月刊から「時々」へ、4本録りのはじまり
冒頭、番組名がたびたび変わっている経緯から入ります。今回は4本録りの1本目です。
この番組は長崎と山梨の地方新聞を読みながら勝手に日本の未来を考える番組です。こんにちは。
こんにちは。
適当に始めたポッドキャストなので、題名が変わってるんですよね。
また変わるかもしれないけど、とりあえずこれで。
とりあえず月刊じゃないで時々に変えた。
月刊とか言いながら、この間4本取っちゃいましたからね。
なんかでもAIの正しい使い方だよね。困った時に使うぐらいで、あんまりAIに依存していかないぞ、我々はっていうことかと思いますが。4つ録る予定で、これ1回目なんですか。
そうですね、4本録りいきましょう。ナム子さんの方で4本分のテーマを設定してくれたので、それに沿って。
まず山梨の方から投げていただくのを1本目に。
日本一人口の少ない町で、テレビが2か月消えた
山梨から紹介するのは、日本一人口の少ない町・早川町のニュースです。約200世帯でテレビが2か月映らなくなりました。
どうしようかな。今回、あんまりないんですね。ちょっとじゃあパラパラ行ってみますか。
パラパラ読んでみてください。なんか引っかかるかもしれないですよ。
山梨県に、日本一小さな町っていうのがありまして。
あ、全国の中でも?
そういうキャッチフレーズでPRしてる町があるんですね。これ、早川町ってとこなんですけども。決して面積が小さいわけじゃなくて、人口が少ない。
日本で一番人口の少ない町ってことで、今何ぐらいなの、1000人いないと思うんですよね。町なの。
でもそれぐらいの町も増えてきてるでしょうね、これ。
で、その町で2か月ぶりにテレビが復旧したっていうニュースがありまして。
テレビが2か月も映らない。ずいほうさんは、お年寄りの多い地域にとってこれは大ごとだったはずだと受けます。
ちょっとちょっとちょっと面白いやん。テレビ好きな人たちばっかりでしょ。
そう、お年寄りとかね。
もう大ごとだったはずです。
大ごとだったと思いますよ。で、ちょっとさらっと内容さらいますけども、この早川町の一部地域でケーブルテレビを利用したテレビ視聴ができなくなった問題で。
約2か月ぶりに全面復旧したことが10日、町への取材で分かったと。電源装置や電波増幅器の故障などが原因と見られていると。
(映らなかったのは)都川、美里、五胡の3地区の約200世帯、だからかなり。
1人100としても200人以上は。2か月も。
7月13日以降、住民からテレビが映らないとの問い合わせが寄せられていた。電源装置や電波増幅器の故障、装置同士をつなぐケーブルの接触不良が確認されたそうなんですね。
「誰が直すの」—事業者が病死し、宙に浮いた修理
ここから話は、修理を誰が担い、費用を誰が負担するのかという問題に移ります。ケーブルテレビは民間事業で、その代表が亡くなっていました。
で、ここからがまた大変な話なんですけど、そのケーブルテレビ事業者の代表の家族によると、民間でケーブルテレビの事業所やってるそうなんですけども、この代表の男性は事業清算を弁護士に相談していたが、6月に病死した。
ちょちょちょちょ。
そう、今だからその会社がですね。
なんてこったい。
もうそもそも事業清算をするっていう話にもなってるし、その途中で6月に病死してしまったっていうことで、これどうすんの、誰が直すの、みたいなことになったんですよね。
結局、町が弁護士と連絡を取りながら復旧の道を探ることになりました。修理費用を誰が払うのかも、これから協議されます。
で、この早川町では清算を依頼した弁護士と連絡を取りながら復旧方法を検討して、町に修理を申し出た業者が9月10日までに復旧作業をしたと。
ということで、町は修理費用の支払いについて弁護士と協議するということで、これ修理費を誰が払うの、っていう話になってるとですね。
それはもうずいほうさんしかないよね。
僕ですか、これいくらなんですかね、僕。早川町はね、昔、身延町っていう総本山があるところの隣なんですけども。
僕、身延町で身延山久遠寺がやってる老人ホームで10年ぐらい働いてたことあるので、その時に結構送迎で行ったんですよね。この美里っていう地域はよく行ったんですけど、ここね、めちゃくちゃ山の中です。
今ね、ちょうどリニアのトンネル工事とかでダンプカーがたくさん通ったりするような地域なんですよね。
