってボルダリング得意そうですよね」と言われ、その2日後くらいにはもうジムに行っていたといいます。
ただ、その何かを続けるとか、継続的にやっていくとか、やらなきゃいけないこと、溜まっていることをやるっていうことに対しては、もう本当にマジでとことん重くて。
やってみたいと思ったことを始める。本を買った日に読む、言われて2日後にボルダリングへ行く
何かを続ける、溜まっているやるべきことを片づける
腰が重いと自覚しているからこそ、あずまさんは、せめてやれるような工夫をしているといいます。その工夫を、9月に取り組んだ読書を例に紹介していきます。
「読書時間を作る」は無理。だから「開いたら花丸満点」
あずまさんの悩みは積読の多さでした。本屋に行くと気になる本を次々に買い、買った日は喫茶店で読むこともありますが、途中で持ち帰ったあと、読書が習慣にならないといいます。
ちゃんとその読書時間を作って読書に向き合おうっていうのはもう不可なんですよ。私の行動原理上無理なんです。
そこで、あずまさんは自分に課す目的を「1日1回でもいいから本を開く」にしました。継続系の本でよく言われるスモールステップの考え方で、とにかくハードルを小さくします。
あずまさんによると、「5分10分読書しよう」にしただけで、もうダメなのだそうです。開いたら花丸満点というくらい、目標を小さくするのがポイントです。
すげえ大変だから、それは(10分読書は)。やれない。そんなことやれるわけない。ので、もう開く、開くでいいんです。
あずまさんは、読了した本を増やそう、今ある本を読み切ろうという考えもやめました。何を読んでもいい、好きなものを手に取っていいというルールにしています。
デスクに常に4冊。気分で選べる積読の置き方
本を開くために、あずまさんは仕事用のデスクの上に常に2〜4冊の本を置いています。置く本はジャンルも傾向もばらばらにしているそうです。
9月にデスクに置いていた4冊は次のとおりです。
| 書名 | 著者 | あずまさんの紹介と進み具合 |
|---|---|---|
| 静かな時間の使い方 | 安西祐貴 | 内省や思考を深める本。月中に読了 |
| 人生のレールを外れる衝動の見つけ方 | 谷川与一記 | 哲学者の観点から本当にやりたい衝動を考える本。半分ほど |
| 今世は母になりません | 月岡月 | 産まない決断をした女性へのインタビュー集。半分ほど |
| 私の中にある巨大な星 | 伊藤紅 | 歌人のエッセイ集。読み終わるのが惜しくて少しずつ |
温度感も雰囲気も内容も違う4冊を置く理由について、あずまさんは、読みたい本は気分によって全然違うからだと説明します。ビジネス書を読了しなきゃと思っていても、今日は癒されたいからエッセイだ、という日があるというのです。
そしたらね、絶対どれかは手に取りたくはなるので。
あずまさんは、意思決定にはエネルギーがいるので、迷わずパッと手に取れる位置に置いておくことが大事だと話します。2つ目の工夫は、選択の疲労を下げるために本を複数置いておくことです。
逆にね、選ぶことがしんどい人は一冊だけ置いときゃいいと思うんですよね。
勉強や英語学習にも応用できる?
あずまさんは、ここまでの工夫がお便りの「重い腰を軽くする」ことにあたると考えています。バナナマフィン焼けたよさんの勉強に抽象化すると、勉強の本を1回開いてペンを持ったらOKにする、という形になるといいます。
例として挙げたのが英語学習です。単語、文法、リスニングなど、向き合い方はいろいろあるので、それぞれ気分で取りやすい教材を用意しておき、「今日は単語1個なら見れる」「今日は文章なら読める」と選べるようにする案です。
ただし、あずまさんは、どの勉強かは想像で語っていると断っています。
マス目を塗るだけで嬉しい。野帳で「やったぞ」を積み上げる
腰を上げられても、またやれなくなると落ち込みます。あずまさん自身しょっちゅう落ち込むそうで、続けるために大事なのは、「やったぞ」を積み上げた実感を得ることだといいます。
あずまさんが使っているのは、野帳 ── コクヨが販売する測量用の小型ノート。硬い表紙でポケットに入るサイズのため、メモ帳や手帳として愛用する人も多いです。カレンダー型の手帳は続かないため、日記もtodoもスケジュールも、この野帳にまとめてメモしています。
これが嬉しい。七回本開いたやんって思えるから。
あずまさんによると、開いたあとはなんだかんだ読んでしまうことも多いそうです。向き合えた日が重なっていることが、自己効力感につながる感覚があるといいます。
一時期は、本を開けた日にちいかわのシールを貼るシール帳にしていたこともあるそうです。幼稚園児かと自分でつっこみつつ、7つ貼れると嬉しく、逆にマスが空くと反省につながったと振り返ります。
9月の結果は1日だけ。夜まで置くとやらない自分を知る
9月の1か月間で、マス目を塗れなかった日は1日だけでした。見返すと、その日はお笑いライブに行き、ビリヤニを食べて帰って寝てしまった日だったといいます。
この1日から、あずまさんは夜まで置いておくと絶対やらない自分に気づきました。今は、本を開くのはできるだけ朝や昼に済ませるようにしています。
(腰は)もう重いです。重いものは重いんです。大変。
note連続更新とみんチャレ。仕組みが積み上げてくれる
あずまさんは同じ考え方を、note ── 文章や画像を投稿・公開できる日本のプラットフォーム。連続で投稿すると記録が表示される機能があるでの毎日の日記やエッセイにも使っています。ちゃんとしたものを書こうとすると続かないので、3行日記でもいいから公開すればOKにしています。
記録の面では、noteで公開すると表示される「7日間連続更新です」といったポップアップが、積み上がる喜びになっているといいます。
以前、絵の練習を毎日していたときには、継続のためのアプリ「みんチャレ」を使っていました。同じ目標を持つチームで、達成したら画像で報告し合う仕組みです。
「あ、自分こんだけ書いたんだ、やれたんだ」っていうのがやっぱ可視化されると嬉しいんですよね。
みんチャレでは、上げた写真がカレンダーのマス目に敷き詰められていき、あずまさんにとってはこれもスタンプラリーのような感覚だったそうです。
続く方法は人それぞれ。自分で実験して見つける
あずまさんにとって、実績が記録として残ることは欠かせない条件です。ただ、自分の場合はどうすれば続くのかを知っておくことは、ご機嫌取りの仕方を知るのと似ているといいます。
トライアンドエラーで自分にハマるやり方を探れれば、腰が重くてもなんとかやれるかもしれない、というのがあずまさんの答えです。
本当にほっとくと私は継続ができないタイプなんで、もういかにして自分が継続させれるかっていうのを、考える営みそのものが結構好きなんで。
あずまさんは、リスナーなりの継続の工夫や、「東さんどうしてます?」という質問もお便りフォームで募集しています。
まとめ
腰が重いことを認めたうえで、あずまさんは目標を極小化し、選びやすい環境を整え、積み上げを可視化することで、9月の読書習慣をほぼ毎日続けました。大切なのは、自分に合う続け方を実験しながら見つけていく姿勢です。
- 「読書時間を作る」ではなく「1日1回本を開けば満点」まで目標を小さくする
- 気分に合わせて選べるよう、ジャンルの違う本をデスクに複数置き、意思決定の負担を減らす
- 野帳のマス目やシール、noteの連続更新など、やった実績が目に見えるとやる気が続く
- 夜まで置くとやらない、など自分の傾向を記録から知り、やり方を調整する




