店長ゲスト回に届いた感想は?
番組「Space Volcano!」は、人生で一番大切なものは友達ではないかという仮説を持つケージくんが、音声配信で友達とのコミュニケーションを実験・検証する番組です。今回はまず、第68回と第69回の店長ゲスト回に届いた感想を紹介しています。
前編への感想として、ポッドキャスト「暇だモンで」のほなえもんさんが、自分について語ってくれたことを喜び、「てか私も混ぜて」と投稿しました。ケージくんは、いつかほなえもんさんをゲストに招いて友達の定義を聞いてみたいと話しています。
シュウさんの「友達は情報より相性かな」という感想について、ケージくんは店長が話していた情報処理の話を受けたものだと解釈しました。相性のいい人とは、情報処理能力をあまり求められないということかもしれない、と受け止めています。
ほかにも、ゆーみんさんがコミュニケーションコストの話を楽しんだと書き、山村達也さんは「見た目とか態度みたいなのでファーストフィルターがかかるタイプ」とコメントしました。ケージくんは、第一印象が大切なのは普通のことだと応じています。
後編への感想では、sottoさんが信長の野望 ── コーエーテクモゲームスの歴史シミュレーションゲーム。戦国大名として国を治め、天下統一を目指しますを「3倍の兵力差で叩き潰すタイプ」だと明かし、群馬の扱いにもツッコミを入れました。シュウさんは「三人でうんこ拾う回やろう」と投稿し、楽しい仲間となら何をやっても楽しいという話への反応だと紹介されています。
Moさんは、ケージくんと店長がそろって留年経験者だった話に対して、「お金がもったいないから留年しないんだよ」と怒りマーク付きで書いてきました。大学生の子どもを持つMoさんらしい、親目線の意見として紹介されています。
「誰と一緒にやるか」を思い出したおたより
感想ポストもくれたざっこく。さんからは、長いおたよりも届いていました。ざっこく。さんはポッドキャスト「ざっこく。のまぜごはんラジオ」を配信し、他の番組にもよく投稿している有名リスナーです。
ざっこく。さんの心に響いたのは、店長ゲスト回で語られた「仲間と一緒ならうんこを拾うような仕事だって楽しくなる」という話でした。おたよりでは、その話から思い出した20年ほど前の働き方が綴られています。
僕は新卒で入った会社で今も働いています。今では定時に帰れる日がほとんどですが、20年ほど前はそれはもうスーパーブラック、真っ黒クロスケでした。当時はルート営業を終えてから新規のお客様を探すために飛び込み営業をしていました。でも、その上司と一緒に仕事をする時間が僕は大好きだったんです。
ざっこく。 さんから
午前中に調子よく契約が取れると、「よし、今日の昼はチャーシューも追加しようぜ」とご馳走してもらったり、大変だったはずなのに、思い出すのはそんな場面なんですよね。
ざっこく。 さんから
何をするかと同じくらい、誰と一緒にするか。気の合う仲間とこれ面白いねと言いながら何かを作っていく。僕はそういう時間が好きなんだなと、今回のお話を聞いて改めて気づきました。
ざっこく。 さんから
20年ほど前は休日も夜遅くまで上司と営業に回り、一緒に相談し、契約が取れたら喜び合っていた
上司は社内で偉い立場になり、本人も役割や部署が変わってセミナー講師も経験。それでも誰と一緒にやるかは大事なまま
ざっこく。さんの体験は、営業そのものよりも、好きな上司と同じ目標に向かって工夫し喜び合う時間が楽しかった、という気づきにつながっています。ざっこく。さんは同じ出来事をnoteの記事にも詳しく書いています。
ケージくんは、よく聴いている番組で名前を耳にしていたざっこく。さんからおたよりが届いたことを喜びました。これを機に「ざっこく。のまぜごはんラジオ」をきちんと聴いてみると話し、最新のゲスト回から聴くつもりだそうです。
塩尻のゲストハウスで泊まりがけD&D
ケージくんは10月31日の土曜日と11月1日の日曜日の2日間、長野県塩尻市のゲストハウス「宿とスタジオKICHI」で、ダンジョンズ&ドラゴンズ ── 1974年に生まれたテーブルトークRPGの代表作。進行役のダンジョンマスターが物語を語り、プレイヤーはキャラクターを演じて冒険しますの初心者会を開きました。泊まりがけでD&Dを遊ぶ企画です。
このD&D初心者会については、参加したシュウさんが自身のラジオで、KICHIの湯浅さんがポッドキャスト「ローカルナイトニッポン」で、それぞれ語っています。今回はケージくんの目線からの振り返りです。
主催者でありダンジョンマスターも務めたケージくんは、前日の金曜日から会場入りしました。直前まで浜松にいたシュウさんにも頼んで1日早く来てもらい、2人で準備を進めています。
初心者向けに何を準備したのか?