全部が山の町と、廃校を生かした温泉
ずいほうさんが「本当に山」と繰り返すほど、早川町は山に囲まれた地域です。民間の事業者がやめれば、そのままテレビが見られなくなる可能性もあります。
三郷ってこれさんごうって書くのかな。
三つの里ですね。
三の里ですね。
そう。町は町民が安定してテレビを視聴できる環境を考えるとしてる。だから民間の人がケーブルテレビをやめちゃったら多分ケーブルテレビ見れなくなっちゃうっていう。これは町でやるんじゃないですかね、まあ。
本当に山。3回言ってしまったけど。
いやもう本当に早川町って全部山と言っても過言ではないので。
山ばかりの町にも、廃校を生かした温泉施設があります。話は少し明るい方向へ転がります。
でも温泉があるよ。ヘルシー美里って。
そう、ヘルシー美里っていうのは、そこに廃校になったところが。
むっちゃすごい。素敵。
素敵ですよ。なんかね、校舎の教室みたいなとこ使ったり。
え、むっちゃいい、ここ。なんか映画の撮影でもできそうな。
ああ、でも本当にそんな感じですね。校庭も遊んで使えるし、みたいな感じですね。
しかしテレビが2か月映らないという出来事は、決して小さくありません。過疎地では、こうした異変すら外に伝わりにくいのかもしれません。
(テレビが映らないのは)小さくないんだけど。
小さな町の、小さいけど町の人にとってはまあ重大な。
まあでもこういうところがさ、だんだんだんだん人がいなくなってるんだろうね。テレビが見ないからってニュースにもならない、二ヶ月後になるぐらいの感じで、普通に200人。
なんかタイムマシンに乗って2か月、陸の孤島みたいなことなんだろうね。
まあでも、おっしゃる通り、お年寄り世帯ばっかりだと思うんで。だから若い人たちは今ネットがあれば、まあそんなに困らないけども。
佐世保・黒島に渡る、不動産のプロの地域おこし
テレビのニュースを受けて、ナム子さんが長崎の明るい話題を切り出します。佐世保に多い離島のひとつ、黒島に、不動産の専門家が地域おこし協力隊として渡るというニュースです。
そういうネタあったな、1個。ずいほうさん好きそうだなと思って。佐世保にも離島がたくさんあって、まあ長崎、離島が一番あるんですね、島が。
そこに北海道出身の地域おこし協力隊員が佐世保の離島に就任したと。
佐世保市役所で辞令交付があって、竹田さんっていう方なんですけれども、竹田さんは土地や建物関連の資格を持っており、「自分の得意分野を生かして空き家の活用などで島おこしにつなげたい」ということで来られたみたいですね。
竹田さんの経歴が読み上げられます。不動産の世界を歩んできた人であることが、ここで明かされます。
竹田さんは大阪府立大卒業後、不動産関連企業に就職。2007年、札幌市で不動産仲介業などの会社を起業した。もうそれだけでもすごいですよね。
土地家屋調査士や宅地建物取引士、行政書士などの資格を持ってる。すごい資格持ってそうだね。
一通り自分でできちゃいそうですね。
「海と自然が好きで、将来は島で暮らしたいと30歳の頃から考えていた。世界文化遺産長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の構成資産、黒島の集落の歴史に魅力を感じ協力隊に応募した」と。「永住希望」と書いています。
明るいニュースですね。
明るいニュース。「空き家の状況を調べ、島に少ない滞在施設として生かす方法などを考えたい」と。
ずいほうさんは、街づくりや町おこしが実は不動産に近い仕事だと指摘します。だからこそ、不動産の知識を持つ人の強みが際立つといいます。
いいですね。街づくりとか町おこしとかって結構不動産事業なので、不動産の知見がある人っていうのはめちゃくちゃアドバンテージがあると思いますね。
この方(竹田さん)どっちなんだろうね。将来見据えてそういう資格を取っていったのか、必要にかられてそれをやっていったのか。
どっちですかね。まあでもこういう方はある程度見据えてやってるのかもしれないですね。
すごいよね。だって30歳の頃から考えてたってことか。今が44歳、あんまり、ちょっと下な私が。
なんとなくさ、世の中がさきゆき、このまま発展しないっていうのが見えてきた世代だろうから、このまま企業にいてもなっていうのは考えてたんじゃない?
