ポッドキャストは4種類に分けられる?
しくみさんは、この回のテーマを「ビデオポッドキャストいいっすよ」という話だと切り出します。そのうえで、ひと口にポッドキャストと言っても何種類かあると整理を始めます。
しくみさんによる最初の分け方は、一人で喋るか、複数人で喋るかです。一人で喋る例は、しくみさん自身が続けている声の日記のような番組です。複数人で喋る代表例としては『コテン』が挙げられます。
しくみさんは、人数の違いに加えて、話し方にも2つのパターンがあると考えています。日々感じたことを「つれづれなるままに」話すパターンと、テーマを決めて企画を練るパターンです。
企画型の例として、しくみさんは再び『コテン』を挙げ、歴史というテーマをしっかり調べて話している番組だと紹介します。一方で、深井龍之介さんとけんすうさんの『まぼろし会議』は、おそらく台本のない、つれづれ型だろうと見ています。
(ポッドキャストには)ざっくりと4種類、4つあるのかなというふうに思います。
人数と話し方の2つの軸で整理すると、しくみさんの挙げたポッドキャストの4つの型は次のようになります。
手軽な一人と、話が持つ複数人。続けるうえで効くのは?
しくみさんは、4つの型のどれも楽しくてよいとしたうえで、これから始めたい人には一人で喋る形を勧めます。一人でできるので手軽だからです。
ただし、しくみさんによると、一人で喋るポッドキャストは意外と難しいものです。前もって喋ることを考えておかないと、未経験の人がいきなり話せるものではないといいます。
僕もですね、正直こうやって話す前、10分とか15分ぐらい、なんか「ああ話そうかな。ああでもないこうでもない」みたいなことを(考えています)。
しくみさんは、長いと30分ほどぼんやり考えてから、ようやく録音ボタンを押すと明かしています。
一方で、二人以上で喋るポッドキャストは始めやすいと、しくみさんは考えています。台本を用意しなくても、共通のテーマをひとつ投げれば、10分から15分ほどは話が持つからです。
一人でできて手軽。ただし話す内容を事前に考える必要があり、しくみさんは録音前に10〜30分ほど考えている
台本なしでも、共通のテーマを入れれば10〜15分は話が持つ。ただし時間を合わせるコストがかかる
しくみさんは、いずれお金につなげたいなど、ポッドキャストをしっかり続けたい場合は、テーマを決めて台本も用意したほうがいいと話します。
しくみさんの見立てでは、有名YouTuberの参入も相次ぐポッドキャスト市場は群雄割拠で、レッドオーシャン ── 競合が多く、限られた市場を激しく奪い合っている状態を指すビジネス用語。反対に競合の少ない未開拓市場はブルーオーシャンと呼ばれます化しつつあります。ただ、今の盛り上がりで入ってきた人たちは長く続かないのではないか、となんとなく感じているそうです。
その理由としてしくみさんが挙げるのは、企画型の手間と、複数人で時間を合わせるコストです。加えて、ビデオポッドキャストにしても収入を得にくく、費用対効果が合わないと判断されやすいといいます。
やっぱ、ね、単純になかなかポッドキャスト、ビデオポッドキャストにしても、お金にならないんですよね。
だからこそ、しくみさんのように別の仕事で給料を得ている人は、費用対効果を考えずに続けられるのではないか、としくみさんは話しています。本業があることが、続けられる強みになるという見方です。
Ritsuさんと始めたビデオポッドキャスト『IPFACTORY』とは
しくみさん自身は、一人で話す声の日記に加えて、ビデオポッドキャストも配信しています。それがRitsuさんと二人で始めた『IPFACTORY』で、名前は「IPの工場」という意味です。
Ritsuさんは、キャラクターブランドTheMafiaAnimalsや、テレビアニメ化もした『クリプトニンジャ』のデザイナーです。
しくみさんによると、『IPFACTORY』は、いろいろな人がIP ── Intellectual Propertyの略で、知的財産のこと。エンタメ分野ではキャラクターや作品世界など、グッズ化やアニメ化などに展開できる権利の源を指しますにチャレンジできるよう、主にキャラクターIPについて解説する番組です。「IPとは何か」、愛されるキャラクターIPの作り方、コミュニティをどうするかといった話をしています。
しくみさんは、これからIPを育てたい人や、イケメンだというRitsuさんを見てみたい人に向けて、『IPFACTORY』を見たり聞いたりしてほしいと呼びかけます。
最後にしくみさんは、この回が『IPFACTORY』の宣伝のために「ポッドキャストっていいんだよ」という話をする回だったと明かします。
ただただ宣伝だけしても聞いてもらえないので、まあこうやっていろんなことを織り交ぜながら、その中にちらっと自分の宣伝を入れていくみたいなのが、やっぱ今のスタイルなのかな(と思います)。
しくみさんは、今後も声の日記として、その時々のトレンドに近い話をしていきたいと締めくくっています。
まとめ
しくみさんは、ポッドキャストを人数と話し方で4つの型に分けました。一人は手軽でも準備が要り、複数人は話が持つ一方で手間がかかります。そのうえで、本業がある人は費用対効果を気にせず続けやすいと考え、自身のビデオポッドキャスト『IPFACTORY』を紹介しています。
- ポッドキャストは「一人か複数か」と「つれづれ型か企画型か」で4つの型に分けられる
- 一人は手軽だが、話す内容を事前に考える必要がある。複数人はテーマを入れるだけで10〜15分は話が持つ
- しっかり続けて収益化を目指すなら、テーマと台本を用意したほうがいい
- 収入を得にくいポッドキャストでは、本業のある人のほうが続けやすいとしくみさんは見ている
- 『IPFACTORY』は、RitsuさんとキャラクターIPの作り方などを解説するビデオポッドキャスト