初心者会でケージくんが一番目指したのは、ビジュアル面の充実でした。最も力を入れたのは、戦闘シーンで使うバトルマップの準備です。
バトルマップはマス目のある戦闘場所の地図で、机に広げてキャラクターやモンスターのフィギュアを動かし、戦闘を再現するために使います。ケージくんは全ダンジョン分を用意し、A3用紙50枚分ほどを出力してセロテープでつなぎ合わせました。
| 担当 | 作業 | ねらい |
|---|---|---|
| ケージくん(自宅) | A3用紙50枚分ほどのバトルマップ作成 | 全ダンジョンの戦闘を盤上で見せる |
| ケージくん(前日) | NPCのビジュアル作り、シナリオの読み込み | 登場人物を見てわかるようにする |
| シュウさん(前日) | フィギュアの色塗り、立ち絵のスタンド作り | プレイヤーの前にキャラを立てて置けるようにする |
NPCとは、プレイヤー以外の登場人物のことです。シュウさんが作った立ち絵のスタンドは、プレイ中に各プレイヤーの前にキャラクターの絵を立てるためのものでした。
元祖のお店で食べた山賊焼き
前日の夜、ケージくんはKICHIの湯浅さん、シュウさんと3人で、塩尻発祥とされる長野の名物料理山賊焼き ── 長野県中信地方の郷土料理。鶏肉を大きいまま揚げたもので、塩尻と松本がそれぞれ本場として知られていますを食べに「元祖山賊」へ行きました。
ケージくんの説明では、山賊焼きは鶏の一枚肉をニンニクを効かせた醤油ダレに漬け込み、片栗粉をまぶして揚げる料理です。台湾の大きな唐揚げ「ダージーパイ」に近く、そのニンニク醤油版のようだったといいます。
ほんとすっごい美味しかったですね。
山賊焼きの店から戻ったあとも、ケージくんたちはまた少し準備を続けて前日を過ごしました。
スーパー「ツルヤ」でタコパの買い出し
初心者会当日の午前中、ケージくんたち3人は夜のたこ焼きパーティーの買い出しに出かけました。タコパはケージくんのプロデュースです。
向かったのは塩尻のスーパー「ツルヤ ── 長野県を中心に展開するスーパーマーケットチェーン。オリジナル商品の評判が高く、県外から訪れる人もいます」です。ケージくんは、なんでもそろう充実したスーパーはなぜあんなに楽しいのかと語っています。
ケージくんには、以前東京でたこ焼きを作ったとき、刻んだ紅生姜が売っていなかった経験がありました。ツルヤには関西と同じ刻み紅生姜があり、いつもの材料をそろえられたそうです。
4章分を1日でやる計画はどうなった?
初心者会には、オンラインのD&D部の仲間からシュウさん、ナズグルさん、たけPさん、完全初心者として岡純さん、ニンジンカレーくん、ドラムンさん、湯浅さんの7人が参加しました。ダンジョンマスターのケージくんを含めて8人です。
シナリオは、市販のD&Dスターターセット ── D&Dを始めるための入門セット。ルールの要約、サイコロ、遊べるシナリオなどが一式入っていますに収録された『竜たちの島ストームレック』でした。古代のドラゴンたちの争いで生まれたストームレック島の秘密を探検する、4章立ての物語です。
1章はおよそ1セッションで、1セッションは2〜4時間ほど遊ぶ分量です。本来4回に分けて遊ぶシナリオを、1日で全部やってしまおうというのが今回の計画でした。
13時集合。15時半ごろ第1章、17時45分ごろ第2章、20時からタコパ、21時から第3章、23時から第4章で午前1時に終了。翌日は感想会を録音して12時ごろ解散
第2章が21時前まで延び、タコパも1時間以上。第3章は22時過ぎに始まり午前1時ごろ終了。第4章は翌朝9時から始め、13時過ぎまで
キャラクターメイキングは、参加者が事前にしっかり考えてきたため早く終わり、第1章までは比較的スムーズでした。ずれが出たのは第2章からです。
第3章を終えた午前1時ごろ、朝方まで続けるか翌朝に回すかを話し合い、シュウさんやニンジンカレーくんが「眠い、無理」という様子になったため、第4章は日曜日に持ち越しました。ケージくんは、計画通りに進まなかったのは今思えば当たり前だったと振り返っています。
すっごく楽しかったです。すごく楽しかった。
シナリオは「駒の動かし方」止まりだった
ケージくんがダンジョンマスターとしての反省点に挙げたのは、市販シナリオの読み込みが足りなかったことです。情報は頭に入っていたものの、NPCを自由に動かしたり、設定をうまく使って印象的な場面を演出したりはできなかったといいます。
ただ冷静に考えると、市販シナリオで初めてダンジョンマスターを務めるときはこのくらいなのかもしれない、とも話しています。ケージくんは、シナリオを理解している状態を将棋にたとえました。
(シナリオの中身がわかってるのは)将棋とかでいうと、駒の動かし方とかルールがちゃんとわかってますっていう状態なだけなんで。
将棋で駒の動かし方を知ったうえで戦略を研究するように、ダンジョンマスターも状況ごとの対処を研究しておく必要がある、というのがケージくんの考えです。今回はそこまで手が回らなかったと感じています。
モンスターのHPはいじるべきか?