なるほどね。まあそうですよね。時流もそういうとこありますかね、今ね。
陸の孤島と離島に、若い専門家が入るチャンス
山梨の「陸の孤島」と長崎の離島を重ね、過疎地に専門性を持った人が入る意味を語り合います。
だからもうそこの、(早川町の)美郷町にもそういう人がいたら、っていうのは、いるといいんだけど。
佐世保、島いっぱいあるんで。だから、まあ長崎なんかはやっぱり島の過疎化が心配なわけですよね。で、今山梨はきっと陸の中に島があるみたいなことでしょ。
そうですね、陸の孤島みたいな感じですよね。
に、こういう若者が、若者っていうかまだ40代だから、入っていく、もっとどんどん増えたらいいよね。
うん。だからまあ逆に今そういうところにチャンスを見出す人が多いんでしょうね。
一方でずいほうさんは、地価が上がると小さな担い手が手を出せなくなるとも言います。だからこそ、まだ知られていない場所を探す動きが出てくるといいます。
チャンスだよね。
都会とか、また、今日の新聞なんすけど、山梨も富士山の辺とかめちゃくちゃ商業地の地価が上がってるっていう、今日一面記事になってるんですけども、やっぱ地価が上がっちゃうと弱小は手が出せないですしね。
大手がどうしても手が出るので、自然豊かでなかなかまだ見つかってないところを探して、自分一人でもできるような、そういう宿をやったりとか、そういう事業しながら。
この方(竹田さん)は強いよね。
うん、強いと思いますね。羨ましい。宅建も持ってるし。
なんかね、離島専門の不動産屋さんとかやったら面白いですね。
いや、ほんとよね。すごくいいよね。いっぱいありそうじゃない?空き家なんてこれから。
いや、空き家なんかもううなるほどありますからね。これからね。
長崎ってあの島が多いんで、日本で一番ガソリンが高いと言われていますけれどね。その分をカバーしなきゃいけないからとか。
地価は上がるのに空き家も増える—大村・富士山・清里
地価公示の話題に移ります。長崎・大村がトップとなった一方で、富士山周辺のインバウンド景気が一過性で終わる不安も語られます。
今地価の話が出たんで、ついでに言っちゃいますけど、今日の新聞。住宅、商業ともに大村がトップということで、変動率がプラスになった中でも大村が3.1パーセント上昇っていう。
おー、我らが大村が。
我らが大村やばい、そんな上がられてもと思ったけど、やっぱ新幹線効果が大きいって書いてます。
そうなんですね。え、空港と新幹線駅って近いんですか?
