台風の日のキャンプ収録は、道の駅から
坂本さんの官能小説が、フランス書院文庫官能大賞の最終候補に選ばれました。その報告の前に、収録は長野県木曽の道の駅から始まります。
バブル氷河期ラジオ、ノギツ-R。
どうも皆さんこんばんは。東横名人です。本日は長野県木曽山中にあります、道の駅日義木曽駒高原っていう道の駅からお届けしております。
お相手は私、東横名人と、今日は長野からこの方です。
はい。長野からっていうか、あなたが東京からなんですけど。坂本です。
もともと今日はキャンプ収録する予定だったんです。でも、こんな台風が来てる中、キャンプなんかできんやろうと。
いろいろ考えた結果、木曽駒冷水公園じゃなくて、木曽駒森林公園っていう(キャンプ場の)。
また井口社長が最近買収したと言われるキャンプ場の、ロッジというかキャビン。
キャビン、山小屋ですよね。
初めてですよ、山小屋に泊まるなんて。コナンでなんか殺人があったりするでしょ。
大体人ぐらい集まってきて。大学のミステリーサークルとかが。
そういうところで今日はやるんですけど、入れるのが1時からなんで、今この道の駅で撮っております。
何なんすか?あの松本のホテルの高さ。東京より高いやん。
松本って結構人気の観光地らしくて。あと登山、それから上高地に行く人。
で、このキャビンは9000円ですよ、2人で。5人で行ったら1人2000円でいける。
しかも平日はその半額やからね。
「訳あり部屋」の訳は、マットレスだった
東横名人さんは前夜、木曽福島の宿に泊まっていました。朝の待ち合わせでは、迎えに来るかどうかで行き違いがあったようです。
朝、ちょっと木曽福島集合って言って駅まで行ったら、名人が「迎えに来んかい」みたいな。
そう言ったのに駅に来るから。
いや、言ったのにって言ってないやん。
この宿に迎えに来てねっていうショートメールは送ってる。おじさん、多分忘れたんだと思う。
これのどこに、あの宿に来いっていう文面なの?宿ですって言うてるだけやん。宿の住所書いてるだけやん。
まあまあ、事足らずだったね。失礼失礼失礼。
昨日仕事終わりに来てるから、21時ぐらいなんですよ。ただ、訳あり部屋だから7000円で泊まれたんですよ。
(宿の説明に)訳ありって書いてあった。ただ風呂もトイレもないからねっていう。
布団部屋やん。
でもね、全然寝れなかったんですよ昨日。3時間ぐらいしか寝てないんですけど。
ポルターガイストが。座敷わらしとか。
ベッドの台座フレームが、多分80cmぐらいでちょっと狭めだったんですよ。そこにセミダブルのマットレスを置いてるんですよ。
幅足らんやん。
幅足らへんから、どんどんどんどん体がね、落ちてくるんですよ。
いつ寒くなるか、いつ殺されるかみたいな感じなんじゃないですか、寒さに。
その木曽に対してのイメージすごいな。まだそこまで寒くないよ。
いや、それ多分(部屋の)訳じゃないやろ。そこじゃないやろ。トイレがないとかでしょ。
柔らかすぎるから、どんどん落ち込んでいくんですよ、体が。もう地べたに寝た方が良かった。
だから出ろって言ってるやん、さっきから。
坂本さん、最終候補に選ばれる
ここで東横名人さんが、この回を11月上旬に公開する理由を明かします。
(今回の公開には)坂本さんのこの回を上げなきゃいけない理由があるんですよ。
なんとこの坂本さんがですね、フランス書院文庫官能大賞に、最終候補に選ばれてるんですよ。
官能小説家になりたいって言ってたのは、いつぐらいだったですかね。
4年か5年ぐらい前ですかね。
ラジオ食堂と一緒にやったノギツ食堂のイベントで、坂本さんの作品を探そうぜっていうコーナーがあったんですよ。
(2次通過作の)タイトルは全部ホームページに載るんですけど、(作者は)イニシャルなんですね。
で、それで当てようぜってイベント。これ、我ながらこのイベントのコンテンツは面白かったですよ。
しかも当てられましたから。
前回の36回かな、は出してなかったんですけど、今回は今年の春の5月のやつに出したんですよ。
一応いつも通り1次と2次は通って、最終候補は大体いつも10作とかその辺りに選ばれるんですけど。
2次止まりかなって思ってたけど、なんと今回、坂本さんがファイナリストに選ばれて。
M-1でいうと、これから売れる人ですよ。
売れるかどうかはわからんけど。
「俺たちが一番面白い」っていうとこですよ。
