日本に広めてきたクラウドファンディングの15年
クラウドファンディングが日本に来てから、もう15年ぐらいになりますかね。2011年ぐらいからあったと記憶しています。
当時は誰もクラウドファンディングのことを知らなくて、やっているというだけで炎上したし、詐欺師とか言われたし、もう大変だったんです。
それをなんとかかんとか、この選択肢を日本の皆さんに持ってもらえるといいなと、友人とは喋っていました。
今となっては、クラウドファンディングは一般的な選択肢になったのかなと思います。
でもここに来て、ちょっと思うことがあるんです。クラウドファンディングって、この先生き残るんだっけ、と。
「投資村」でわかった、テキストより動画
この間、『投資村』っていうのをやったんですよ。これはまた今度ちゃんと喋りますけど、めちゃくちゃ良くてね。
事業投資型クラウドファンディングに挑戦されている方の事業を聞いて、その場で投資しますみたいなイベントだったので、大変な盛り上がりでした。
狙いとしてあったのは、事業のプレゼンをこれまでずっとテキストで見てきたけど、投資って結局、人に出すよなというところなんです。
だったらテキストよりも、実際に喋っているところの方が響いてくるだろうと。それをライブの公開収録でやって、YouTubeに上げようという狙いでした。
これがすごく良くて。テキストで見るのと、事業者さんが思いを込めて喋るのとでは、雲泥の差なんです。やっぱり本人が喋っている方が届くんですね。
これは通常のクラウドファンディングもそうなんですよ。僕もよくライブ配信で今やっているクラウドファンディングの話をして、概要欄にリンクを貼るんですけど、テキストで置いているときより、動画で発信した方が支援が伸びるんです。
だったらライブコマースやスパチャで良くない?
テキストより動画なんだろうな、と。でもそうなってきたときに、クラウドファンディングの意味っていよいよ何なの?という話になってくるんです。
クラウドファンディングって元々、やりたい事業があって、そのお金を集めるのが目的でしょう。
でも、そのたびにリターンや返礼品をたくさん用意するのも工数がかかるし、用意したリターンがはけないことで赤字を作っちゃう場合も無きにしもあらずなんです。
予算を集めることに振り切るのであれば、これ、ライブコマース ── ライブ配信をしながら商品を紹介して、その場で販売する売り方で良くない?となってくる。
クラウドファンディングって予約販売サイトみたいなものですから、リターンを売っているわけですよね。だったらYouTubeの概要欄に商品のリンクを貼って、これ買ってください、で良くないかと。
ただただ支援みたいなものもありますけど、それだったらもういよいよスパチャ ── スーパーチャットの略。ライブ配信の視聴者が配信者にお金を送れる投げ銭機能で良くない?という話にもなってくる。
通常のクラウドファンディングは、明らかにこの2つで代替されてしまうよなと思ったんですよ。
ただ、事業投資型クラウドファンディングはそれとは違います。支援の額が全然違って、桁が違うので、ここはまだ可能性があるなと思っています。
プラットフォーム側も、運用がしんどくなっていく
クラウドファンディングってすごく大きいお金が動いていて、プラットフォームはさぞ儲かってるんでしょ?と思われるかもしれません。でも、運用するのはめっちゃ工数がかかるんです。
プラットフォームって何もしなくていいわけじゃなくて、人がめちゃくちゃ動いてるんですよ。
どういうクラウドファンディングを載せるか、巻物のように長い文章を書いちゃう人に「そうじゃないですよ」と言ったり、「そんなリターンは誰も支援しませんよ」と伝えたり。
みんなやったことがないから、めちゃくちゃな設計なわけです。それにスタッフが付きっきりでやる。コンサル付きみたいな感じなんですよ。
そうすると、そもそも人件費がめっちゃかかる。プラットフォーム側からしても、一般的なクラウドファンディングを運用するのって大変だな、となりつつあるんです。
利用者さんからすれば「スパチャで良くない?」「ライブコマースで良くない?」となり、プラットフォーム側からすれば運用が大変になる。
そうなってきたときに、次の世代がクラウドファンディングという選択肢を取るんだっけ、と考え始めています。
事業投資型クラウドファンディングはここから結構あるなと思っているんですが、一般的なクラウドファンディングはどうなるのか。正直、なくなるんじゃないかなと思っています。
皆さんはいかがでしょうか。
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それでは素敵な一日をお過ごしください。じゃあまたね。
まとめ
テキストより動画の方が支援が伸びる時代になり、予算集めはライブコマース、ただの支援はスパチャで代替できてしまう。だからこそ、僕は一般的なクラウドファンディングが生き残るのか考え始めています。
- クラウドファンディングは動画で発信した方が支援が伸びる
- 予算集めならライブコマース、ただの支援ならスパチャで代替できる
- プラットフォーム側もコンサル付きで運用の工数と人件費がかさむ
- 事業投資型は桁が違い可能性が残るが、一般的なものはなくなるかもしれない