もう1つの反省点は、普段のD&D部でも最近よく考えている「モンスターの強さ問題」です。モンスターにはヒットポイント ── キャラクターやモンスターの体力を表す数値。攻撃を受けると減り、0になると倒れますがあらかじめ設定されていますが、プレイヤーが想定より強いと、予定より早く倒れてしまうことがあります。
モンスターのヒットポイントはプレイヤーに伏せられているため、ダンジョンマスターは0になってもまだ生きていることにして、戦闘を長引かせる演出もできます。それでもケージくんは、あえてそれをしないようにしているそうです。
数値管理を厳密にすると、まあ想定外のことが起こるんですけど、まあ想定外のことが起こった方が面白いですよね。
ケージくんは、面白くするために数値をいじっても、それは自分が面白くしているつもりになっているだけかもしれないと考えています。数値通りにやった方が、想定以上に面白いことが起こる可能性があるという迷いが、今後考えたい課題として残りました。
大成功の理由はたこ焼きのリベンジにも
反省点はあったものの、ケージくんはイベント全体を大成功だったと感じています。KICHIの湯浅さんからは次のイベント開催の打診もあり、お泊まりD&Dを定期的に続けたいと考えるようになりました。
もう1つの成功は、たこ焼きです。ケージくんは去年、CLOZERSのラジオと合同で開いたオフ会で作ったたこ焼きの出来に満足できず、後悔が残っていました。
今回、あのKitchでやったたこ焼きはもうほんと最高の、最高のたこ焼きが作れたんで。
参加者も美味しいと言ってくれたため、ケージくんはたこ焼きのリベンジも果たせたと話しています。D&Dも楽しくでき、たこ焼きも美味しく作れたことが、ケージくんにとっての大成功でした。
次は各地で、KICHIならではの形で
今後に向けてケージくんが挙げたのは、KICHIでしかできないD&Dイベントの定期開催と、他の場所での初心者会の開催です。
KICHI以外の初心者会は、各地で幹事をしてくれる人がいれば呼ばれて開く形を考えています。ケージくんは「D&D初心者会幹事やります」と手を挙げる人からの連絡を待っています。
KICHIでは、初心者向けだけでなく経験者向けの会も考えています。スタジオと卓球台のある部屋の2か所で同じシナリオを同時に進める会や、2階の畳の間も使った3か所同時のコンベンション ── テーブルトークRPGの愛好者が集まり、複数の卓で同時にゲームを遊ぶイベントのこと的な会を楽しそうだと話しています。
十二国記とスター・ウォーズの共通点
エンディングでケージくんは、初心者会の準備で止まっていた『十二国記 ── 小野不由美さんによる長編ファンタジーシリーズ。古代中国風の十二の国を舞台に、王と麒麟をめぐる物語が描かれます』の続きを読めたと話しました。10月頭ごろからエピソード0を読み始め、エピソード5の短編集まで8冊を読み終えたところです。
設定マニアを自認するケージくんは、中華ファンタジー的な濃い世界設定に惹かれています。エピソードごとに主人公も時代も少しずつ違う一大叙事詩という点が、スター・ウォーズに似ていると感じたそうです。
スター・ウォーズでは、ジェダイと共に戦っていたクローン・トルーパーが一斉に裏切る「オーダー66 ── スター・ウォーズに登場する命令。発令されたクローン・トルーパーがジェダイを一斉に攻撃し、ジェダイ・オーダーを壊滅させました」という大事件があります。十二国記にも歴史上の大事件があり、それがさまざまな物語に出てくるところも似ているのかもしれない、とケージくんは話しています。
最後に、シュウさんと配信する「シューケージダーイ」の第4回が配信済みであること、川見くんと配信する「青春番長初恋BURN」の第100回が近く配信されることが告知されました。
まとめ
第70回は、店長ゲスト回への感想とざっこく。さんのおたよりで「誰と一緒にやるか」の大切さを確かめたあと、塩尻でのD&D初心者会を振り返る回でした。計画通りには進まず反省点も残りましたが、ケージくんにとっては次の開催につながる大成功のイベントでした。
- ざっこく。さんのおたよりは、仕事の楽しさは何をするかと同じくらい誰とするかにあると気づいた体験を綴っていた
- 初心者会ではA3用紙50枚分ほどのバトルマップやキャラクターの立ち絵を用意し、見た目で楽しめる工夫をした
- 4章分を1日で遊ぶ計画は崩れ、第4章は翌朝に持ち越したが、参加者と一緒に最後まで遊びきった
- 反省点はシナリオ研究の不足と、モンスターのヒットポイントを数値通りに扱うかどうかの迷いだった
- 今後はKICHIでの定期開催と各地での初心者会を目指し、運営の型づくりと集客を課題にしている