まだ今日撮ってる時点では(結果は)わかんないですよ。最終候補に残ったっていうだけで。
そもそも名人も、今まで人生で官能小説家に会ったことないでしょ。
初めてですね。今隣にいる方が。
久々にまた僕、坂本さんの小説、今回のやつ読ませていただきましたけど、大作でつらかった、読むのが。
途中までは長いなこれって思ったんだけど、最後は怒涛の展開があったので。
もうはよ終わらせようと思って(笑)。
最終候補12作、タイトルを全部読む
東横名人さんは、第37回フランス書院文庫官能大賞の最終候補作を、タイトルと作者のイニシャルで一つずつ読み上げます。坂本さんのタイトル以外にも、長い文章型のタイトルが並んでいます。
すごいよね、みんなタイトル考えるの。俺、ほんまに凡庸でしょ。
Podyっていう、ポッドキャストをまとめて記事にしてくれるサイトがあるんですよ。坂本さんと僕の会話が、ラジオのムック本の対談みたいにまとまるんですよ。
自分らが喋ってるよりも分かりやすいんですよ。
今から俺が言う官能小説の名前、Pody拾ってくれるんだよなって思ったら、なんかちょっと複雑な感じがする。
はい。じゃあPody行くから読むぞ。
読み上げられたのは「義母奴隷アツコ」「死ぬほどいい兄嫁」「不倫治療専門外来性欲処理科」「ドリームソープランド」など12作です。
これ、ドリームソープランドってずっと出てるよね。前もあったような気が。
ブラッシュアップしてずっと同じ作品を出してる人もいる。俺みたいに、毎回毎回違うものを出してる人もいる。
この中に坂本さんが残ってらっしゃるんですけど、なんと一番トップに出ている「義母奴隷敦子」なんですよ。
一番普通ですね、僕のタイトルって。やってることは多分普通じゃないと思うけど。
これフロントローに来てるってことは、予選ではトップ通過ってことなの?
絶対スタート失敗するはず。インコースから3台ぐらいに抜かれて、一周回ってきたらもう12位ぐらいまで落ちてましたみたいな。
ヒロインはなぜ32歳なのか
作品は、32歳の敦子さんと、義理の息子・健一くんの物語です。東横名人さんは、その年齢設定に異議を唱えます。
今までいろんなパターンの官能小説を書いてきて、やっぱ一番悩むのが主人公の年齢なんですよ。
いや、僕は(敦子さんの)年齢に異議がありました。
今の32歳って若いよ。体そこまで崩れてないと思うな。
それはね、あなた官能小説をわかってない。あれはファンタジーなんで。
いや、40ぐらいにして欲しかったな。
19歳の大学生が初めてそのお母さんを見た時に、ちょっと恋心を抱く。
13歳の時に健一くんは敦子さんに会うわけで、6年前ってことは。
その時に26歳。20代のお姉さんを見て、中学生がおって思ってもらわなあかんのに。
中学生がいきなり35歳ぐらいのおばちゃん見ておって思ったら、もう何その中学生って話やん。
ごめん。さっきのお出迎えの件も含めて謝ります。すいませんでした。でもそうね、32じゃないとダメだわ。
パッと見32って、えーって思ったけど、ロジカルに考えるとそうせざるを得なかったのね。
そうそう、結局ね、後で整合性っていう意味では。
「なろうはファンが作品につく」
坂本さんは、7〜8年前から小説家になろう ── 誰でも無料で小説を投稿・閲覧できる日本の小説投稿サイト。書籍化やアニメ化されたヒット作も多く生まれていますに短編を投稿し、のちに成人向けのノクターンでも書き始めました。そこで気づいた違いを語ります。
一番最初に読んだ小説なんて、星新一とか西村京太郎とか、そういうあたりから読んできて、自分で昔一回書いたことあるんですよ。
まだ20代の頃、江戸川乱歩賞が欲しくて、ミステリーを。もちろん落ちたんですけど。
(なろうでは)ラジオでは一回もそういう風にないのにね。
「近代ネットラジオの父」って言われたのにね。
俺のせい。
自分がノクターンで官能小説書き始めて気づいたんですけど、なろうってファンは作品につくんですよ。
なろうで好きな作家さんは全部買ってたんですけど、その作家さんが2作目書くとびっくりするぐらい売れないんですよ。
作家の名前知らんでしょ。例えば転スラとか、薬屋のひとりごとっていう、ああいう有名なやつでも。
これがミステリーで東野圭吾さんになったら。
ブランドになっちゃいますよね。
知念さんとか新作出たら買うけど、なろうに関してはそれがないんですよ。どんだけヒット作飛ばしても2作目売れないんです。
