ちょっとした整理のつもりが、深いところへ
今回のテーマは、AIとの壁打ちです。アヲアヒルさんは、あることについて長く壁打ちをしていたと話します。
具体的な内容は「ちょっと恥ずかしいので今回は話さない」とのこと。代わりに、それがどんな体験だったのかが語られていきます。
最初は本当にちょっとしたことでした。少し整理したいくらいの気持ちで投げかけたところ、話しているうちにどんどん深いところへ進んでいったといいます。
そして最後には、自分でも気づいていなかった「自分はこういう考えだったのか」という地点にたどり着いたそうです。
音声で話し、テキストで返してもらう対話
やりとりの方法はシンプルです。思っていることを音声入力で話し、返ってくるのはテキスト、という形で進めていました。
AIが話した内容を整理してテキストで返してくれる。それを読んで、違うと感じたところは違うと伝え、その通りだと思うところは肯定する。
すると、また質問が返ってくる。それに答える。この繰り返しの中で、少しずつ見えてくるものがあったといいます。
一度聞いて答えをもらうのではなく、会話を積み重ねていく点が壁打ちの本質だと語られています。
共感するだけでなく、意見を返してくれるAI
以前のAIは、壁打ちはできても何でも共感し、こちらに寄り添うだけの印象が強かったとアヲアヒルさんは振り返ります。
しかし最近のAIは、ちゃんと意見を言ってくれる。「それはそうかもしれないけれど」と、まるで人のように返してくると感じたそうです。
そうしたやりとりの中で、感覚としてはあったのに言語化できていなかったことが、AIの言葉によって形になっていきました。
自分の中で感覚としてはあったけど、言語化できてなかったことを、AIが言葉にして返してくれて。名言じゃないけど、めっちゃ刺さる言葉をいくつも言われて、本当にハッとさせられて、びっくりしましたね。
こういう風に考えていたのか、という深層心理のような部分が見えてきた。それが今回の体験の核心だと話されています。
正解を当てたのではなく、精度を高めていった
大事なのは、AIが正解を当てたわけではない、という点です。最初からAIが分かっていたわけではないとアヲアヒルさんは強調します。
いろいろ話してやりとりする中で、AIが「何を考えているか」の精度を少しずつ高めていった。そういう感覚だといいます。
もちろん訂正することもありました。言われたことに「それはちょっと違うかも」と返すと、そこからまた方向が変わっていきます。
話す
思っていることを音声入力で話す
返る
AIが整理してテキストで返す
反応する
違う・その通り、と反応する
汲み取る
反応をAIがさらに汲み取る
見えてくる
何を大事にしているかが見えてくる
AIの発言を受けて、それにどう反応したか。その反応をさらにAIが汲み取る。このやりとりを繰り返すことで深掘りが進むと語られています。
自分のことは、意外と自分でも分かっていない
この体験を通して、アヲアヒルさんは「自分のことは意外と分かっていない」と感じたといいます。
「自分のことは自分が一番分かっている」とよく言うけれど、そうではなかった、と改めて思ったそうです。
自分の中だけで考えるとぐるぐると回ってしまう。けれど言葉にして外に出すことで、矛盾や繰り返しが見えてくると話します。
何度も同じ言葉を使うと、この人はこれを大事にしているのだと気づかされる。それをAIという対話相手が拾って返してくれるのです。
正解を教わるのではなく、たどり着く
この体験は、コーチングに近いものだったとアヲアヒルさんは表現します。
正解を教えられたわけでも、こうしなさいと言われたわけでもない。自分の中にあるものを、質問によって掘り起こしてもらった感覚だといいます。
導いてもらい、たどり着くのを手伝ってもらった。その結果、見え方が変わったと語られています。
世界が変わる、大げさじゃなくね。今までと違う世界になったじゃないけど、ガラッと変わりました。
盲信せず、自分の鏡として使う
一方で、AIが言ったことをそのまま全部信じるわけではない、とも話します。
AIは自分の鏡のようなもの。言われた言葉を盲信するのではなく、「本当にそうかな」と確かめる姿勢も大事かもしれないと語られています。
そしてこの壁打ちは、内面にたどり着いただけでなく、実際の行動が動き出すところまでつながっているといいます。
AIが言ったことをそのまま全部信じるわけじゃないけど、自分の鏡みたいな感じですよね。完全に盲信するんじゃなくて、本当にそうかなっていう、そういうところも大事かもしれないですね。
文章を作ったり調べたりするのとは違う使い方として、壁打ちを繰り返し勧めています。刺さる言葉に反応し、どこまでも深掘りできる体験だといいます。
まとめ
AIとの壁打ちは、正解を教わる場ではなく、自分でも言葉にできていなかった本音にたどり着くための対話でした。話し、返され、反応する。その繰り返しの中で、自分が何を大事にしているかが少しずつ見えてきます。
- 最初はちょっとした整理のつもりでも、対話を重ねると深いところへたどり着ける
- 音声で話しテキストで返すやりとりを繰り返すのが壁打ちの基本
- 最近のAIは共感だけでなく意見も返してくれ、人のように対話できる
- AIが正解を当てるのではなく、反応を汲み取って精度を高めていく
- AIの言葉を盲信せず、自分の鏡として確かめながら使うことが大切