うん、まあ遠くはないね。だって大村って全体的に20分あればどこでも行けるって感じ。その中では15分圏内で全部どこも移動できるみたいな印象だね。
空港も高速も新幹線も普通の電車も走って。まあ地下鉄はないですけど。結構全部があるっていう意味では発展の街ですね。
そうか、でも大村もなんか山間地多いですね。
多いの。多いんだけど、その空港があることによって開けてるというか。東京も近いですし、って感じなんですね。
話題が地価に及んだのは偶然ではなく、ちょうど地価公示の発表があったからでした。ずいほうさんは、富士山周辺の急激な需要にバブルではないかという不安を感じています。
やっぱり地方紙はそれ(地価公示)が出ますよね。15日に発表があったんですよ。
その話題で一発目行くなら、やっぱり富士山周辺が不動産の需要がめちゃくちゃ上がってて、やっぱバブルじゃないかっていう心配をしている人がいて。
僕も富士山の辺がインバウンドですごいって聞いてたんですけど、夏の初め頃行ってきたら、本当に海外の人めちゃくちゃ多くて。
駅前なんかスーツケース転がしてる海外の人ばっかり。中国は今団体旅行とかないから欧米の方がほとんどですけども。スーツケース預かりサービスみたいなのがいっぱいあったり、駅の近くに。
牛肉カルビの串のやつとかを売ってね。
ああ、なんかちょっとそういう観光者向けの、日本っぽさを装った茶屋が増えてるよね。本当は中身は意外と海外産のだったりする。
そうそう。結構県外資本のところとかが入ってきてる。あとは大手ホテルなんかも、山梨の富士山の辺にホテルを作っていくみたいな話もあるし。
ずいほうさんが心配するのは、ブームが去った後の風景です。かつて「第二の原宿」と呼ばれた清里の記憶が、その不安に重なります。
これでインバウンドが一過性のブームだとして終わっちゃったら、伽藍洞みたいになっちゃって、いろんな資本が引いたらなんかね、廃墟みたい。
また建物だけ残るみたいな。
そうそう。山梨はね、昔あの、清里ってところがあって、一時期1980年代ぐらいかな、第二の原宿っていって盛り上がって。
芸能人の店とかがあった時期。
そうそう。で、そこももうブームが終わったらぐーっと、今でも廃墟みたいになってるんで。なんかそういうあれがありますよね。
建築費は高騰、それでも宅地は造られる—地方の豊かさ
最後は、建築費の高騰と空き家の増加、それでも止まらない宅地分譲という矛盾から、地方の土地の豊かさへ話が広がります。
一方で空き家を頑張って売ろうという。
そう、空き家も増えて。住宅の建築コスト、多分1.5倍とかなってますかね、ここ5年ぐらいでね。もっとなってるかな。
そうです、そうです。大村の市役所も大変なことになってます。
でもなんかみんな新築戸建て、建て売りとか建ててますもんね。宅地分譲止まらないし。
ずいほうさんによれば、地元でリノベした中古住宅に住む人は同級生にほとんどいないといいます。そこから、地方には意外と土地が残っているという話につながります。
あれ前も話したっけ?なんかリノベした家に住んでる人って僕の同級生とかで誰もいないですね。
えー。あの団地のリノベとか流行ってるのにね、今。
移住してきて知り合った人とかに限られますね、本当に。中古住宅リノベして住んでるとか。
ってことはさ、逆に意外とみんな土地は持ってたりとか。
まあ田舎なんで、農地をね、宅地に変えたりとか。
なんだかんだで豊かなんですよね。
そう、地方はね。親が持ってる畑をね、宅地にするとかね。
逆に言うと、都会の人、私も含めてだけど、都会に遠くにいてたら帰ってきたらいいじゃない。
でもそうかも。
まだまだ大丈夫よ、地方は。そういう意味では。
意外と地方の方が豊か。特に山梨なんかそんな不便ないし。東京近いし。
そう思った。そんな話してると長くなっちゃうよ。
はい。ということで、じゃあ1本目はこんな感じで。ありがとうございます。
まとめ
山梨・早川町でテレビが2か月映らなくなった出来事は、事業者の病死で修理の担い手が宙に浮くという、人口減少地域ならではの難しさを映していました。一方、佐世保・黒島に不動産の専門資格を持つ人が地域おこし協力隊として渡るニュースは、過疎地に専門性が入る可能性を感じさせます。後半は大村や富士山周辺、南アルプス市の地価上昇へと広がり、地価が上がることと地域が豊かになることは同じではないのではないか、という問いが残りました。それでも「地方の方が豊かかもしれない」という実感で締めくくられます。
- 人口の少ない町では、民間インフラの担い手が失われると誰が支えるかが問題になる
- 空き家や過疎地では、不動産の知識を持つ人の地域おこしが大きな力になりうる
- 新幹線やインバウンドで地価は上がるが、一過性のブームで終わる不安もある(清里の記憶)
- 建築費高騰でも宅地分譲は止まらず、土地を持つ地方はなお豊かだという見方も語られた