って考えてたんですけど、官能小説って一番作家買いしますよね。
まあだから、それは性癖が一致するかしないかっていうとこですからね。
団鬼六が好きとか、そういう性癖が合う人は、一度その作家が好きになると、その作家の作品ばっかり買うんですよ。
だから、それって作家冥利に尽きるでしょ。
(ノクターンの)感想とか読んでると、やっぱり前の作品も読んでくれてるって言うんですよね。前の作品の続き書けやみたいなことも言われる。
今回たまたまホームページ開いて、ポチッてしたら(自分の作品が)一番上に載ってたから、5度見ぐらいしてました。
僕らでいうポッドキャスターアワードにノミネートされてるみたいなもんですよ。
よく調べると、そもそもフランス書院って大賞出す気あんのかっていう。この20年間で大賞3回しかないです。この5年はないです。
今のところは、とりあえずその最終候補に残って嬉しいなって。
まあずっと続けばいいのにね、この時間が。
やっぱもの書いてる人の夢は、一生に1回でもまず本出したいよねっていうのがあるじゃないですか。
浮かれた気分に水を差した「生活保護作家」の炎上
最終候補の発表から楽しい日々が続いていた坂本さんですが、この1週間、Xで見た炎上で気分が変わったと話します。書籍化の印税の分だけ生活保護が減ったとして、書くのをやめると表明した作家をめぐる話題です。
ずっと楽しかったのに、この1週間X見てたら、生活保護作家の話題が炎上してて。
それで印税が入ってきたら、その分生活保護が減ったからプラマイゼロやと。
心が折れたからもうやめます、書くのやめますって言って大炎上してるんですよ、今それ。小説界隈では。
よくよく聞くと、その印税っていうのが、そもそも勤労として扱われなかったみたいなとこがショックやった(らしい)。
確かに印税って勤労か?って言われると、どっちか一瞬わからなくなるじゃないですか。
勤労した結果なんですけどね。
(擁護と批判の)あれがね、本当にもう、ディズニーでファストパスを買える人と買えない人の戦いみたいで。
知念さんは「僕だって最初は売れませんでした。全然印税もなかったから一生懸命働いて、医者として」って。医者かよっていう。
いや、もう立場違いすぎるやんって。
そもそも今、小説を書いて印税って、初版3000とかなんですよ。1冊売れて50円とかの世界ですよ。3000売れて15万ぐらい。
その15万もらったから生活保護引かれて、プラマイゼロ。じゃあその次の月も15万入るか言うたら、入んない。
読めば読むほど、小説書いて食べていくっていう選択肢が、もうほぼほぼ今の日本にはないと。
普通に小説書いて年1冊か2冊出てますやったら、年収本当に50万とか100万の世界。
夢ないね。
そもそも小説って自分の中の妄想を文字にしてるから、頭おかしいやつなんですよ、みんな。小説家、基本的には。
頑張った分、せめて1万でも残して貯金させてくれたら脱出できるのに、最低限のとこだけずっとあったら抜け出せないと。
抜け出させてくださいって言ってるんだと思うんですよ。
ある意味、生活保護の奴隷になってるみたいな感じですね。
再チャレンジさせてあげたいですよね。
だから、せめてその半年なり期間切って、控除するとか。
(フランス書院も)本来あれって、出張先のキオスクとかで買う小説じゃないですか。でももうキオスクがないし、コンビニでも買えないでしょ。
僕らは本当に恵まれてるから、趣味でノクターン書いたりとかしてるんで、もう賞もらえたらそれで幸せ。
万が一にでも新人賞とかで30万もらえるんやったら、それでイベントやろうかぐらいな感じじゃない?
今回その最終候補に残った浮かれた気分を、1週間後にその生活保護作家の方のおかげで。
どんよりする。
現実っていうのはこうやでっていう。
だから小説家が炎上してどうすんねんっていう話になっちゃうんやけど。
書籍化してるってことは、文章書く力は僕らよりはるかに上ですよ。そういう人に「こんなんやめますわ」って言われると。
おいおい。
おいおいってなる。
時給で考えたら、小説って一番低いでしょ。
(今回の作品は)3ヶ月間、毎朝5時に起きて2時間。土日もないですよ。
ちょっと待ってくださいよ。これフランス書院の話する話が、いつのまに小説家の話になってるんですか。
もしお金儲けようと思ってるんだったら、僕はノクターンじゃなくて、なろう小説に全振りしてますよ。
デビュー後のほうが倍率は高い?
全部の応募総数は多分700とか800で、最終候補が12でしょ。すごい倍率突破したように思うじゃないですか、自分で。
でも万が一フランス書院にお世話になって、そこから年間70冊の文庫本を出すっていう戦いの方が、倍率高いんじゃないの。
これからって、周り全部プロの官能作家やろ。
フランス書院って、1次は3行だけとか、セリフのプロットだけしかないような(応募もある)。
ハガキ1枚とかね。あと、なんかベタベタしてるやつとかね。
この小説を熟読してくると、坂本さんの頭の中ってどうなってるのかなと思って、僕はちょっと怖くなって。
ノクターンとかで書いてたらただの変態のおっさんですけど、フランス書院で文庫とかになると名乗れるでしょ、もう。
わかった。じゃあこれから官能小説レビューしたら、ちゃんとヘッドラインに書きますよ。官能小説家坂本がお届けする。
本出したいというより、名刺がもらえるっていうね。
でもなんか、官能小説家って言ったらモテそうじゃないですか。
あれ、例えばその賞金全部払ったら、中村祐介さん(表紙を)描いてくれんかな。
中村祐介さんの表紙やったら、山手線で読めるでしょ。
中村さんの表紙やったら、万が一勘違いして買う人いるでしょ。まさかこんな鬼畜凌辱的な。
いやもうだってひどかった。無理やな。中村君描いてくれへんな、これでは。
まあでも、こういう気分というか、楽しい。なかなか味わえないですよ。
うん。いやまあまあ、朝5時からやってねっていう。修行僧やみたいな。
いや修行僧ですよ。書いてる時って、偉くないもん、そんなに。しんどいな。
「おい坂本、ラジオやろうぜ」って気軽に言われへんなって感じは。
その後の作品ももうすでに完結してるんですけど、そっちはもっとすごいから。もっと長いから。
「官能小説って難しいですよね」
東横名人さんは、前作の凌辱系と比べて、今回の作品はヒロインが愛おしく思えたと感想を伝えます。そこから話は、官能小説ならではの難しさに移ります。
アツコさんがすごく愛おしく思えるっていう意味では、フランス書院のお眼鏡にかなったのかなっていう。
女性が幸せになっていく様でしたから。って綺麗に言ってるけど、内容ひどいからね。
内容ひどいからね。
すごいな。アーティストが自分の作品語ってるぞ。
官能小説って難しいですよね、やっぱり。
有名なフランス書院が発明した言葉として「肛逆」っていう。肛門の肛に逆ね。
NGにならない新しい言葉を、次から次へと発明していかないといけないじゃないですか。表紙にレイプとか書けないから。
だから、ある意味クリエイティブな業界。
今この年になると、どっちの方がエロいかって言われると、小説の方がエロいですね、やっぱり。
最近のやつ見た後に団鬼六とか昔の人たちのやつ見ると、やっぱ小説も、昔のやつって劇画っぽいですよね。
個人的に自分が求めてるのは、イメージ的には読みやすい団鬼六ですけど。
なんかクリエイターと話してるみたいですね。
うん、クリエイター。エロ作家とね。
後半はね、設定とか説明とか全部終わったら、あとはひたすら濡れ場を書いてるだけなんで。
なんでこうなったか、なんで落ちていくのか、その説得力いるかな。
こういう風に滔々と言ってるけど、中身ひどいからね。みんな読む時覚悟してね。
ちょうどこの更新した前後に、あーってなってるか、うおーってなってるか。
万が一嬉しい結果になったら、Xで浮かれてると思う。おめでとうって言って。
何も書かなかったら、そういうことやと思ってそっとしといてください。
それでは皆さん、おやすみなさい。さようなら。
まとめ
坂本さんの官能小説「義母奴隷敦子」が、フランス書院文庫官能大賞の最終候補に選ばれた喜びが語られた回でした。官能小説は性癖でつながる分、作家買いされやすいという気づきもありました。一方で、生活保護作家の炎上から、小説で食べていく難しさにも話が広がっています。結果発表は11月上旬とされ、坂本さんはXでの報告を予告しています。
- 坂本さんの「義母奴隷アツコ」が、第37回フランス書院文庫官能大賞の最終候補12作に残った
- ヒロインの32歳という年齢は、出会いの年齢などから逆算した設定
- なろうはファンが作品につき、官能小説は作家につくと坂本さんは話す
- 生活保護作家の炎上から、小説の印税だけで食べていく難しさが語られた
- 結果は11月上旬。嬉しい結果ならXで報告するとのこと







